台湾でAIを使って編集したショート動画を1ヶ月回してわかったこと(2026年7月)

こんにちは、applemint 代表の佐藤です👋
7月に入りましたね🌞
6-7月にかけて色々ひと段落したので、AI を使ったアウトプットの効率化をめっちゃ実験してきました!
その一環で、ロング動画をショート動画にするってことをやってきたのですが、
今回は先週から今週にかけての振り返りとして、主にショート動画の話をしていきたいと思います!
ついでに、日本酒の台湾進出の相談を受けた話と、そこで見えてきた「販売代理店・パートナー選び」のリアルなトラブルについても触れます!
それでは、Let’s go!
ショート動画を1ヶ月やって、数字がどう動いたか

ポッドキャストの動画をショート動画にして切り抜いてアップするってのを始めたのが6月9日からで、ちょうど丸1ヶ月ほど経ちました。
YouTubeを登録してくれている方なら、なんとなく何をしているか分かってもらえると思います。
で、1ヶ月投稿し続けて何が起きたかというと、
まず視聴回数が、前月比で72,500回増えました。視聴時間も1ヶ月で685時間、前月比で305時間増えています。
登録者も35人増えました。だいたい1日1人ペースですね。
やっぱりショート動画は「観られる」フォーマットなんだな、というのが正直な実感です。

面白かったのが、先週50代オーバーの経営者の方と会食をしたときの話です。その方が「自分でさえ、YouTubeはもうショート動画しか観ない。映画も観られなくなった」と言っていて。
なんか年齢に関係なく、みんなどんどん忍耐がなくなってるなーって感じますね。
長いものを最後まで観てもらうこと自体が、そもそも難しくなっているのかもしれません。
ワールドカップも自分の国の試合は飽きずに見れるけど、そうじゃない試合は正直サッカー好きの僕でさえキツくなってきました…
あと、僕のチャンネルを見ている人たちが他にどんなチャンネルを見ているかってデータがあるのですが、以下ご覧ください:

『年金聞いてもいいですか』、『大久保佳代子のTBS ラジオ』、とかみんな何考えてるんですかね🤣
以下はどんなショート動画が見られているかってAI の分析です:

あと、僕の動画に関しては、投稿時間は夜が良さそうです:

最後に、動画の再生数を伸ばすのに大事なのは、最初の1秒でスワイプされないか否かの他に、視聴維持率が大事です。
以下は僕のショート動画を分析したAI の見解です:

こうして僕はショート動画を上げまくって、それをAI に分析させて、次回企画する際に分析結果を反映させることってをしてます。
あ、あと再生回数は78,000回あるのに、広告収入は15USD です😆

そもそも、どうやってAIでショート動画を作っているのか
ここで少し裏側の”どうやってショート動画化しているか” って話をします。
このポッドキャスト、撮影を始めたのが実は4月なんですが、その時点でもう「ショート動画にする」「AIで編集する」ということは想定していました。
なので最初から3カメで撮っています。3カメというのは、正面のカメラが1台と、話し手それぞれを正面から捉えるカメラが2台。この3つの角度で撮っているってことです。

話し手だけを写した動画を作っておけば、スマホ用に編集しても、縦画面にちゃんと収まるんですね。3カメは初めらショート動画が狙いでした(後付けじゃなくてマジで😅)。
3-4月にポッドキャストの撮影を始めてから、構想自体はずっとあったんですが、4月はイベントもあって忙しかったのと、
AIを使った動画編集がまだそこまで進んでいなかったので、しばらく手をつけられずにいました。
それが、claude code を使ってプレミアプロと連動させることが本格的にできるようになってきて──確かそれが4月ごろの話だったと思います。
「あ、これならもうできるな」と思い、5月は出張やイベントで動けなかったので、6月の頭から始めました。
ただ、最初はかなり苦戦しました。MCP (Claude と プレミアプロ(動画編集ソフト)を連動させるのもそうですし、まず企画の段階でつまずきました。
ポッドキャストのMP4ファイルを Claude にそのまま読み取らせようとすると、トークンの消費がまずやばいことに気づき、
“じゃあMP3でやろう!”ってしたら、今度は音声認識ができないことが判明しました😭
そこで、まずWhisperというツールで音声をSRTファイルにしました。SRTというのは「何分何秒に何を話したか」が記録された、テロップをつけるときに使うファイル形式です。
これにした上で、「何分何秒のどの部分を切り取れば再生回数が伸びそうか」を企画させる、って流れです。
それでも最初はうまくいかなかったり、字幕のストローク(テキストの外側につける黒や白の縁取りで、視認性を上げるもの)がうまく反映されなかったり、いろいろありました…
ただ、AIは賢いので、何回も修正を重ねて「二度と同じ修正依頼が来ないように学んで!💢」って指示したら、すぐに修正しました。よしよし😉
次に、今までに学んだことを”スキル”という形にまとめておくと、次に同じ作業を立ち上げたときに、それまで学んだことを応用してくれるようになります。
そうやってスキル化していったら、今では本当に10分か15分で、10本くらいバーッと作ってくれるようになりました。
とはいえ、10〜15分でできるからといって、ダブルチェックをせずにそのままアップするとまだ危険で。
特に僕のポッドキャストは中国語をよく話してしまうので、中国語発音を日本語のテキストにそのまま起こしてしまうケースが多いです。
たとえば「宜蘭(ギラン)」という地名を「イーラン」とカタカナで表示してしまうとかありました。
日本人からすると「イーラン? どこ?」となってしまうので、こういう部分は「このテキストを”宜蘭”に変えて」って修正を入れています。
ショート動画は「目的」じゃない。主役はあくまでロング動画

