【台湾ビジネスの裏側で起きていること】

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です。

今日は台湾ビジネスの裏側についてお話ししたいと思います。

普段は表に出てこない、日系企業の苦労が垣間見える内容です🫡

僕らも一部の台湾企業とお仕事をしていますが、台湾企業と日常的に取引をしている会社さんは本当にすごいと思います。

文化や商習慣の違いを乗り越えながら仕事をしなければならないわけですから…

それでは早速、Let’s go!

9坪9万元の物件

僕のクライアントさんがある商業施設からテナントの誘いを受けたのですが、その物件の家賃が9坪9万元でした…😱😱

なかなかヒョエーな価格です。
坪単価1万台湾ドル (5万円) は台湾の基準からお話をするとかなり高い方と言えます(東京の一等地だったら、ザラにあると思いますが…)

ただし、強気な値段を設定しているだけあってか、場所はかなり好立地です。人通りの多い1階のかなりいい場所です。

しかしクライアントはGOサインを出しませんでした。

利益が出ないから?集客に自信がないから?

答えは商業施設の運営側に問題があると思っているからです😅

じゃーその商業施設はどこかというと、Ci◯◯リン◯です😉

現在彼らは、台北市内では、松山と、南港、內湖、三重で頑張ってます。

彼らの問題は…..
急な移転依頼がしょっちゅう起こることです。
もちろん急に移転を要求されても内装代や移転に伴う費用の負担は一切ありません🙅‍♀️🙅‍♀️

日本だったら大問題になりますが、大問題にならないのが台湾です。
なので、ある会社さんはこの商業施設でお店を開くにあたって、内装を極限まで簡素化しました。

僕もそのお店を見ましたが、内装はマジで最低限で、移転させられても、せいぜい床と柱と壁以外はロスがないぐらいな感じにしていました。

日系企業も学び始めてます😄

移転に関しては、A◯◯4◯◯◯ (商業施設) も結構悪名高いです。

逆に、日系の商業施設は当然こうした急な移転依頼はありませんが、その分家賃が高いです。

さて、この1坪1万元の商業施設のスペースには誰が入るのでしょうか…

いつの間にかすごい事になっていた Coupang

Coupang がどうやらすごい勢いでPChome や momo を追い上げているようです。

現在台湾における単純なECの販売量をAI に聞くと、どうやら Shopee が一番で、販売力は momo が一番ですが、
先日別のブログでも書きましたが Coupang は物流拠点を強化していますし、虎視眈々と一位の座を狙っています。

そんな Coupang の特徴は一番安くて配送が早いって事です。

Coupang は独自のシステムを持っていて、1円でも安い商品を瞬時に見つけて、瞬時にオーダーを入れるシステムがあるんだそうです。

そのシステムが引き起こしたちょっとした軋轢についてお話をします。

飲料メーカーにとって最悪なキャンペーンとは?

台湾にいるとたまに飲料メーカーがキャンペーンをしてますよね。
あ、たまにって言うか毎週どこかしらがやってるか😅

以下代表的なキャンペーンを3つ挙げますね:

その1. 第二件6折(二つ目は40%OFF)

その2. 第二件只要10元(2つ目は10NTD でいいよ)

その3. 買一送一(一本買ったら2本目無料)

