台湾内製化の波と創業者が見た2代目

みなさんこんにちは。applemint代表の佐藤です✌️

今日は、今 applemint の周りで起きていることを皆さんに共有しながら、僕が今考えていることや、「やりたいけど、ハードルやべーな」みたいなジレンマについてお話ししたいと思います。

かなりリアルな、台湾で会社を経営する最前線の話です😅

ブログの最後には、最近創業2代目、3代目の経営者の方々とお話しする機会があったので、その中で創業者である僕自身が感じたことについても書いてみようと思います。

みんなやばいぐらい大きな会社を経営されていて、売上も圧倒的なんですけど、
不思議と「なんだかなー」って思う場面があったんですよね…

今日は、そんな出来事についてもお話ししたいと思います👍

今僕の周りで起きていること

自分でこういうのもあれですが、現在解約の相談がちょくちょく来ています😢

もちろん自分達の実力不足な部分はあります。

少し具体的にお話しすると、結局のところ、「支払っているコストに見合う価値を感じてもらえてない」ってことだと思います。

要するに、結果が出てないって事です。

例えば、解約のご相談を受けた会社の一社は、「店舗集客を強化したい」ってことでお手伝いをしていました。

ただ、広告予算が限られていて店舗集客効果が薄かったので、
途中から「広告のクリック先をECサイトにしてECの売上を伸ばそう!」って方針に切り替えたんですね。

それで広告の遷移先を楽天市場にしていました。

「台湾で楽天!?」って思ったみなさん!
僕もそう思いました(笑)。

ただ、楽天を使っていたのには理由があります。

実は、他のECプラットフォームを利用するという選択肢がなかったんです😭

本当はShopeeで販売したかったそうなのですが、以前在籍していたスタッフがShopeeのアカウントを作成したまま、引き継ぎをせずに退職してしまいました(台湾あるある)

その結果、同じ会社名で新しいアカウントを作ることもできず、どうにもならない状態に…

かといって、Shopifyなどで自社ECサイトを立ち上げようとすると、それなりにコストがかかるって事で、
比較的リスクを抑えて出店できる楽天を選んだものの、結果としては思うように売上は伸びませんでした。

あ、楽天をディスりたいわけじゃないですよ(笑)😅

もう一社、解約のご相談をいただいたのは学習塾さんです。

もともとは僕らと一緒にお仕事をしていた駐在員の方が窓口だったのですが、その方が帰任され、担当者が交代しました(嫌な予感..→これも台湾あるある)

すると新しい担当者の方から、「これは高い」「あれも高い」ってお話が出るようになり、最終的には「コストパフォーマンスが合わない」って思われたんだと思います。

今の時代はAIがありますからね。

デジタルマーケティングに関しては以前よりも、はるかに「自分たちでやる」ハードルは下がっています。
Facebookを見ても、一目でAIが作ったと分かるようなバナーが本当に増えました。

だから、「とりあえず自分たちで作ってみよう」って考えてる企業は確実に増えていると思います。

もちろん、それで成果が出るかどうかは別問題ですが、自分たちでやれば目の前の数万円は節約できます。

そしたら企業はまず、その節約できる金額に目が向きます。

なので、僕らは結果を続けられなければ、このAI の流れに飲み込まれて、いずれ淘汰されるでしょう。

他社との差別化

デジタルマーケティングの会社は、台湾に本当にたくさんあります。
僕らは基本的に「日系」という狭いカテゴリーで勝負していますが、当然ながら現地の広告代理店もカウントしたら、めっちゃあります。

こういう解約が続くと、当然ですが焦ります💦💦
というか、めちゃくちゃ焦ります(もしかしたらそんなイメージないですが)

とはいえ、売上 UP なんて一朝一夕でどうにかなるもんじゃありません。

結局、僕らにできることは営業を強化することと、お客さんがやりたくても出来ない事を裏で地道にサポートしていくしかないっす。

昨日はあるクライアントのために、頂いたお問い合わせに対して、言われてないけど僕が電話確認をしました✌️

今はこういう泥臭い事をとにかくやるのみです。

その間、次の種まきを続けて、時間を稼げればいいなーって思ってます。

こういう時に一番やっちゃいけないのが、お客さんが求めていないサービスの提供や差別化です。

例えば、「AI 使っていろんな数字が見られるダッシュボードを作ろうぜ!」みたいなやつです。

いらないっす。

お客さんが求めているのは、あくまで「価格に合った、結果の出るサービス」です。

価格はそのままでダッシュボードを追加しても、お客さんがそこに価値を感じなければ意味がありません。
ただの自己満足です。

でも焦るとそういう事をしそうになっちゃう。

次にやっちゃいけないのは、ケアレスミスです。ケアレスミスをすると、ますます「なんで applemint にお願いしないといけないんだ?だったら自分達でやろうや」みたいな流れが加速します。