ここまで書いておいてなんですが、僕はショート動画を最初から意識すること自体はいいと思っています。ただ、ショート動画そのものが目的になるのは違うかなーって思ってます。
あくまでロング動画を主体にして、それをショートに切り出していく、という観点のほうがいいと思っています。ショートはあくまで入り口、って感覚ですね。
最近 Ahrefs っていう SEO の会社が面白いデータを出しました:
【Ahrefs 調査】AI 検索の引用ドメインが 2 ヶ月で激変、不動の YouTube・note 急上昇・Reddit が新規ランクイン
調査によると、AI が情報を引用する際、YouTube ってよく引用されてるみたいなんですね。
applemint ではここ2-3週間で急にお問い合わせが増えた感じがするのですが、恐らく YouTube の引用と AI の最適化は関係しています。
僕のYouTube は再生回数自体はしょぼいかもしれませんが、そもそも台湾ビジネスについて投稿しているのは、僕とアジアンブリッジさんぐらいしかいないので、動画が一役買ってるんだろうなーって思っています。
日本酒の台湾進出相談で「メタ広告」を提案した話

ここからは別の話です。先週、日本酒の台湾進出の相談を受けました。
相談してきた会社さんは、日本酒メーカーに重機やポンプ、桶といった設備を卸している会社さんでした。
だからいろいろな日本酒メーカーを知っていて、なんならいくつかは傘下にいる!?みたいな感じでした。現在アメリカには輸出しているけれど、台湾にはまだ輸出しておらず、知り合いはいるけど、販売代理店はあまり知らない、って状況でした。
台湾でお酒を売る場合、そもそもオンラインでの販売ができません。なので販路が、だいたい3つのルートに限られます。
1つ目がレストラン。2つ目が、これもレストランに近いですが、ホテルなどの施設。3つ目が酒屋さんです。
つまり販売代理店の優劣は、この「レストランの販路を持っているか」「施設の販路を持っているか」「酒屋の販路を持っているか」で決まってくる、って話になります。
では、その販売代理店をどうやって探すか。ここで提案したのが、メタ広告です。
メタ広告は、こういう「代理店・取引先探し」にも効きます。うちは今、あるレストランの会社さんの旅行代理店を探すのを、メタ広告でやっています。
このレストランさんが非常にユニークなレストランを抱えていて、台湾の旅行代理店が抱えている課題にきちんとしたソリューションを提供できているので、毎月10件くらい普通にリードが来ます。
リード1件あたりのコスト(コストパーリード)は、だいたい1万円くらいです。これを高いと見るか安いと見るかは人によりますが、そのレストラン会社さん的には、日本でやるよりコストを3分の1くらいに抑えられています。
日本で同じようにリードを集めようとすると、1件あたり3万円くらいはかかるそうです。
台湾の人は、広告を出すと結構反応してくれる、ってのが僕の見解です。あ、これはポジショントークではなくて、本当にそんな感じっす🫡
だから、台湾に新規進出したいけれど販売代理店の探し方が分からない、というときは、とりあえずメタ広告をやってみるのはアリだと思います。
じゃあメタ広告にいくら払えばいいのか?このレストラン会社さんの例だと1万円で1件くらい取れているので、あとは「リードを何件取りたいか」「アポを何件取りたいか」で逆算すればいいと思います。
僕の感覚だと、10件くらいリードが取れれば、そのうち3〜4社はきちんと返事が来ます。3〜4社から返事が来れば、少なくとも3〜4件はアポにつながるって考えて、予算を逆算するといいと思います。
販売代理店とのリアルなトラブルと、パートナー選定の教訓
日本酒の話に関連して、実際に日本酒メーカーさん・うち・販売代理店さんの間で起きたリアルなトラブルも書いておきます。
あるとき、某日本酒メーカーさんが「台湾の販売代理店さん、プロモーションがあまりちゃんとできていないんじゃない?」って感じて、じゃあプロモーションの専門家であるうちに依頼しよう、となりました。
ところが、それを聞いた販売代理店さん側が「なんでうちにプロモーションを任せてくんねーんだよ💢販売は全部うちに任せるんじゃなかったのか!」ってなっちゃいました。
まー完全にメンツを潰してしまったんですね。
そうとも知らず、僕はメーカーさんに促されて挨拶の電話をしたら、「お前、なんやねん💢」みたいな感じで、なぜか僕がものすごくキレられました😅
なので、台湾で販売代理店を探すのはいいですが、マジでパートナーの選定はきちんと訪問して、しっかり見極めた上でやらないといけないなと思っています。
というのも、お酒に限らず販売代理店は、いざお願いすると、そこにいろいろなことをまとめてお願いしていくことになるケースが多いからです。
「これはこの会社、これは別の会社」って分けてもいいんですが、そうすると必ずどこかでいざこざが起きます。
なので僕の経験上、販売代理とか、代理店は1社に絞ったほうがいいです。
ただ、その1社がうまくやってくれなかったら、台湾事業そのものがうまくいかなくなるんで、ちゃんと期限と目標を設定するといいでしょう。
そんなことを思っていた矢先、最近ある会社さんが、これまたある会社さんと代理店のパートナーシップを組みました(ややこしくてすいません🙏)
ただ実はパートナーを組んだ会社さんのサービスが台湾国内で、僕の周りではあまり評判が良くないんですよね…
でも新しく組んだ側は、まだそういう評判を知らないんです。
本来であれば、第三者・第四者・第五者から意見を聞いた上で判断していれば防げたはずなのですが、そこを見極めずに組んでしまったのかなー、って思います。
改めてパートナーや代理店は、きちんと調べてから決めたほうがいいという話です。
以上、applemint 代表佐藤からでした!