台湾進出前に検索はいかが?検索意図を調べれば利用者は何を欲しているかわかるって話..

みなさん、こんにちは applemint 代表のサトーです👋👋

今日はタイトルの通り、検索意図を調べれば利用者の気持ちがわかるし、打ち手もそれに合わせて変えたほうがいいよね、って話をします。

最近実際にあった商談のお話をしまーす🙋

あと、某企業のIP活用の未来が不安すぎるってテーマで、ある企業がIP を活用しようとしている話についても少し話したいと思います。

どちらもなかなか内密な話なので、イントロはこのぐらいにして、早速レッツゴー!

お菓子のサブスクをGoogle で売る!?

先週、ある会社さんから「お菓子のサブスクサービスを始めるので、Google広告を手伝ってほしい」と依頼が来ました。

内心、「台湾の人向けにお菓子のサブスクはめっちゃ難しいと思うけど…」と思ったのが本音です😅

だって台湾って、年間650万人以上が日本へ行き、日本のお菓子を買える代行サービスもたくさんある意味不明な国ですからね…

よっぽど厳選された、サブスクでしか買えないお菓子じゃないと厳しいっしょっていうのが本心です。

担当者からのメールにサービス概要のURLがあったのでクリックしてみると、まず目に入ってきたのは、ボックスに入った日本のお菓子。

その中身はブラックサンダー、ポッキー、ハイチュウ、などなど

オーマイガー😱😱

全部台湾で売ってる〜🤭

その後、依頼主と話を進める中でGoogle広告の話になりました。

どうやら「日本 スナック」(繁体字)のようなキーワードで広告を出したいとのことでした。

気になったので繁体字で実際に検索してみると、出てきたのが以下です:

上の2つのURLを見てみると、1つ目は僕も聞いたことがないような日本のお菓子を紹介していて、
2つ目の URL は日本のスーパーにあるお菓子をそのまま選んで購入できるサービスでした。

特に2つ目は、正直めちゃくちゃびっくりしました。

「こんなサービスあるんだ〜」って思いましたね。いやーやっぱ台湾って異常です…

Google 広告で本当にいいの?

このお菓子のサブスクが台湾でうまくいくかは別として、今回の依頼主は「まずは検索広告からスタートしたい」という話でした。

そこで実際に「日本のお菓子」と繁体字で検索したわけですが、この検索結果からみなさんは何かわかりますか?

検索結果の1つ目は、真新しいお菓子の紹介、2つ目は日本のお菓子を直接変えるサービス、3つ目はおすすめの日本のお菓子の紹介です。

ここからわかるのは、台湾で「日本 お菓子」と検索するユーザーは、ユニークなお菓子や新しい日本のお菓子の情報を求めていそうだ、ということです。

Googleほどデータを持っている会社なら、検索結果の上位にはユーザーのニーズがかなり反映されているはずです。

つまり、この検索をするユーザーは、まず「情報」を欲しがっている可能性が高い。

ちなみに1時間後にもう一度検索すると、今度は代行サービスの広告が出てきました。

「日本 お菓子」というキーワードの検索結果から見えるのは、台湾のユーザーが「日本でしか買えないようなお菓子」やその情報を求めているということです。

残念ながら、今回のサブスクとはニーズが少しマッチしません(サブスクで真新しいお菓子が入っているなら別ですが…)。

そもそも日本のお菓子のサブスクは、アメリカやヨーロッパなど、日本のお菓子が手に入りにくい地域ならサービス自体に価値があります。

一方、台湾では日本のお菓子が簡単に手に入るので、なかなか厳しい戦いになるでしょう。

商品やサービスの方向性に迷ったら、まず検索してみると、ユーザーのニーズが見えます。

検索結果を見るだけでも、より失敗確率の低い方向性が定まるでしょう。

某調味料メーカーの苦悩

先日、日本の某調味料メーカーさんと少しお話をしました✌️

どうやら台湾市場で色々と苦戦しているようで、対企業のビジネスは問題ないものの、対消費者で苦戦しているとのこと。

当日は話し合いというより、結果的に僕が一方的にお節介なレッスンをする形になりました😅

担当の方が営業畑出身で、デジタルマーケティングについてはあまり詳しくなかったので、まずは基礎から。

具体的には「認知度の簡単な測り方」についてお話ししました。

もちろん、台湾市場全体での認知度を正確に測るなら、大規模な調査が必要です。

ただ、「キャンペーンを実施して、それが認知度にどう影響したか」くらいであれば、インパクトがあったかなかったぐらいは測れます。

僕がよく見るのは、Search Consoleを使って、商品名やブランド名での検索がどれだけ増えたかを見る方法です。

Search Console はGoogle が提供している無料ツールで、どんな検索キーワードからサイトに入ったかがわかります。

最近はSearch ConsoleでSNSからの流入も確認できるので、そこも見ます。

キャンペーンやプロモーションを見て商品に興味を持った人が、その後ブランド名や商品名を検索するのは容易に想像できます。

ってことは、販売に影響があったキャンペーンの後は、ブランド名や商品名の検索から流入が増えるはずです。

できることには限界がありますが、まずは測れる範囲で測る。

あとはトラッキングURLを仕込んで、Google Analyticsで流入や行動を確認する方法もあります。

えっなんでIP 活用?

