【超速報】 ChatGPT プロを試しました
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みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は、ChatGPT Proを試してみて感じたことを、皆さんにシェアしたいと思います。
最近、ChatGPTを提供しているOpenAI社が、1カ月あたりUSD 200(約3万円)のプランを発表しました。3万円というと、なかなか手が出しづらい金額ですよね。
でも、applemintなら大丈夫!僕はapplemintのオーナーなので、「新しいテクノロジーはまず試してみる!」という主義なんです。
そこで実際に導入してみて、1週間じっくり触ってみました。その結果を、これから皆さんにお伝えしたいと思います。
結論:アナリストとかじゃなければ要らないかも😅
結論から言うと、多くの人にとっては必要ないと思います。ただし、この記事を書いている今も、OpenAIはほぼ毎日のように新機能を発表しています。
一部の専門家は、2025年がAI技術の飛躍的な成長期になると予測しており、その予兆とも言えるのか、OpenAIのChatGPT PROはかなり強気な価格設定です。
また、意外なことに、AI事業は運用コストが想定以上にかかるらしく、多くの企業は現時点で採算ラインに達していないようです。
もし興味があれば、『生成AI 真の勝者』という本をぜひ参照してみてください。
僕には必要ないと思う理由:遅い
ChatGPT Proを実際に使ってみると、レスポンスがとにかく遅いことに気づきます。
たとえば、これからケーススタディとして紹介する「ラーメン店の事業戦略」に関する回答は、出力されるまでに約1分もかかりました。
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これは、おそらく専門的なアドバイスを求めているがゆえの時間なのだと思います。
とはいえ、大半の人は「パッと気軽に答えが欲しい」ものではないでしょうか。
Proを契約すると、他にもさまざまな機能を使えるのは確かですが、現時点でProを継続利用したい人は、それほど多くない気がします。
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ケーススタディ1. 台湾にラーメン店の戦略
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それでは、さっそく ChatGPT の実力を試してみましょう。
まず、ChatGPT Proに、「台湾で相次ぐ日本のラーメン店撤退問題」について質問してみました。
ChatGPT Proなら、台湾でのラーメン事業をどのように再建・軌道修正するのでしょうか?
以下が、僕がChatGPT Proに依頼した内容です:
これから台湾に進出するラーメン店です。台湾では過去に多くのラーメン店が進出し、印象では8-9割がその後5年以内ぐらいに撤退しています。
台湾で日本のラーメン店の進出が過去にうまくいかなった理由を考察し、今後進出するラーメン店に対して何をすればいいかアドバイスをください。
これに対する ChatGPT Pro の回答は以下です:
1. なぜ日本のラーメン店は台湾でうまくいかなかったのか(考察)
(1) 過剰なブランド・価格プレミアムへの依存:
日本産というブランドイメージは当初は強い武器でしたが、台湾市場でラーメン文化が根付くにつれ「日本ブランドだから高い値段をつけても売れる」時代は終わっています。同質化した有名店が多数参入し、価格プレミアムだけで差別化するのが難しくなっています。
(2) 顧客ニーズのローカライズ不足:
台湾の消費者は健康志向が比較的高く、こってり濃厚なスープや脂肪分の多いラーメンが必ずしも好まれるとは限りません。また、台湾では辛口、酸味、八角などローカルな味覚へのニーズも存在し、日本風ラーメンが必ずしも現地の味覚にフィットしているとは言えません。過去の失敗例では、レシピや味わいを「日本そのまま」持ち込んだまま柔軟な対応ができなかったケースが多いと考えられます。
(3) 現地オペレーションやサービス面の課題:
台湾では接客品質やスピーディーな対応への期待値が高く、またSNS上での評判拡散が迅速です。オペレーションが不慣れだったり、現地スタッフの育成やコミュニケーションが不十分だったりすると、品質と評判が急速に低下します。また、衛生面、注文のしやすさ、店舗環境などの細やかな気配りが欠けていた可能性があります。
(4) マーケティング戦略・ブランド構築不足:
「日本有名店上陸」という初動の宣伝効果に頼り切り、その後のブランド価値向上や顧客とのコミュニケーション強化に失敗すると、徐々に顧客は離れていきます。台湾ではSNSやインフルエンサー、ローカルメディアを活用した継続的なマーケティングが重要で、それを十分に行わなかったことが原因の一つとなりえます。
いかがですか?
