知り合いの話の仮説検証と台湾にも来る移民の波

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は、飲食店オーナーの知り合いが以前僕に話してくれた「昨今の台湾の飲食店集客事情」の検証と、台湾にも押し寄せている“移民の波”について、お話ししたいと思います。

先日、台北で珍しく週末に2日間連続で外食をしたのですが、そのときに感じたことを書ければと。

結論から言うと、
2025年6月現在、台北では少し高価格帯の飲食店は確かに厳しそう、という話をしたいと思います。

もちろん、集客というのはさまざまな要素が絡み合っていて、単に経済のせいだけにはできませんが、
彼が以前話していたことは、まんざら的外れでもなさそうだな、と感じました。

2025年6月現在の台北の飲食店の状況

読んでいなかった方のために改めて書くと、
僕は先日、ある飲食店のオーナーと会食をし、彼のお店の売上が中秋節以降に急に落ち込んでいるという話を聞きました。

本当に“突然”だったらしいです。しかも彼は台湾で10年以上も飲食業を続けていて、コロナ禍も経験してきたベテランです。
それでも、なんと去年の秋頃から半年間の売上は、コロナ禍も含めてこれまで同じ月の中で最も悪い数字だったそうです。

飲食店って、「気づいたら3ヶ月以上同じお店に行ってなかった」なんてことも普通にありますし、サービスや品質が落ちたことがきっかけで足が遠のくというケースもよくあります。

とはいえ、ここまで急激に悪化しているとなると、個人的には外部要因の影響がかなり大きいのでは?と思っています。

たとえば、円安と、それに伴う日本旅行の増加は、確実に台湾国内の商品やサービスの売上に影響を与えていると思います。

つい数日前に一時的に円高になったかと思えば、また円安に戻り、今では「1台湾ドル=5円」で計算するのがすっかりデフォルトになっています。

そんな中、最近彼の話していたことがどうやら本当かもしれないと思う出来事がありました。

あるレストランの話なのですが、週末のランチは以前いつも予約で満席だったのに、行ってみたらなんと半分以上の席が空いていたのです。

そのお店は香港スタイルのレストランで、僕自身も会社の尾牙(忘年会)などで何度か利用させてもらっていました。
価格帯は決して安くなく、むしろ“高級店”の部類に入ります。

記憶では、たしか2021年ごろから営業を開始していて、以前は週末ともなれば、いつ行っても満席でした。

それが今回、店内の半分以上の席が空いていたというのは、さすがにショックでした。

念のため補足しておくと、僕がそのお店に行った日は、何日も続いた雨がようやく止んで、晴れ間が出た日でした。
時間帯は11:30から13:15ごろです。

もしかしたら、たまたまその日だけお客さんが少なかったのかもしれませんが…

中山にある行きつけの焼肉屋

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