海外育ち日本人のアイデンティティ喪失と台湾起業
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は、海外在住経験が長い某日本人が、台湾で起業を考えた際に何をすると不利になるかという実例をお話したいと思います。
まず、海外で育った多くの日本人は、海外で他の日本人と出会った際に、「自分は彼らとは異なる」と感じ、一緒に何かをすることを避ける傾向にあると僕は思っています。
少し古い参考文献ですが、「木を見る西洋人、森を見る東洋人」という本によると、長く海外で生活している日本人は日本人としてのアイデンティティを失いがちな事もわかっています。
台北やバンコクには所謂"日本人街"みたいな場所はあるものの、世界に点在するチャイナタウンのように、日本人街が日本人のコミュニティになっていないケースは多く、これは2世や3世までアイデンティティが受け継がれない事が理由ではないかと僕は思っています。
ただし、アイデンティティの喪失は必ずしもネガティブな側面ばかりがあるわけではなく、海外での適応力が高いというポジティブな側面もあります。今回はネガティブな側面にスポットライトを当てますが、別に海外に住んでアイデンティティを無くすのが悪いと言っているわけではありません。
今回のお話は、台湾に住む日本人のリアルな話をベースにしています。その人は、日本で生活する事を息苦しく感じており、海外 (台湾) での生活を継続したいと考えています。彼女には台湾で就職、または起業の二つの選択肢があり、現在は起業を検討しています。
そんな彼女ですが海外在住が長い事がボトルネックになり、自ら自分の強みを消すような行動をとっています。
ではそれは何なのか?早速見ていきましょう!