【台湾の企業との仕事は一筋縄ではいかない】リアル実録

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日はみなさんに僕らと台湾企業の悪戦苦闘をご紹介します😆

台湾に進出するBtoCの企業さんは嫌でも台湾の消費者を相手にしなければいけませんが、BtoBの企業さんは SaaS とかでもない限り、日系企業さんを相手にすれば結構売上は立ちます。

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台湾には日系企業が何千社もあります!

しかも日系企業と取引をするのって楽なんですね。その理由は後ほど赤裸々に書きますが、一番大きな理由は支払いをちゃんとしてくれる事です(苦笑)台湾企業は必ずと言っていいほど支払いが遅れるケースが多いです…😱
一方で日系企業はちゃんと期日通りに支払ってくれます😃

僕らは元々日系企業しか相手にしてませんでしたが、2020年から本格的に台湾企業とお仕事をするようになりました。では僕らがなぜ面倒な台湾企業と取引を始めたのか?一番大きな理由はコロナウイルスです。

僕らのその当時の売上の源は広告主様の宣伝費用で、宣伝費用が少なくなればウェブサイトの制作も、ウェブ広告も、DX化も、SNS 更新も何でもストップします。

日系企業はコロナウイルスが日本で拡大した際に、宣伝費を縮小し、僕らはその影響をモロに受けました。そこでその当時コロナウイルスダメージが比較的少ない台湾企業と本格的に取引を始めた訳ですが、これが中々難しいわけです…

今日はその辺りのお話と僕が思う対処法についてお話をしたいと思います!

失注は突然に

突然ですが、僕らは初めての台湾企業の案件を受注し、半年後に失注しました😭 というか契約が更新されませんでした(みなさん口外禁止ですよw🤫😂)台湾では結構誰しもが知る会社さんで、まーまーショックでした。

理由を聞いた所、日本市場は一旦置いておいて次は東南アジア市場にフォーカスしたいからだそうです。本当かどうかはわかりませんが、まー嘘でしょう😅

僕らはこの会社さんとの契約更新に失敗しましたが、台湾の企業との取引は本当に短命な場合が多いです。また、お問い合わせは来るものの、受注できない事例は結構あります。

僕の勝手な感覚ですが、日系企業は10社お問い合わせが来たら3-4社ぐらいは成約まで行きますが、台湾の会社は良くて1社ぐらいです。

なぜこんな事が起こるのか?僕の仮説は以下です:

  1. 台湾企業のお問合せは軽い
  2. 僕&台湾人パートナーの営業力が弱い(台湾企業の営業担当は彼に任せている)
  3. 僕らのサービスの値段が思ったよりも高い
  4. 僕らのサービスの内容を聞いてもベネフィットを感じない
  5. その他
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ちなみに以前僕が台湾の某メディアに書いた以下のコラムがバズった時は台湾企業から大量のお問い合わせが来ましたが、その後全て消えました(苦笑)

台北工作環境完勝東京!?日本上班族來台創業後才發現的「四大不思議」

みなさんはどれが正しいと思いますか?

正直どれも原因だとは思いますが、ここでは事実として「台湾企業との取引は短命」、「台湾企業はお問合せはよくするけど受注につながりにくい」という事を覚えておいてください。

日系企業は長命で、台湾企業は短命のなぜ

なぜ台湾の企業との取引は短命に終わる事が多いのか?僕はその理由が2つあると思っています。

  1. 台湾企業は日本企業以上にコスパと短期的な利益を意識する
  2. 成功体験が少ない

#1 は台湾に住む日本人なら誰しもが納得すると思います。以前換日線のコラムで台湾企業は損切りが得意で短期的な利益を生むことには長けているが、長期的にビジネスは得意ではないというお話をしました。

そのため、僕は台湾企業は文化の構築やブランドの構築が日本企業よりも下手だと思っています….これはそこそこ当たっていると思います。

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「有名な台湾ブランドは?」と聞かれてみなさんいくつも答えられますか?

次に #2 です。台湾 (中華民国) は建国から 100年経ってますが、そのうち台湾の経済が本当に発展したのは1990年代中盤からです。その間、どれだけの会社がデジタルマーケティングで海外のプロモーションに成功したでしょうか?ほんの一握りだと思います。

一度でもデジタルマーケティングの成功体験があれば、短期的に結果が出なくても我慢しますが、成功体験がなければすぐに効果を疑います。これは日系企業の台湾進出にも言えることで、海外の成功事例がない企業ほど短期的な利益に走り、終いにはディスカウント合戦になっています。

一方で海外で長期的に我慢して成功した体験がある日系企業は台湾でも長期的に我慢して成功をしている気がします。

うちと既に1年以上の付き合いがある台湾企業の Kdan Mobile はアメリカでコンテンツマーケティングを通して海外で成功体験があるから、コンテンツマーケティングという比較的長期的な施策を行なっています。

台湾企業もデジタルマーケティングで海外進出に成功した体験があれば、うちと比較的に長期的にお仕事ができると思いますが、うちにお問合せをする台湾の会社は大抵初めて日本に進出する会社ばかりです。

ではどうすればいいのか?

台湾企業との取引は短命で、中には期日通りにお金を払払わない企業もいます。そのため、台湾にある日系の BtoB企業は日系企業とお仕事をしたがります。超わかります😆

しかし台湾に進出したなら、台湾企業とお仕事をした方が顧客の分母が多いので有利な事は変わりません。しかも台湾で台湾企業とお仕事する方がなんかちゃんと台湾に進出している感じがするじゃないですか?笑

ではどうするか?

台湾企業との取引の鍵は「生き金」を意識することだと思っています。詳しくは以下に書いてますので興味がある方は是非ご覧ください!

このブログを以前書いたのは2022年2月で、あれから1年以上経ちました。おかげで生き金を意識して1年以上取引がある顧客も出てきました!

台湾企業との取引は文化の違いもあり、ストレスはありますが色んな学びがあります。このブログがみなさんの参考になれば幸いです!

以上 applemint 代表佐藤からでした!