そんな調味料メーカーさんですが、話を聞いていると、現在社内でIPを活用しようとしていることがわかりました。

どうやらIPを活用して、新規のお客さんを獲得したいようです。そして活用したい IP はサンリオです。

狙いはわからなくもないですが、IPの利用はなかなか高くつきます。

売上に対するロイヤリティはもちろん、今回検討しているサンリオさんの場合、コラボ前に敷金のような費用も発生するって聞いてます。

ディズニーやドラえもん、ちいかわなども結構な費用がかかると聞くので、IP活用はそんなに軽くやっていい施策ではありません。

僕は個人的にはこうした変化球みたいな施策には反対です。もっとやれることあるだろ…って思ってしまいます。

あとこのお客さんに関しては、IP活用が本当に新規消費者の獲得につながるとは思えません。

調味料メーカーなら、基本的なターゲットは「料理をする人」です。

料理をする人の中にサンリオ好きが多いのであればいいですが、そうじゃなければ、サンリオ付きの調味料を買う理由はありません。

普段料理しない人は、サンリオのキャラ付きの調味料を見たからって、急に料理をし始めるはずがありません(ってか台湾はそもそもキッチンがない家が少ないし…)

なのでこういうと時はまず、「料理をする人」の中に「サンリオ好き」がどれくらいいるか?って根拠が必要です。

ただ、どうやら部長さんが大した根拠もなくゴリ押ししているらしく、僕に相談してきた部下の方は困っています…

まあ、当たるかもしれませんし、当たらないかもしれません。

とはいえ、僕もなんとなくで決めることはある

僕自身、根拠が大事、ロジックが大事と言っておきながら、先週の社内会議では少し感情的に、トップダウンで無理やり「No」と言いました😅

具体的には、AIを使ったバナー制作についてです。

AIでバナーを作ること自体には反対しません。

ただ、デザインを理解していない人がAIでバナーを作ると、制作物にロジックがありません。

フォント、テキストの位置、レイアウト、配色など、デザインにはいくつものチェック項目があります。

実は僕が7月に不在だった間、スタッフが良かれと思ってAIでバナーを作り、デザインの知識がある人 (僕) のレビューなしで、スタッフが広告に使っていました。

繰り返しになりますが、AIでバナーを作ること自体は否定しません。

ただ、プロとしてお客さんに提出する以上、最低限「なぜこのデザインにしたのか」を説明できる必要があります。

特に僕が問題視しているのが、GPT Imageでバナーを作ると高確率で出てくる「3つのメリット」みたいなデザインです(以下参考)。

僕にはこれが、いかにもAIで作った、しかもレビューを経ていないバナーにしか見えないので、原則禁止にしました。

すると、バナーを作っているスタッフから、

「でも数字は出てますけど…もう少しテストしてもいいんじゃないですか?」と反発がありました。

それに対して僕は、

「僕が嫌なので、やめてください。数字が悪くなってお客さんがいなくなったら、責任を取るのは僕なので、やめてください」

と伝えました。

まあ、自分で言うのもアレですが、めっちゃわがままを通しました😅

会社のトップからこんなことを言われたら、当然スタッフは何も言い返せません。

スタッフは嫌な気持ちになったでしょうね。

ついでに言うと、今はデザインを含め色々な業務に僕が口を出して、かなりマイクロマネジメントをしているので、それを嫌がっているスタッフもいるでしょう。

大体わかります。

まあ、そんなもんです。別に好かれようと思ってやっているわけじゃないですし。

オーナー企業なので、時にこんな感じでどうしても僕のトップダウンになる部分はありますが、先週は久しぶりに感情的になった気がします。

とはいえ、こうしてみんなに僕の意見を聞かせ裸の王様になるのは当然よくありません。

スタッフとの関係性をうまく作りながら、きちんと意見を言ってもらえる環境にしないとなーとは思っています。

いやー、色々難しいですね…

以上、applemint 代表佐藤からでした!