僕が生きている世界は超アブノーマルというメタ認知

何かがおかしい…

最近、そう思うことが増えてきた。

きっかけは、7月の出張で東京に行った際、兄家族に招待されて参加したBBQだ。

その日は初めて、兄の奥さんの実家にお邪魔した。
兄の奥さんの実家は都内の閑静な住宅街のど真ん中にあり、庭でBBQができるということで、そこでBBQを楽しみつつ、焼いたお肉は室内で食べることになった。

こういうBBQがあると、みんなが持ってくるものといえば決まってお酒だ。当日は、多分7〜8本くらいの赤ワインやシャンパンが並び、それに加えて兄夫婦が用意した缶のお酒も並んでいた。

おかげで僕にしては珍しくかなり酔っ払ってしまった…

これは完全に言い訳なのだが、僕が行き慣れていない場所だったこともあり、当日は少し遅刻してしまった。

降りるべき駅に停まらない電車に間違えて乗ってしまい、慌てて引き返していたら遅刻してしまった。

その後、駅に着いて携帯を見ながら指定された住所を目指して歩いたものの、家が見つからない。
兄に電話をし迎えに来てもらった後に、案内された家はまさに隠れ家的な場所にあった。

家に着くと、すでに数名のゲストが席についていた。そこから自己紹介が始まる。

類は友を呼ぶ

まず一人目に紹介されたのは、兄の大学時代の同級生(もしくは後輩)で、現在はベルギーで建築業をしている方。

次に大学時代の後輩で、現在はどこかのハイブランドでなんたら職(忘れた😅)をしている方。
そして最後は、アート活動をしているアーティストの方という感じだ。

いかにもアートディレクターをしている兄らしい友人の構成だ。

ちなみに兄は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の卒業生で、慶應にしては珍しくアートやデザインを学ぶ学部だ。
建築に関しては、建築界のアカデミー賞とも言われるプリツカー賞を受賞した建築家が教授を務めていることもあり、なかなかレベルが高い。

その後、少し遅れて兄の奥さんの友人が到着。その人はフランス人の方と結婚されていて、現在はフランスでアート関連の会社を経営している方だった。

次に来たのは某大手出版社の某有名雑誌の編集長、そして僕は知らなかったが、建築界隈では割と有名な若手建築家の方、最後に割と有名!? なアーティストの方という感じだった。

その結果、その場にいた人たちは、

アーティスト、建築家、ベルギー在住の方、フランス在住の経営者、台湾在住の経営者(僕)、有名雑誌の編集長、アパレルデザイナー…みたいな顔ぶれになった。

いや、何かがおかしいでしょ👊

恐らくこれを読んだ9割の人は、これがいかに異常なことか分かると思う。けれど、その中にいる人は、その異常さに気づかない。

なんなら、自分たちがいる世界を普通だと思い、その世界で共有されている価値観や考え方を「当たり前」だと思ってしまう。

僕も別にこの時は、自分が異常な世界にいるなんて思わず、楽しく1日が過ぎた。

先日の会食

僕が自分の世界の異常さに気付いたのは、この前台湾で行った会食だ。

その日は3人での会食で、僕のほかに飲食店の代表者、内装業の代表者がいた。

みんながどこかしらの会社の代表者という時点で、そこそこ異常なのだが、話をしていると、飲食店の代表者の人脈がこれまた異常だった。

恐らく日系の飲食店はみんな知り合いなんじゃないかと思うレベルだった。
しかも、この方は7月に台湾へ進出した会社の代表者だからすごい(毎日誰かしらと会っている)。
本当に真面目な人だなーって印象だ。

実はこの代表者は友人から「よろしく頼む」と言われていたので、僕がいろんな人を紹介しようと思っていたのだが、その必要はなさそうだ。

余談:海外の飲食店オペレーション

話の中で面白い話があったので、余談になるが共有したい。

今、台湾ではおにぎり屋さんが結構流行っている。その中のあるお店が出店を加速しているのだが、このお店はフランチャイズ運営だ。

フランチャイズというと、マクドナルドのオペレーションみたいにバシッと決まっているイメージがあるが、このお店は割と柔軟性がある。

このお店ではもともとは、お米を炊いた後、2分以内に取り出しておにぎりを握るというルールがあったのだが、海外ではどこのフランチャイズもそのルールに対応できないらしい。

