【2024年版】台湾人材採用の秘訣最新版

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は2024年版、台湾における人材採用の最新情報をお届けしたいと思います!

というのも先日、僕が台湾に来たばかりの applemint lab のメンバーの方とお話しした際、その方が台湾の採用事情についてよくわからない感じだったのでこのブログを書こうと思いました。

台湾で会社を経営する必要がない人には、少し意味のない情報になるかもしれませんが、最後に日本の話も少しするので、ご参考までに読んでいただけると幸いです。

台湾と日本で採用事情は異なるかもしれませんが、共通点はあると思っています!

まずは、台湾で人材を採用する際のやり方おさらい

まずは、台湾人材採用の基礎情報からお話をします。台湾で人を採用する!となった場合には主に5つのやり方があります。

  1. 104人力銀行にお金を払い掲載
  2. 104人力銀行にお金を払い掲載 + 良さそうな人への DM
  3. Facebook 広告
  4. 人材派遣会社
  5. 自分の人脈でスカウト

#1の 104 人力銀行への求人情報掲載ですが、費用は半年で10,000NTD ぐらいです(厳密には確か8,900NTD)。この基礎費用に対して、オプションでいくらか払うと、決まった期間内にトップページに求人情報を掲載できます。

更に、別途費用を払えば、104内にLPみたいなのを作ることも可能です。

ただ、個人的な感想をお話しすると、掲載しているだけで応募が来るのは本当に一握りの会社で、その他は掲載だけしていてもほとんど応募は来ません。そこで、次に取りたいステップが DM です。

104にお金を払えば、104に登録している人材に対してフィルタリングをかけ、直接 DM を送ることができます。例えば、”マーケティング” や”日本語” とフィルターをかけて、マーケティングに興味がありつつ、日本語ができる人材を探すことができます。

もしもこれをご覧の方が台湾で中小企業を経営していて、数名だけ採用したい場合は、104のDMが一番いいと思います。ChatGPT などを活用して、魅力的な文章を作成した上で、DM を送ると意外に返事がきます。

ただし、経験上10-12月はいくらDM をしても応募はあまり来ません。効率よく DM をする場合は、旧正月前後や夏のボーナス前後がいいでしょう。

ちなみに、ここまでの情報は2024年以前と同じですが、ここから最新の情報を共有したいと思います。ズバリ、それは104で日本人にアプローチした場合、返信率が以前に比べ格段に上がった事です。そのほか、日本人の104登録者が以前に比べてめちゃくちゃ増えたことです。

今回僕らは日本人の方を一名採用しましたが、その方は104のDMを通じて声をかけさせてもらいました。僕の肌感だと、昔はそもそも10人ぐらいしか日本人は104に登録をしていなかったのが、現在は3倍ぐらいいる気がします。

しかも以前はDM を送ってもほぼ返事が来なかったのが、現在はだいぶ返事が来るようになった気がします。この背景には日本を包む閉鎖感や、円安があるのでしょう。いずれにせよ、台湾で日本人を採用する場合は、104のDMはとてもいい手になったと思います。

人材派遣会社を通じて日本人を採用する場合、最低でも20万元ぐらいの手数料は取られますが、104の場合は、104の手数料だけです。

Facebook 広告は大量の人材採用に有効

次に Facebook 広告を使った採用ですが、これは採用を通年行いたい場合や、大量に行いたい場合は有効です。飲食やサービス業に向いていると言えるでしょう。

また、Facebook の採用広告はランディングページとセットがいいです。これは実際に実験をして分かった事で、広告費を無駄遣いしないためにも最初に採用ページを作っておいた方がいいです。

僕らは某企業に対して、既存の採用ページと、採用のために作ったページへクリック先を変更し実験をした結果、後者の方が断然応募率は高かったです。

ランディングページはフリーランスの方を探せば2-3万元で出来ますし、日本のフリーランスならもっと安くする事も可能です。会社に頼む場合は倍以上しますが、それでも5-6万元が相場です。

どうせ採用広告に毎月2-3万元使うのなら、最初に数万元払って効率良く進める事をお勧めします。

次に、どんなランディングページがいいかという話ですが、QBHOUSEKARADA factory のページをご覧ください!いずれも似たような構成になっていて、これが現時点での勝ちパターンだと思っています。

僕らの採用ページも長らくしょぼい状態が続いていたので、この構成に沿って作り直します。

applemint で日台での実験をします。

最後に、僕らが行おうとしているテストをご紹介します。僕らはこの勝ちパターンが日本と台湾両方で通じるのかどうか知りたいと思っています。もしも日本と台湾で効率よく採用ができれば、この構成はグローバルに通じる可能性があります。

僕らの日本のお客さんがちょうど、人材採用に困っていたので、今回 LP をご提案しました。うまくいかなければ多少チューニングをすることになりますが、ひとまず台湾と同じ構成で進めたいと思っています。このテストの結果はまたみなさんにご紹介できればと思います!

まとめると、台湾での人材採用は昔も今も変わらず104が主流で、少数の採用は104のDMがいいと思います。ただし、大人数 or 通年採用が必要な場合は、104のDMに加えて、Facebook 広告が良くて、Facebook 広告をする場合はランディングページを最初に作ることを強くお勧めします。

最後に、以前と今で変わったのは104における日本人の採用です。以前は104に限らず台湾では、本当にびっくりするぐらい日本人の採用は難しかったのですが、そのハードルはかなり下がった印象です。

日本の円安や閉鎖感が続けば、それだけ海外にいる企業は、日本人を採用するチャンスが増えるという事だと思います。

また、個人的な感想ですが、104に登録をしている日本人のほんとんどは、中国語がある程度出来る印象です。これも日系企業にかなりプラスなのではないでしょうか?

以上、applemint 代表佐藤からでした!