でも、面白いことに、ミスってこういう時に限って起きるんですよね…😢

いやー世の中って中々上手く出来てますわ😅

頑張ります💪💪

Next action:差別化より新たな価値の創造

会社が生き残るには、新たな価値の創造が必要です。というか、それがリーダーの仕事だと思っています。

今ざっくり考えているのは、実験場です。

こういう→https://fukuokafoodteclab.com/

もうこれだけ日本通の台湾人がいる時代に、日本からただ商品を台湾に持ってきて売れる時代は終わったと思っています。

そこで、考えているのが、日本人の技術やノウハウを用いて台湾の商品や食事に合わせるローカライズです。

例えば先日醤油イベントでお世話になった職人醤油さんであれば、台湾の料理に合う日本の醤油を選んで台湾人に販売するとか、可能なら、台湾人の舌に合わせた醤油の開発を促すこともできるかもしれません。

売れるかわかんないですけど、単純にそういう事した方が面白そうだと思ってます😄

他には、日本人が考えた豆花とか、日本人が考えた台灣飯糰とか作りたいなーって思ってます。

それこそAI とキャッチボールをすれば、アイデアはいくらでも生まれそうです✌️

AIがレシピ考案の絶品バーガー 「調理経験なし」でも人気店に 前職はトラック運転手

店舗をするってなると、固定費がやばいのでめちゃくちゃプレッシャーがありますが、これを第二のチャレンジにしたいと思ってます。

自分が今まで蓄積したECでの販売ノウハウやコンテンツ作成ノウハウ、マーケティングなどをフル動員しようと計画中です✌️

失敗しても全部コンテンツにして資産にする予定なので、本業に迷惑かけないようにコストと向き合って頑張りたいなーって思ってます。

結構マジです。

2代目の悩みと創業者の視点

最後に、最近、大企業の2代目、3代目の経営者の方々とお話しして、「あぁ、そりゃ創業者と話が合わないわ」って思った出来事について書こうと思います。

先日、大学時代の友人が台湾に来ました✌️
以前にも少しお話ししたかもしれませんが、彼は「あのお酢」で有名な会社の家系です。

社名を検索すると、お家騒動の記事がいろいろ出てきます😅
まあ、200〜300年続く企業ですから、いろいろなゴシップがあって当然なんでしょう。

今回彼が台湾に来た理由は、「や台ずし」(本社名古屋)が台湾へ進出することになり、そのお祝いで名古屋の飲食業界の経営者が集まることになったからです。

僕は台湾に住んでいるってことで、友人に呼ばれました。
で、いざ飲み会に顔を出すと、名古屋に本社を構える有名飲食チェーンの社長さんが数人いて、みんな年商〇〇億とかです。

もう正直よく分かりません。

そんな彼らが口を揃えて話していたのが、「お父さんとの意見の衝突」でした。
要するに、「親父は何でも保守的で、新しいことをやりたがらない」って話です😀

「今のテクノロジーについていけてない」とか、「流行も分かってないし、判断が鈍くなってる」って話を何度も耳にしました。

で、その話を横で聞いていた一応会社創業者の僕が何を思ったかというと、

「いや、だって創業者のお父さんはお金がない状態からスタートしたんだからそりゃー保守的になるでしょ」

でした😄

なんか話を聞いていて、やっぱり2-3代目ってお金の感覚がいい意味でバグってるなーって思ったんですよね。

彼らは何千万とか何億って話を、本当に軽いノリでするんですけど、なんか軽すぎるんですよね。

そんな軽い気持ちで、「親父、新規事業するから1億出して!」とか言ってるんだと思います。

そりゃー無理でしょう。

彼らは自分が会社に入ったタイミングでたまたまお金がいっぱいあっただけで、0から1万円を稼ぐ苦労を理解しないと、親父さんから認められないでしょう。

それこそ、子会社 or 新規事業の一つでも軌道に乗せないとお父さんは認めないと思うのですが、みんながみんなうまくいかというとそういうわけじゃありません。

側で聞いてて、みんな僕なんかよりすごい社長なんですけど、偉そうに「なんか違うなー🤭」と思ってしまったのでした。

ということで、以上、色々と苦しんでいる applemint 代表佐藤からでした!