飲料メーカーにとって最悪なのは、#2と#3だそうです。特に#3はメーカーにとってほとんどメリットがなく最悪だと知り合いが言ってました。

#1はまだダメージが少ないとか…

こうしたキャンペーンは、例えばプロモーションの一環と捉えて、たまにする分にはいいでしょうが、もしも頻繁にこれらのキャンペーンをしていれば…

その会社の飲料はよっぽど何かやばいことが起きていると考えた方がいいです😅

      二股の罠

      ここで二股の罠という現象をご紹介します。

      簡単に言うと、同じ商品を異なる小売店に同時に売るとやばいよって話です。

      僕は以前からもお話ししていますが、台湾ではセブンもファミリーマートもバチバチなので、同じ商品が同時に並ぶことはあまりありません。

      みな独占で商品を扱いたいからです(そりゃそうだ)。

      ただ、例外はあってコカコーラ商品(お茶も含む)は小売店ならどこも扱いたい飲料なので、ファミリーマートでもセブンでも店頭に並んだりはします。

      ドリトスとかあの辺もそうですね。

      稀に、コカコーラじゃない飲料がセブンとファミリーマートで同時に並んでますが、これはつまり二股をしている可能性が高いです。

      2026年6月現在、K◯R◯◯がこれをしているっぽいです😉

      これの何がやばいかというと、プロモーションをした時、ダブルパンチになるってことです。

      例えば、ファミリーマートが売上促進や在庫処分のために、メーカーに対してプロモーションを希望したら…
      もう一方が絶対に黙ってません。

      「なんであっちではプロモーションしているのにうちではしないの?💢」ってなります。

      なんなら、ファミリーマートで”第二個只要10元”のキャンペーンをしていたら、セブン側は、「うちはもっといいプロモーションしてよ👊」と言って、”買一送一”のキャンペーンを要求する可能性すらあります。

      二股を始めた瞬間からメーカーは利益の出ないプロモーションでボコボコにされる道が待ってるってことです。

      それでも一部の企業は利益よりも “売上”を求めて二股に手を出してしまうそうです。

      ハイエナの存在

      買一送一や第二件只要10元みたいなサービスをすると、その安さを嗅ぎつけ、Coupang が一気に注文を入れるケースがあります。

      冒頭でもお伝えした通り、Coupang は市場で一番安い値段を常にクロールするシステムを持っています。
      1NTD でも安いものを見つけたら、自動で最適化された Coupangレーダーがビビッと反応して発注します。

      購入先は問屋とは限りません。コンビニにも発注します。

      二股をすると何が怖いかって、Coupang もそのキャンペーンを瞬時に嗅ぎつけて、コンビニ対して発注をかけることがあるんです。

      実際、僕の知り合いはある時、需要に対して明らかにおかしい数量の注文がコンビニからあり、よく調べると、彼らはキャンペーン期間中に値下がった商品を Coupang に売って横流ししていました…😄

      以前別のブログで販売代理店を二股するとロクなことないって書きましたが、人間関係でもビジネスでもやっぱり二股は怖いですね…

      ◯聯の野望と闇

      最後に◯聯に関して少しお話をします。
      ◯聯のルーツは統一集団です。統一と喧嘩別れした人が始めたって覚えておけばそこまで間違えてないです。
      Eva とスターラックスみたいですね😁

      つまり、彼らはバチバチです。

      ◯聯はコンビニを目の敵にしていて、半分コンビニ/半分スーパーみたいな業態を最近しています。
      コンビニのシェアを取ろうとしてるってことです。

      彼らが少し小さいスーパーを出したり、弁当を販売したり、コーヒーを販売しているのはその布石です。

      とはいえ、去年頃からメディアで彼らの悪い話が度々報道され、昨今のイメージはあまり良くありません。

      そこへLopia が救世主の如く現れたのですが、統一に買収され人々の希望は一気に崩れたのが今年です。

      現在は、元◯潤發 + ◯聯のスーパー軍団と、カルフール + Lopia + 7/11 の統一軍団がバトってます。

      バトっているって言ってもほぼ寡占状態で、僕から見れば正常な競争が起きている感じはしません😅

      なので、結局のところ彼らは殿様商売します。

      「うちで売りたいんだって?いいけど、こちらのルールには従ってね」

      そんなスタンスを取ります。

      その影響で、最近こんな話を聞きました。

      ある日系メーカーは台湾で、このスーパーとアメリカ系スーパーの両方に商品を卸していました。

      するとある日、台湾系のスーパーの担当者がこう言ったそうです。

      「アメリカ系スーパーの販売価格、うちより安くね? うちも同じ条件にしてよ」

      これは中々めちゃくちゃな話で、アメリカ系スーパーは一度に大量発注することで、卸値を下げてもらい、その分安く販売できています。

      メーカー側も大量発注があるからこそ、価格を抑えられるわけです。

      一方、この台湾のスーパーは大量発注をしません。けど大量発注時と同じ卸値を求めてきたって話です😅

      こんなやり取りが、僕たちの知らないところで日常的に起きています。
      これが台湾ビジネスの裏側です。

      こうした環境の中で事業を続けている皆さんには、本当に頭が下がります。リスペクトしかありません。

      皆さんはどうですか?

      以上、applemint代表の佐藤でした!