台湾徳島展の裏側

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は徳島展の裏側についてお話をしたいと思います。
ポッドキャストでは、「徳島展したら結構集客できました!」みたいな話をしたのですが、ここでは生々しいお金の話や、開催した意図などお話ができればと思います。

今後台湾で何か仕掛けたいと考えている方にはかなり参考になると思います!

まずはお金の話から

まずは今回かかったお金の話をします。最初に会場費用についてですが、結論から言うとかかってません (いないはず)😅
「徳島展をしたい!」と言った発起人が、運営者と知り合いだった事から、会場の費用はかかりませんでした。

仮にここを商業目的で借りる事になっても、僕らも運営会社さんと業務提携を結んでいるので、1日数万”円”で借りれます。”元” じゃないですよ😅

運営会社さんに直接お問合せをして借りようとしたら、恐らくもう少し割高な値段になりますが、僕らは去年リスクを負って最初の事例を作ったので、一応オリジナルプライスで借りれるように交渉をしました!この金額は華山や松菸よりは数倍 (下手したら数十倍) 安いでしょう。

次に内装費用ですが、これもかかっていません。商品を会場に置いただけです。

唯一かかったのは、商品の配送料と、広告費です。これに本来であれば人件費(アルバイト代)がかかる感じです。

アルバイトは、意外にサクッと探せます。台湾にはアルバイトを募集するプラットフォームがあって、『小雞上工』と言います。今後イベントなどをしたい人は覚えておいてください。
1時間200元ぐらいのバイトで募集すれば、よっぽどきつい仕事じゃない限りすぐに集まります。

仮に徳島展の規模のイベントで、2人雇って合計7時間稼働してもらった場合、一人1,400元です(合計2,800元)。

その他、配送費は配送した企業さんに負担してもらいました。広告費から会場費から、人件費から、何から何までこっちが負担してやったので、それぐらいはOKかと…

最後に広告費ですが、今回は広告を始めてから5,000円しかかけませんでした。5000円ぐらい消化した時点で、かなりのコメント/イイね&シェアが来たので、ある程度人が来る事が見込めたので止めました。

ちなみに Facebook のシェアと販売/集客には通常相関関係があります(紗倉まなさんのイベントはたくさんのシェアがありますが、販売が鈍化していて、その理由はシェア拡散キャンペーンだからです)

まとめると、今回の1日徳島展ですが、きちんとお金をかけて集客広告を行い、仮にアルバイトを募集して行っても、全部込みでも 5-7万元といったところでしょう。ちなみに1日だけ開催するより2-3日にかけて+1万元ぐらいかけて開催した方が、きちんと儲けが出ると思います。

開催した意図

今回このイベントを開催した意図は2つあります。もちろん善意で徳島出身の主催者を応援したい気持ちもありましたが、会社のお金がかかっている以上、そんな私情だけで僕は動きません。

まず一つ目の理由は、京都工芸品展の再現です。去年同じ場所で、京都工芸品の展覧会をした際に、かなりの人が来たのですが、果たしてそれは再現性があるのか?という仮説を検証したいと思いました。

もう一つは特定の都道府県の物産展を勝手に開き、実例を作る事です。正直自治体と積極的にお仕事をしたいとはあまり思っていませんが、実例がある事は今後なんらかの役に立ちます。

当然動画も撮ったので、後日YouTube にアップしていつでもアーカイブをお見せすることができます。

今回のイベントの発起人は、徳島県で元々議員の秘書をしていた事もあり、議員さんを通じて様々な企業から商品を送ってもらうことができました。
彼に足りなかったのは、集客力(宣伝)だったので、ちょうど実例を作りたいと思っていた僕らからすれば、僕らが宣伝をする事で、 win-win なイベントをする事ができました!

ちなみに applemint lab のメンバーの中でも何か面白い事を仕掛けたいと思っている方がいれば、僕までプレゼンOKです。こちらの意図とマッチすれば一緒に何かしましょう!

このイベントは “勝手に開いた” と書きましたが、今回徳島県は一切お金を出していません。僕らがしたいからやっただけです。お金もこちらが全部出しているので、文句を言われる筋合いもありません😂

インバウンドや日本の物を台湾で販売したい!という方は、台湾にいっぱいいます。しかしお金はいくら待ってても自治体から降ってきません。

僕の下には「起業をしたいです!」というメールがしょっちゅう来ますが、だったら少し自分のポケットマネーを出して仕掛けろよ!って心の中で思っています。
今回のイベントだって、すごいコストがかかったわけではありません。
ちなみに “会社のお金” と言ってますが、僕は会社オーナーなので、会社のお金 = 僕のお金です😅

なので、紗倉まなさんのイベントもそうですが、僕がしっかりお金を出しています。

何かをしたければ、誰かがお金を出すのを待っててもお金なんて来ないので、少しポケットマネーを出せばいいと思っています。

何はともあれ、今回のイベントでどれだけのコストでどれだけの人が呼べるか改めて分かりましたし、コミュニケーションの仕方や広告のオーディエンスもしっかり記録として残っています。

今週は同じ場所で規格外野菜の販売をし、来週は lab メンバーの音楽教室でボランティアでDJ教室をして来る予定です!