確かに…何かをやっている時に、急に別の仕事を2分以内に対応しろって思ったよりハードルが高い。

僕も、今これを執筆している最中に別の仕事が入ってきても、よほどのことがない限り2分以内の対応は難しい…

そこで、おにぎり屋の社長がある時、「2分ルールを撤廃したらどうなるか」という実験をした。
その結果売上に変化はなかった。それ以来、2分以内というルールは課していないらしい。

なんかこれって、まさしく海外への現地化って感じがする。ビシッとしたオペレーションができるに越したことはないが、海外ではそれができないのが当たり前だ。

僕も、こう言っちゃあれだが、社員第一号に「レオは厳しすぎた」と言われてから、妥協と質の間をいろいろ行き来している。

結局海外でのオペレーションも、理想論よりも、最初はどれだけ限られたリソースで質に妥協しながら結果を出すって事が大事なんだと思う。

余談:海外の飲食店の接客

これまた飲食店の余談になるが、これも面白い話だったのでぜひ共有したい。

とあるラーメン屋さんの話だ。このラーメン屋さんは、台湾でもうかれこれ10年以上営業している。

日本から進出したわけではなく、店主の方が自分で始めたらしく、自分の好きなように経営している。

台湾の飲食店では、「作り直せ」とお客さんから言われるケースが結構ある。
ある人は「髪の毛が入っている!」と言うし、ある人は「味が変だ」と言うし、まあ、いろんな意見がある。

そんな中、このラーメン屋さんである時、「麺がほかの人と比べて揃ってない! 作り直せ!」と言ったお客さんがいたらしい👊。

店主はキレた。

「作り直さないし、二度とお店に来なくていい」

そうお客さんに伝えたそうだ。

ちょうどそんな話を会食でしていたら、7月にオープンしたお店の代表者さんから、「先週、お店の前で転んだおばちゃんが治療費を請求してきました」という話があった😅

飲食店をやると、こういうよく分からない話がいっぱいあるらしい。台湾の洗礼みたいなものなんだろう…

代表者は、限られた中国語の中で、「我是老闆。我不要」と言ったらしい👏

おばちゃんはキレたものの、その後特に音沙汰はない。

やられる立場になったらたまったもんじゃないなと思いながら、「あ、これめっちゃコンテンツとして配信したらおいしいな」と思ってしまった自分もいた😅

このままだとマジでバグるから

類は友を呼ぶというが、こうしていつも代表者ばかりの会食や集まりに行っていたら、当たり前だけど、「一般的な」視座がなくなる。

それは「一般」の消費者に対して売り方を考えるマーケターとして、致命的だと思う。

幸い、ケチで節約思考な性格のおかげで、台湾の新幹線にグリーン車みたいなものがあることもこの前初めて知ったし、公共交通機関もガンガン使う(大事😀)。

この前、AIに勧められてちょっとハイブランドのお店に入ったら、終始緊張しまくった。

とはいえ、高い物を買う人の気持ちも理解したいから、たまに勉強代としてハイブランドの服も買うし、今後は1年に1回くらい、思い切ってものすごく高いホテルにも泊まってみたいと思っている(何が違うんだろう…)。

バックパックが8,000NTDと聞いた時も拒否反応を示したし、まだ感覚は保てている気がする。

けれど誰も僕を知らない環境に身を置いたり、自分の名前を名乗る必要もない場所で、お仕事をするような抜本的な施策も必要だと思っている。

くれぐれも言いたいが、高い物やハイブランドを消費するなと言いたいんじゃない。
僕の目的は、「一般的な視座」を保つことだ。

同時に、中小企業の経営の世界では、先月まで絶好調だったのに今月急にやばくなる、なんてことは本当によくある。

だから、マジで調子に乗らない方がいい。

ふと会食で周りを見て、そんなことを思ったのでした。