なぜ今?元カノから届いた一通のDM 笑

そのメッセージの送り主に目を疑った。

なんと、アメリカの高校時代の元カノだった。

断っておくが、僕は今も連絡を取り合っている元カノはいない😅

というか、昔の恋人なんて喧嘩別れみたいなケースがほとんどだし、この年になるとみんな自分の家庭を持っているから、わざわざ連絡を取ることなんてない。

そんな中、インスタを通じて高校時代の元カノから連絡が来たから驚いた。

最後に話したのは、15年くらい前だと思う。

「ん? 高校時代の恋人なのに、なんで15年前?」と思うかもしれない。

少し長くなるが、今日はこの奇妙なDMから始まった彼女との話を共有したい。

新宿での最後のGoodbye

僕の高校時代の恋人は、僕より二つ上で、彼女が高校を卒業して大学に入学して数ヶ月後、僕らは別れた。

別れてからはまったく連絡を取っていなかったのだが、実は僕の仲のいい友人のお姉ちゃんが、彼女の親友と仲が良かったこともあり、連絡を取ろうと思えばいつでも取れる状態ではあった(取らなかったが..😅)。

その後、僕は高校を卒業して日本へ引っ越し、日本の大学を卒業し、月日は流れた。

そして僕が社会人になった頃、友人とそのお姉ちゃんが、ほぼ同じタイミングで日本へ来た。
二人とも日系人で、日本語は決して上手ではないが、普通にコミュニケーションは取れる。

僕のアメリカ時代の日系の友人たちの中には、「人生のどこかで一度は日本で暮らしてみたい」と思う人が少なくない。
彼らもそんな二人だった。

そんなこんなで二人は日本へ移住したのだが、そうすると今度は、その友人をきっかけに日本へ遊びに来る友人たちが出てくる。

その中に、僕の元カノもいたって感じだ。

「〇〇が日本来るよ!」みたいな感じで友人を通じて元カノが来日する話が出てきて、その後、7〜8年ぶりくらいにSNSで繋がり、〇〇(元カノ)と新宿で会うことになった。

僕も彼女も、昔の恋人に未練を持つタイプではない。
ただ後になって思ったのだが、恐らく彼女はあの時に僕と日本で会って、最後の別れを告げたかったのではないかと思う。

新宿アルタ前の交差点の向かいで待ち合わせをして、その後、彼女が好きな韓国料理を求めて適当に大久保方面へ歩き、韓国料理を食べたのを覚えている。

会話の内容はほとんど覚えていない。ただ、彼女が米系韓国人の男性と婚約していたことだけは覚えている。

帰り際、彼女は僕に「もうこれで会うのは多分最後だと思う」と伝えてきた。

これから結婚するし、既婚者が昔の恋人に会うなんて怪しすぎるし、そりゃそうだよなと思った。

もちろん僕も、アメリカ在住の既婚者の元カノを追い続けようなんて、まったく思っていない。

この時すごく印象的だったのが、新宿で彼女と会った時、以前のような恋愛感情が本当に1ミリも湧かなかったことだ。

会う前は少しばかりドキドキしていたのだが、実際に会ってみると、向こうが婚約している云々の前に、驚くほど冷静な自分に驚いた。

僕自身、「彼女と今後連絡を取ることはもうないだろうな」と思い、その日は別れた。

これがたぶん、2012〜2013年頃の話だったと思う。

それから10年後

それから10数年後の今になって、かろうじて繋がっていたSNSを通じて、彼女からDMが来てびびった。

最初に思ったのは、「何かあったのかな?」だった。

恐る恐るDMを開くと、

「今でもサッカーしてる?」

だった。

「はい?」って感じだった。

しばらく頭の中が「??」でいっぱいになった後、
「えっ、もしかしてW杯のSoFiスタジアム(ロサンゼルスのスタジアム)で行われる試合のチケットをゲットしたんじゃね?」
と思い始めた😃

彼女は高校時代から、いろんな友達がいた影響か、ロサンゼルス・レイカーズの試合チケットをよくタダで手に入れていたし、度々有名人と写真を撮っていたから、「なんかコネがある」ってのは知ってた。

「まじか..チケットもらえたらどうしよう..」

「今回のW杯でアメリカ行くのあんま興味ないけど、こんな機会ないし、ちょっと休み取って弾丸でロサンゼルス行くか」
なんて、勝手に妄想を始めてしまった。

ドキドキする気持ちを抑えて彼女に、

「今はサッカーほとんどしてないけど、どうしたの?」

と聞くと、なんでも彼女が最近知り合ったデートしている相手がサッカー好きで、そこから僕のことを思い出したらしい。

「W杯のチケットじゃなかったー😭😭」

と思いながら、勝手に期待していた愚かな自分をちょっと面白く感じた。

その後、DMでやり取りをしていたら、いろいろ衝撃的な話が出てきた。

やれ結婚していただの、
やれ子どもがいるだの、
やれ離婚しただの、
やれ最近車をぶつけられただの、
やれリストラされただの…

話が長くなりそうだったから、週末に少し電話をすることにした。

もし彼女が台湾や日本にいたら、多分電話はしていなかっただろう。
もちろん、やましい気持ちはまったくない。

向こうがアメリカにいることで、ドラマみたいに「元恋人との再会から何かが始まる」みたいな期待が0%だったのが、逆に良かった。

アメリカンハードシングス

久しぶりに話をした彼女は、hard things を経験した後とは思えないほどどこかスッキリした様子だった。

どうやら離婚調停が成立し、つい数ヶ月前に離婚したらしい。

現地時間の夜10時頃に電話をかけたため、子どもはすでに寝ていた。
恐る恐る離婚理由を聞いてみると、理由は子育てとかだった。

どうやら元旦那さんが子どもを欲しがっていて、6年前に出産したものの、そこから色々と歯車が狂い始めたらしい。

子育てがとんでもなく忙しく、彼女は元旦那さんに助けを求めたものの、彼は仕事が忙しく、育児にはほとんど関わらなかったという。
残念ながら彼は家事がまったくできないらしい。

