【2026年版】香港のニーズを掴む

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤です🫣
今日は、台湾じゃなくて香港のお話を少ししたいと思います👏
台湾のお客さんのお手伝いをしていると、たまに「香港向けにもできますか?」という相談を受けます。
今回もそんな依頼が来ました。
香港も台湾と同じ繁体字圏なので、「台湾向けにできるなら、そのまま香港にも展開できるのでは?」と思ってのご相談です。
ありがたや〜🙏🙏
香港の人は中国語ではなく広東語を話すとはいえ、確かに繁体字を使用しますし、類似点は多いです。
香港向けのプロモーションをお手伝いする場合は、ほとんどがインバウンドのニーズに答えるもので、いい時もあればあまり良くない時もあります。
今回は「あまりうまくいかなかった事例」と、直近で「これはかなりうまくいった」と感じている事例を並べて、香港の人たちにどんなニーズがあるのかを考えてみたいと思います👍
香港向けで手応えがなかった事例

まず、うまくいかなかった話からします。印象的なのは、北海道のグランピング施設ですね。
もともと台湾人向けに集客のお手伝いをしていて、その延長で「香港向けにもやってみよう」となり広告を出しました。
お取引自体が3ヶ月程度だったっていうのもあるのですが、正直そんなに結果は出ませんでした。
香港 = お金を割と持っている人ってイメージがあると思いますが(僕だけ!?)、じゃー高ければ香港の人が飛びつくかっていうほど単純な話ではありません。
ホテルの集客も似ています。過去に香港向けにホテルの広告を出しましたが、こちらも「かなりうまくいった」と言える感触はありませんでした。
正直な話、「なんかポツポツ予約来てるなー」ぐらいにしか思っていませんでした。
そもそも人は、旅行を決めるとき、「このホテルに泊まりたいからこの地域へ行こう!」とはなるわけではなく、「この地域へ行きたい!じゃあ、どのホテルに泊まろうか」の順番で考えるわけで、まずは地域の魅力を伝える必要があります。
唯一「お、なんか香港人にハマったかも」と思ったのは、キャンピングカーをレンタルしている会社さんのプロモーションですかね。
今そんなに関わってないので、詳細分かりませんが、以前香港人向けの広告が悪くなかったのを記憶しています。
香港の人が異常に反応したあるサービス

こんな感じで、香港人むけのプロモーションはずっとしてきたものの、「なんだかしっくり来ない」って感じでした。
そんな中、直近で驚くほど反応が良かったサービスがあります。
それが香港人向けに始めた、日本でのウェディングのプロモーションです。
これを書いている2026年9月から香港の人たちに「日本の軽井沢で結婚式をしませんか?」って広告を出したら、これが大当たりしました。
連日問い合わせが殺到し、お客さんの窓口がパンク状態になっています💦
実は2年ほど前に、香港のインフルエンサー or 有名人の方が軽井沢で結婚式をしたらしく、それ以来香港では”軽井沢結婚式” はかなり有名なんだとか..😅
2年ぐらい前ならまだ覚えている人もいるでしょう。
そこへ軽井沢でのウェディング広告が出てきて、「あ、軽井沢で結婚式できるんだ!」「そういえば、あの有名人も軽井沢でやっていたな…」という連想が起きている可能性があります。
さらに今は円安です。香港で同じような式をするより日本のほうが価格的に魅力があるケースがあり、しかも海外ウェディングという特別感もあります。
これらがうまく重なったのかもしれません。
話は少し逸れますが、福岡の『高宮庭園茶寮』って場所も外国人のウェディング場所として最近人気だそうです。
あ、ただ、台湾人の妻に聞いても「知らない」と返答が来て、実際にSEO ツールで調べても、台湾ではほとんど検索されてませんでした。

