台湾のリアルな手術費大公開

こんにちは、applemint 代表の佐藤です😎

今日は表題にもある通り、台湾で手術を行った際にかかったリアルな費用を公開したいと思います!

一部の人にはお伝えしていますが、僕は最近首を悪化させ手術をする事になりました。手術自体はものすごく難しいというわけではなかったのですが、首というとても敏感な場所を手術したので、全身麻酔が必要でした。

手術を考えた際、日本へ行く事も考えましたが、コロナ渦で日本へ行くリスクも考慮し、最終的に台湾で手術を受ける事にしました。何より保険が効いたのが幸いでした。

今日のこのブログでは僕が手術に至るまでの過程と費用とその内訳、そして実際に僕が負担した金額までお話をしたいと思います。

今回の手術に至るまで

今回の僕がした手術の名前は『人工椎間板置換術』と言います。別名 ADR とも呼ばれています。病名は首のヘルニアで、首と首の骨の間にあるジェル!? が神経まで突出し、神経の流れが悪くなって腕の痺れに繋がりました。

今回の手術では神経まで突出したジェル(ヘルニア)を除去し、首と首の間に人工の置物を入れ、神経の流れを良くしました。

元々首はずっと痛くて、1年前から病院に通ってお薬を処方してもらっていましたが、ある日突然腕が痛くなったので、後日 MRI 検査をしたら、かなり悪化していたので手術に踏み切りました。

首が悪くなった原因はデスクワークの時の姿勢と思われます。なのでみなさん、くれぐれもモニターの高さを調整し、正しい姿勢を心がけてください。参考までに現在の僕のデスクの写真を公開します。

手術の費用と内訳

それでは本題に入りましょう。今回の手術にかかった費用は合計で446,640台湾ドル (2022年7月14日現在:日本円で約203万円) です。どうですか?結構な金額ですよね?このうち健康保険で一部お薬や入院費用が負担され、最終的に僕が負担する費用は、366,114 (2022年7月14日現在:日本円で約169万円) でした。

なので、繰り返しになりますが、みなさんデスクワーク時の姿勢は注意しましょう😅

次に内訳を公開します (一部省略):

一番下の左部分が手術や治療にかかった合計金額で、その横の80,526 が国民健康保険で国が負担する金額です。これは、台湾で手術をする場合は、大体20%ぐらいは国民健康保険が費用を負担しますが、残りの8割は自費になるという事です。

今回この費用を見て、改めて首のヘルニアの手術は、ハードルが高いと思いました。恐らく台湾には費用を負担できず、治療したくても出来ない人が、一定数いると思います。

また、ヘルニアはネットの情報を見ると自然治癒も可能らしいので、痛みと闘いながらリハビリやマッサージをする人もいるでしょう。なのでもう一度言いますが、くれぐれもデスクワーク時は姿勢を大切にし、僕みたいにならないでください。或いは医療保険に入ってもしもに備えましょう。

実際の負担額と手術の感想

僕の負担金額

上記の写真では、手術代から国民健康保険の費用を引いた、366,114台湾ドルが僕の負担する金額と書いてます。しかし、今回僕が実際に負担する金額は66,114台湾ドルです。

理由は僕が民間の保険に加入していて、それが30万元カバーしてくれるためです。僕の保険はガン保険なのですが、おそらく保険の詳しい内容は、ガン保険+先端医療です。

今回1番費用がかかったのが手術よりも、手術の際に使うインプラント(材料費)で、どうやらこれが最先端医療の保険適用内でした。正直ラッキーだったと思います。がん保険でヘルニアの治療代をカバーしてくれるなんて例外中の例外です。

僕がラッキーだったと言う理由は、僕の保険営業担当者が、僕のビジネスパートナーの弟だからです。恐らく彼が上司に掛け合って融通を効かしてくれた思います。今回の一件で彼を応援したくなったので、今後死亡保険と医療保険を追加で購入しようと思っています。

手術の感想

手術は朝の8時に行われました。手術室はものすごく寒かったです。手術室が寒い理由は、患者が汗をかかないためです。汗をかくとばい菌が入るからです。手術室が寒いのは衛生上の理由です。

部屋に入って、全身麻酔の説明を受け、気づいたら寝てました。手術は3時間ほどで、僕が起きたのは1:30ぐらいでした。

起きた際は頭が二日酔いみたいに痛く、吐き気がやばかったです。全身麻酔に対してアレルギーがある人は多いようで、中には起きた後に嘔吐を繰り返す人もいます。

僕の場合は、手術後が吐き気のピークで、後は大丈夫でした。手術前にオプションとして付けた、全身麻酔の痛みを軽減できる 7,000元のお薬のが役に立ったのかもしれません。

leo

ちなみに入院をすると、何か痛みがあればすぐに看護師や医師がオプションを提案してきます 笑

内視鏡で首を切開した事もあり、手術初日はとにかく喉が痛く、何も喉を通りませんでした。それが、1日寝るとかなり回復し、2日目からはおにぎりも食べれるようになりました。

改めて思う事

今回人生で初めて手術を受けてわかった事がいくつかあります。まず一つ目はセカンドオピニオンは紹介状や誰かの紹介でないと意味がないという事です。

今回セカンドオピニオンとして台湾で一番良いと言われる台大醫院に行きましたが、これが最悪でした。このブログでは大学病院を批判するつもりはありませんが、大学病院は通常コネや紹介状がなければおすすめしません。

大学病院について知りたい方は「ブラックジャックによろしく」という漫画を一度ご覧ください。

leo

あくまで個人的な意見ですので、台大醫院が好きで通われている方は、そのまま通い続けるのが良いと思います。

また、手術を受けた馬偕醫院と台大醫院を比較した際、台大醫院は明らかにキャパオーバーなのを感じました。大学病院はとにかく病院内に人がいすぎだと思いました。しかも、いるのは高齢者ばかりな印象を受けました。

以前『【台湾の医療制度崩壊は近い!?】進まない台湾の国民健康保険の改革』でも書きましたが、台湾の医療費は良心的すぎるため、病院に来なくていい人が来ていると僕は思います。

しかし国民健康保険の費用を上げると、高齢者からの票を失うため与党は手を出せません。今後も台湾政府はこの矛盾と戦わなければいけないでしょう。

また、手術してわかったのは、実に多くの項目が国民保険保険適用外だったという事です。例えば入院や手術代は保険適用内でしたが、首の骨の間に埋めるインプラントは保険適用外でした(これが一番費用がかかるのに…)

leo

それを入れないとそもそも手術ができない…苦笑

このブログを通して保険を PR する気は微塵もありませんが、台湾ではもしもの時のために、民間の保険に入った方がいいと思います。いざ手術をすることになったら、台湾の保険がカバーできるのは本の一部です。

最後になりますが、手術はやらないに越した事はありません。お金はかかるし、体調は最悪だし避けれるなら避けるのが1番です。

このブログをきっかけに体のメンテナンスや仕事の姿勢を意識して頂けると幸いです😅

以上 applemint 代表佐藤から、台湾で手術を受けた感想についてでした!