めちゃくちゃ真っ当なことを言ってます😆
マジでコンサルタントなんてもう要らないんじゃないかって思いますよね…😅
次に、今後台湾に進出するラーメン店に対するアドバイスを以下にコピペします:
2. 今後進出するラーメン店へのアドバイス
(1) ローカライズされたメニュー開発:
- 台湾で支持される味の傾向や具材を研究し、それに合わせたアレンジメニューを開発します。例えば、台湾で人気のある「酸辣」「麻辣」の要素や、台湾産野菜、フルーツを使った一品、あるいはヘルシー志向に合わせて塩分・脂分を少し抑えたライトなスープを提供するなど、現地での新しい味覚体験を打ち出します。
- ラーメンに限らず「ラーメン+台湾ローカルフード」のハイブリッドメニューや、現地独自の麺種、薬味などを試すことで、差別化が図れます。
(2) 価格戦略とバリュープロポジションの見直し:
- 日本ブランドに頼った高価格戦略から脱却し、コストパフォーマンスを重視した価格設定を検討します。単純値下げではなく、「ボリュームを増やす」「サイドメニューやセットメニューでお得感を演出する」「限定メニューや季節商品で常連客を飽きさせない」といった工夫が求められます。
- 顧客が「もう一度食べに来たい」と思うような、適切な価格帯と価値提供のバランスを探ります。
(3) 接客・顧客体験の改善:
- 店舗デザイン、スタッフ教育、オペレーション効率化を強化し、台湾の消費者が求めるホスピタリティ基準を満たします。
- 多言語対応(繁体字メニューやスタッフへの言語教育)やキャッシュレス対応、QRコード注文など現代的な顧客体験を提供し、利便性を高めます。
(4) ブランディング・マーケティング強化:
- SNSやインフルエンサー、台湾のグルメ系メディアとのコラボレーションを積極的に行い、話題性を継続的に喚起します。
- 地域コミュニティへの参加や台湾のイベント(夜市コラボ、季節の食フェアなど)に参加し、ブランドを「現地に根付かせる」努力をします。
- 「日本直送素材」「特定の産地からのこだわり食材」「職人のストーリー」など、ブランド固有の価値を明確に伝えることで、消費者とのエモーショナルなつながりを築きます。
(5) 顧客フィードバックの迅速な収集と改善サイクル:
- 開業後、顧客の声(SNSレビュー、Googleマップ評価、店頭アンケート)を積極的に収集し、改善点を特定します。
- 定期的なメニュー改良、期間限定商品投入などにより、顧客が常に新鮮な体験を得られるよう改善を繰り返します。
これも至極真っ当な事を言ってますね…😅
台湾でうまく行っている、麺屋一燈はまさしくこの辺ちゃんとしている気がします。特に#1-2をきちんとしている印象を受けます。コンビニとも積極的にコラボし、それが広告となって更なる集客に貢献しています。
ケーススタディ2. 未来予測:占い 笑
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次に、最近台湾で流行している占いについて聞いてみました。(台湾で人気らしいですよ!😅)
結論から言うと、その正確さには驚きました。もはや、ただの「占い」では物足りないかもしれません。今後、占い師はカウンセラーのような役割を求められるのではないでしょうか。
それでは、早速結果をお見せします。僕がした質問は以下です。
あなたは台湾のプロの占い師です。生年月日や生まれた日時を教えれば、その人の性格や未来がわかります。
以下の情報を基に、性格とその人の2025年の仕事運や健康について教えてください。
情報:
生年月日:1987年6月20日 (土曜日) 午後14:00
結果は以下です(とても長文になったので、一部のみ伐採します):
性格の特徴:
- 柔軟な知性と好奇心:
1987年6月20日は太陽星座が双子座の最終度数に近く、双子座特有の好奇心、柔軟性、情報収集欲求、コミュニケーション能力が強く表れています。知的活動や学習、新しい情報への関心が高く、自らの知識をアップデートし続けることを好むタイプです。 - 感受性と思いやり:
生まれた時間帯が双子座から蟹座への切り替わり付近であるため、知的な面に加え、内面に温かさや人を慈しむ気持ちを秘めています。単なる知識欲だけでなく、人と心を通わせたい、人の気持ちを理解したいという優しさや共感性があります。表面的には軽快で社交的ですが、内面には家族や友人など親しい人々を大切にする、人情味あふれる一面が潜んでいます。 - 多面的な才能と協調性:
