【台湾でお店をする人必見】台湾でよく潰れるお店の2つの共通点

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

最近、自分自身何年台湾に住んでいるのかわからなくなり、冷静に数えて見た所なんと9-10年住んでいる事がわかった佐藤です。その内の6年間ぐらいは台湾で経営をし、1年間は現地の企業で働き、2.5年間は大学院+ワーホリです。

一番最初に台湾に来たのは今から11年前の2010年で、その当時は日本のお店がほとんどなかったのを覚えています😱

それが10年経った今ではどうでしょうか?台北には日本のお店が溢れています。しかしそんな日本のお店も撤退をする会社は後を絶ちません😓

例えば 2013年から-2018年ぐらいにかけてかなりのラーメン店が台湾に進出し、去っていきました。また、多くのお店は北部は攻略できても南部を攻略できずにいたりします😲

https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00750/

今日も僕はオフィスの近くを歩いていたら、あるお店が潰れていました。なぜ台湾でお店は潰れるのでしょうか?

僕は潰れるお店は潰れるべくして潰れていて、そうでないお店は失敗を避けているから潰れないと思っています。要するに潰れるお店には共通点があるという事です😓

今日は僕が台湾に9-10年住んで思う、潰れるお店の共通点をお話ししていきたいと思います。あくまで僕の考えなので 100%正しいかはわかりませんが、僕は一応台湾で起業してもう7年目になります。しかも誰からも出資を受けてません。

一応そうやって0→1で結果を出している僕の見解なので、ちょっと覗いてみる価値はあると思っています😅

潰れるお店の共通点その1. 成功している店を研究せず、真似をしない

以前オフィスの近くにあったドリンク店がつぶれました。このお店はロゴがかわいくて内装がとてもおしゃれなドリンク店でした(以下参照:)

参考:Google my businessより

しかし潰れました。なぜだと思いますか?僕はこのお店が他のドリンク店を真似なかったのが原因だと思っていますが、もっと具体的に言うと、「路面からドリンクが買えなかった」のが原因だと思っています。

台湾にはドリンク店が腐るほどあります。そのどれもが歩道に面していて、ドリンクを買う人はそのまま窓口で買えます。

このお店はそれを無視して入口を作り、店内でドリンクを飲めるスペースまで作りました。僕はこれがよくなかったと思っています。なぜならこのお店ではドリンクはお店に入らないと買えなかったからです。

つまりここでは他店と比べて、「入場」という購入までのステップが増えたという事です。これでかなり購入者が減ったと思います。

今後台湾でお店を始める人は、始める前に必ず似た業態のお店を調べる事をお勧めします。そして繁盛しているお店を一つ一つ、「なぜ繁盛しているのか」分解するといいでしょう。

台湾に何店舗もドリンクスタンドを展開する 50嵐や Cocoは入口があるか?店内にイートインのスペースはあるか?

ほとんどないですよね? 失敗するお店は大抵他社を研究せず、不要な差別化を図ろうとします。

しかし差別化をした事によってお客さんがその差別をベネフィットと感じなければ意味はありません。ついでに言うと、「誰かがやっていないからやる!」「俺は他と違うことをする!」という考えはビジネスで一番危ないと思っています。

なぜならそれは過去に十中八九誰かが挑戦していてうまくいかなかったから残ってない場合が大半だからです。

潰れるお店の共通点その2. 内装が豪華

以前以下のブログでも書きましたが、飲食店で内装を豪華にしている所は成功例が本当に少ないです。

なぜか?それは飲食店のビジネスモデルと利益構造にあります。飲食店が利益を増やす方法は一般に2つしかありません:

  1. 直営店を増やす
  2. フランチャイズ店を増やす

直営店を増やすというのは、自分が管理するお店を増やすという事です。つまり自分の管理下でもっとお店を出すって事です。

フランチャイズもお店を増やすという意味では同じですが、こちらは他人にマニュアルやレシピを渡して、お店を任せた上で、手数料をもらって利益を増やすというやり方です。

そのほかお店を1店舗だけ経営して利益を増やすというのもあります。この場合はミシュランや高級レストランを目指す必要があると思います。

では内装を豪華にするとなぜ、成功しないのか?

まず、直営店モデルで自分で店舗を拡大しようと思うと、内装にお金をかけすぎると次のお店の内装の初期コストがとても重くのしかかります。

次にフランチャイズで誰かにお店を任せるやり方も、内装の初期コストがかかりすぎると誰もしたいと思いません…

leo

フランチャイズは通常始める人が初期コストを負担します。

つまり、内装を豪華にする場合は、予め客単価を上げられるような料理やレストランを目指す必要があるという事です。

まとめ

まとめます。台湾でよく潰れるお店の共通点は2点あると思います:
1つ目は失敗するお店は他の繁盛しているお店をよく研究していない。
2つ目は内装を豪華にしすぎている。

ただしくれぐれもご注意頂きたいのが、他のお店を研究しないで、内装を豪華にしても売れる店は当然あると思いますし、それはそれで運かなと思います😅

僕は個人的に、マニュアルに沿ってビジネスをしないと成功確率は下がると思っています…

ちなみに僕は会社のベンチマークに競合企業(上場企業)の粗利率や営業利益率、広告宣伝費などを参考にしています。セグメント毎の売上なんかも見ています。

みなさんも今一度自分のビジネスでうまくいっているお店を研究してみてはいかがでしょうか?

以上 applemint 代表佐藤からでした!