ところがどっこい、これが面白いことに、香港になると検索ボリュームは確かにほとんどないものの、コンスタントに検索はされています。

つまり、台湾人には人気じゃないけど、香港人には地味に人気ってことです。
こんな感じで、台湾人には人気ないけど香港人には人気って商品やサービスは確実に存在し、それを台湾の延長で見つけるのは中々難しそうです..😅
ウェディングの広告を始めてまだ2週間も経っていないのですが、日本向けの広告ではなかなか見たことがないくらいお問い合わせが来ています👍
本当に「軽井沢」だからなのか
ただ、ここで疑問が浮かびます。
「果たして香港では日本ウェディングが売れるのか?or 軽井沢だから調子がいいのか?」
だからこそ次にやりたいのが横展開です。
お客さんも同じことを考えていて、今後は葉山、大阪、福岡など、軽井沢とは違うエリアでも試してみたいと思っています。
もし軽井沢以外でも同じような反応が出るなら、そこで初めて「香港には日本で結婚式をしたいというニーズがある」という仮説の確度が上がります。
逆に他の地域では全然ダメなら、「軽井沢」というブランドや過去の話題性が強かった可能性が高くなります。
繰り返しになりますが、こういうことは、結局やってみないと分かりません。
あと、お客さんは、香港の後に台湾での広告の展開も考えていますが、香港がうまくいったからといって、台湾がうまくいくとは限りません…
むしろ僕は台湾向けは少し悲観的だったりします…(理由は特にないが..)
数十万円で市場の反応が見られるなら、まず出せばいい
結局プロモーションがどうなるかなんてマジでやってみないとわかりません。
よかったらよかったで、よかった原因をある程度理解する必要もあります。
今回の件で改めて思ったのは、海外進出を考えているなら、うじうじ考え続けるより小さく広告を出して市場に聞いたほうが早いってことです。
今回お手伝いした企業さんに関していうと、5月に台湾の別のサービスのプロモーションを始めて、3ヶ月で香港向けに別のサービスのプロモーションをやったので、日系企業にしてはとても早い動きでした🙏
担当者が執行役員で、月々100万円ぐらいまでなら決裁権があったのもでかいと思います。
日系企業は、まずはきちんと社内の体制を整えるのに3-4ヶ月かけるなんてザラにあります。
今お手伝いしている企業さんは、ミニマムで体制を整えて、むしろ足りない部分は外注しました。
結果が悪ければ、外注を切ればいいし、今回のように広告を出した瞬間から問い合わせが殺到した場合、顕在化したニーズに対して、社内の体制を組み直せばいいわけです。
このスピード感も成功の要因な気がします。
あと、もう一つ近年インバウンドは「モノ」から「体験」購入の時代なんて言われてますが、今回ようやくそれを実感できた気がします。
最後に
日系企業の多くは、何かを始める際に「事例は?」ってよく言いますが、実は今回、事例はないっす。
海外の人が日本で結婚式をするとなると、大抵候補に上がるのは沖縄です。軽井沢じゃないです👊
なので、事例はないわけです(類似事例はありますが)。
ただ、担当者の方がいろいろ調査をした結果、そもそも沖縄のホテルしか外国人の結婚式を受け入れる体制がなく、その結果、ユーザーも沖縄しか選択肢がないのでは?という仮説が浮かび上がりました。
むしろ軽井沢であれば、東京に旅行に来た延長で行けるので、軽井沢も十分戦えるのでは?という勝算がありました。
そしたら、この結果です。
今回、僕らはたまたま香港向けのウェディング広告で強烈な初速を見ることができました。これが一時的なものなのか、軽井沢だからなのかは、また皆さんにご報告します!
こうやってトライして当たったパターンもあれば、3年ぐらい頑張ってようやく当たったパターンも実はあります。いずれも、とりあえず何かアクションを起こしています。
最近業績悪化やコストダウンを受けて、台湾から日本へ帰国する駐在員が周りでどんどん増えていますが、悪化しているならその理由はまさに何もやってこなかったからだと思っているのでした…