ちなみに彼は起業家だ😅
しかも、かなり成功しているらしい。

仕事のストレスも相当なものだったようだ。

以前は仕事から帰ってきても、自分の時間があった。

しかし、子どもができたことで自分の時間を確保できなくなり、ストレスの発散先を失った彼は、育児をしている彼女を横目にパーティーへ出掛けるようになった。

そしてパーティーでハードドラッグを摂取し始め、そこから性格がかなり変わってしまったという話を聞いた。

さらに、そのパーティー先かどこかで、大学時代に彼に思いを寄せていた女性がアプローチし、そのまま付き合い始めてしまったらしい。

ちなみに、新しい恋人、元旦那さん、そして僕の元カノは全員同じ大学出身で、顔見知りだ😅

他にも印象的だった話がある。

彼がある日突然、「犬を飼いたい」と言い出し、元カノが実際に犬を引き取った or 犬を購入したのだが、その当日に、

「やっぱ無理。返してきて」

と言ったらしい👊

彼女が、

「もう引き取ったから返すなんて無理だよ。もう家族の一員だよ」

と伝えると、

「じゃあ捨てて」
と言ったらしい…

これはなかなかヤバかった😠

彼はペットを飼ったことがないと思う…(元カノは高校時代に犬を飼っていた)

ただ、印象的だったのは、彼女が「ドラッグを摂取する前の彼は、本当に普通で、どこにでもいる優しいアジア系アメリカ人だった」と話していたことだ。

こういう話を聞くと、僕らはどうしてもこの男性を“クソみたいな男”として見てしまう。
けれど、彼本人の話を聞いていないのに、一方的に人格を断定するのは違う気がする。

彼には彼なりに、ハードドラッグへ向かってしまった理由があるのだと思う。

残念ながら、SNSやAIのパーソナライズによって、自分に最適化されたコンテンツ、自分にとって都合のいい商品やサービスばかりに触れ、人々は以前より他者の意見を聞かなくなっている。

僕がYouTubeで少し中国大陸の印象的だった良い話をすると、人々は敏感に反応する。
でも、僕が中国・南京で、本当に多くの中国人によくしてもらった事実は消えない。

だからこそ、元旦那の話を単なる愚痴で終わらせなかった彼女を見て、「大人になったなー」と感じた。

ちなみに、そんな彼は、いわゆる超高学歴の“優秀なアジア人”で、彼女曰く、相当頭の切れる人物だったらしい。

古典ラジオを聞いていると、偉人が変態だったり、モラルが壊れていたりする話はよくある。

そして今に至る

今、彼女はようやく生活が落ち着いてきたらしい。

実は、最初に離婚の意思を伝えたのは旦那さんの方だったという。

彼女自身、かなり大変な目に遭っていたものの、子どものことを考えると、なかなか踏み切れなかったらしい。

離婚後も、しばらくはかなり大変だったそうだ。

アメリカでは、離婚後も子どもが両親それぞれときちんと時間を過ごせるよう、かなり公平に時間配分がされる。

彼も親権や公平な面会時間を求めた。しかし、実際に子どもを預かる場面になると、家事やおむつ替えなどができず、結局彼女が付き添っていたらしい😅

しかし、そんな彼も最近アメリカを飛び出し、アジアのどこかへ引っ越してしまったという。

こうなると、子どもも物理的に会うことができない。

そのおかげもあってか、彼に合わせて子どものスケジュールを調整する必要がなくなり、かなり楽になったらしい。

彼女の話を聞いていて、「すごいなー」と思ったのは、彼女が20代の頃 (15年ぐらい前) にトーランス(LAからもう少しディズニーランド寄り)で家を購入していたことだ。

仕事はクビになったものの、家賃収入があるおかげで、現在もきちんと生活が成り立っているらしい。

別に「不動産を買え」と言いたいわけではない。

ただ、「もしも」に備えて準備していたことが、後々になって効いているのだと思った。
アメリカでは、どれだけ優秀な人でも突然クビになることが珍しくない。

だからこそ、そのリスクヘッジとして別の収入源を持っておくという考え方には、見習う部分が多かった。

経済的に余裕がある人は往々にして、心に余裕があり心に余裕がある人は、人に強く当たる必要がないから、それがさらに信頼につながっていく。

突然死でもない限り、未来には二種類ある。
予測できない未来と、予測できる未来だ。

老化は予測できるし、AIの発展もある程度予測できる。来週やらないといけない仕事だって、大体わかっている。

まずは、予測できることから先に処理していくと、心に余裕が生まれて、日々の生活が少し楽になる気がする。

少し残酷な事を書くと、こうした先を見据えて動く習慣は行動でしか磨かれないと思う。

例えば、

「投資が大事なのは分かってるけど、始められない」
という人も、まずは証券口座を開いて、勉強だと思って少額でも買ってみればいい。

最初から何千万円の不動産を買えるような強者なんて、そうそういない。

ダイエットだって、いきなりハードな運動からしようとするから失敗する。
人は運動で痩せるのではなく、食事管理で痩せるのだが、運動を始めると食事を気にし始め、それで痩せるケースは多い。

10年ぶりの元カノとの会話はとても学びが多かった。

けれど僕から元恋人に連絡することは恐らく今後もないだろう😅