1987年は中国干支で「卯年(うさぎ年、しかも火の要素を持つ丁卯)」に当たります。火の要素を持つ卯は穏やかなうさぎ年生まれに、行動力や情熱をプラスします。これにより、優しくも活発さや創造性を備え、自分の発想を現実化する意欲も持ち合わせています。また、他者との調和を尊重し、チームでの仕事や社会的な繋がりを築くことを得意とするでしょう。人あしらいが上手く、相手に合わせた柔軟な対応も可能です。
どうですか?なんかめちゃくちゃそれっぽい占いしませんか?ちなみに2025年の仕事運や健康については、誰にでも当てはまるような内容だったのでスキップします。
次に、僕が試したのは、「僕に向いている仕事」や「僕が今どんな仕事に従事しているのか」当てられるかです。
結果はとんでもなかったです…😲
では、まず僕が ChatGPT Pro に対して送った指示を書きます:
僕にはどんな仕事が向いていますか?今僕がどんな仕事をしているか占いの結果を基に当ててください。
その結果は以下です:
あなたに向いている仕事の特徴:
- コミュニケーション能力を活かせる分野:
あなたは言葉や情報の扱いに長けており、人と対話し、調整し、相手を理解しながら物事を進めることが得意なタイプです。 - 知的好奇心を満たし、新しい情報を扱う職業:
新しい知識を得たり、それを他者と共有したりすることに喜びを感じやすいため、常に学びと発信が求められる仕事は向いています。 - 適応力が求められる仕事:
変化への対応力が強く、柔軟な思考ができるため、新しいトレンドへの対応や多文化的な環境での活動、変化の激しいビジネス領域で能力を発揮できます。
具体的な職種例:
- マーケティング、PR、広報
- コンサルタント(特に情報収集・分析・コミュニケーションが求められる分野)
- ジャーナリスト、編集者、ライター
- 国際業務や多国籍企業での調整役(海外営業、グローバル人事、通訳・翻訳)
- ITやWEB関連での情報発信、SNSマーケティング、コンテンツクリエイター
こいつら絶対、FacebookやGoogleみたいに僕のデータを参考にしているに違いない!って思っちゃいました😂
正直なところ、実際にしているんだろうなと思います。
いやー、本当に驚きです。ちなみに、僕は大学時代、「ジャーナリストを目指す大学生が参加する毎日新聞の『キャンパる』」という団体に所属していました😅
とはいえ、占いのためだけに200USDを出す必要はないでしょう…
有料版だけでいいのでは?
ここまで長々とお話ししましたが、個人利用なら月額20USDの有料版で十分だと思います。
ただし、コンサルティングや専門的なアドバイスを提供する立場の方は、Pro版も導入してみるといいかもしれません。Proから得たインサイトと自身の経験を組み合わせることで、より最適なアドバイスを顧客に提供できるのではないでしょうか。
ちなみに OpenAI が提供する動画生成AI SORA がようやく一般に公開されました。ChatGPT にサブスクしていれば、使えるので是非実験してみてください。
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以下のような感じで、動画のサイズも選べます:
![](https://applemintlab.com/wp-content/uploads/2024/12/sora2-1024x302.png)
試しに以下のような動画を生成してもらいました:
2匹の猫が日本の豚骨ラーメンを食べながら、スノーボードで雪山を下山している様子。
猫は二匹とも黒猫で、ニューエラのドジャースの帽子を被り、ドジャース大谷翔平選手のユニフォームを着ています。
そしたら何だかとても残念な動画が出てきました:
![](https://applemintlab.com/wp-content/uploads/2024/12/cat-1024x540.png)
日本語が問題だと思ったので、英語に翻訳して再度出力させた結果は以下です:
![](https://applemintlab.com/wp-content/uploads/2024/12/cats-1024x576.png)
だいぶマシになりましたね😅
もう少しプロンプトの精度を上げる必要があります!
以上、applemint 代表佐藤からでした!