【サラリーマンと経営者の思考の違い】物事はどうやってお金を生んでいるのか考えると面白い

こんにちは、applemint lab 代表の佐藤です😎

今日はサラリーマンや雇われの身の方に対して、経営やビジネスの視点で物事を考えると世の中の見方が変わるよってお話をしたいと思います😃 (決して上から目線じゃないですよ😭😭😭😭)

leo

雇われの身の方々をディスっている訳ではありませんよ!

まずはあるストーリーを共有させてください。

2021年に僕は日本からやってきた若手駐在員とお話をしました。僕は彼に日本のコロナウイルスの状況と彼が日本にいた時の仕事の様子を聞きました。

しばらく話していると彼は僕に、「いやーコロナ最高です!」と言いました。理由を聞くと、彼の会社ではコロナで人との接触を避けるため、彼はクライアントのもとへ行く必要がなくなり楽になったからだそうです。

僕はこの話を聞いた時、「あーこの人が総経理の会社は最初苦労するだろうな」と思いました。彼の話には経営の視点や自分でお金を作っている意識が微塵も感じられなかったからです。彼は会社が敷いてくれたレールに乗って仕事をしているだけでした。

でも残念ながら世の中の90%ぐらいの人はこういう考えです。自分で会社を経営している人なんてほとんどいません。しかし世の中はものすごいスピードで変化していて、どんな大企業でも明日はどうなるか分かりません。

そんな時代にいつまでも「雇われの身」の考えでは危ないわけです。そこで今回は物事をお金を作っている側の視点 (経営的視点) から見ると結構見方が変わって、それが後々の生存に役立つよって話を、実例を交えてお話ししたいと思います!

大手のする事には必ず理由がある

僕は最近 Netflix でアホみたいにアニメを見ています。ここ数ヶ月で見たアニメは「ドクターストーン」、「ちはやふる」、「僕のヒーローアカデミア」、「ブルーピリオド」、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」などなどです。

面白いのが、”どこが” アニメを制作するかでアニメのエピソードの数が全然違うという事です。ここでいうアニメの制作とは制作会社ではなく、どこのテレビ局が制作/配信しているかです。

例えば「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」は Netflix が独占配信です。つまり、Netflix がお金を出してアニメ化されたものと思われます。

Netflix が独占配信するアニメを見て気づいた事があります。それは偶然にもどのアニメも大体12-13話で終わる事です。それに対して、テレビ局が配信したアニメは24話が多いことです。

なんで Netflix が主導したアニメは12話でTV局のアニメは24話なのか?

みなさんはなぜこの差が生まれると思いますか?僕はすぐに仮説を立てられました。その理由の一つは僕が『NETFLIX コンテンツ帝国の野望―GAFAを超える最強IT企業―』という本と『オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』を読んだからですが、もう一つは僕がビジネスの視点でこの疑問を解こうとしたからです。

Netflix にとって大事なのは Binge-Watching

Binge-watching って言葉を知ってますか?知らない人は大事なので覚えておいてください😎 Binge-watching とは「一気見」の事です。

Netflix の調査によると一気見をした視聴者はまた一気見をする傾向にあり、一気見は中毒性があるそうです。つまり、一気見を促すと Netflix の離脱率が減るという事です。

Netflix の主な収入源はサブスクリプションの費用です。つまり、Netflix にとって大事なのは会員の維持で、ユーザーを離脱させないためには一気見させるのが有効なのです。Netflix が独占配信するアニメは一気見させるために 12話にしているのかなーと僕は仮説を立てました。

これが正しいかどうかは分かりませんが、12話の方が一気見しやすいとは思っています。

日本のアニメにとって大事なのは広告費

一方で日本の民放のテレビ局が作るアニメの収入源は広告です。アニメが放送される時、広告が出るのはオープニング後とアニメの中盤、そして最後です。合計5分ぐらいあります。

もしもアニメが12話で終わると、広告は 5分×12話 = 60分しか流せませんが、24話だと 5分×24話 = 120分広告を流せます。つまり、テレビ局が作るアニメはどれだけ巻けるかが大事になります。

leo

戦闘シーンとかめちゃくちゃ秒数稼げますねw

僕はこのビジネスモデルの違いがアニメのエピソード数に現れていると思っています(確証はありませんが、当たっている気がします)

経営者は何かを実現するためにマネタイズをちゃんと考えている

以前『【台湾でお店をする人必見】台湾でよく潰れるお店の2つの共通点』で、僕の家の近くのドリンクスタンドはお店に”入らないと” ドリンクを買えなかったから潰れたのではないかというお話をしました。

これに対して成功しているお店は路上から直接買えます。成功している会社がやっていることには必ず意味があります。そして大抵の会社は儲かりやすいやり方を選んでいます。

話を冒頭で触れた新米駐在員に戻します。彼がいちいち客先に出向きたくない気持ちはよくわかります。僕も起業した当初は新しい人に会うのがとても面倒でした(苦笑)

でも、僕はその後対面営業の方が顧客獲得につながって儲かりやすいことがわかったので向こうが必要と感じたら必ず対面営業をするようにしています。

leo

ただし飛び込み営業やテレアポは僕がされて嫌な事は他の人にも絶対しません。

このように普段から「〇〇会社と〇〇会社は同じなんで〇〇なやり方なんだろう?」「あの会社はなんでうまくいってるんだろう?」「あのお店はなぜつぶれたんだろう?」と考えてみると物事の見方が広がります。

これを習慣的に行っている経営者の人は何か新しい事業をする時もまずは同業者の成功事例や失敗事例をビジネスの観点から研究し、真似る or 避けます。

逆に企業が敷いてくれたレールに沿って仕事をし、物事をビジネスの観点から考えられない人は、いざ会社の代表者や一からお金を生み出そうとすると苦労します。

みなさんが今勤めている会社がいつまで安泰かなんて保証はどこにもありません。物事をビジネスの観点から見るという習慣を身につけ、自分で生きていける強さを磨くのもいかがでしょうか?

以上佐藤からでした!