台湾アダルトエキスポを制覇する秘訣と日本人の悪習慣に隠れた共通点
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
先日、TRE 2024 に少しだけお邪魔してきました。TRE とは Taiwan Red Expo の略で、アジアでは恐らく一番日本のセクシー女優さんが集まる大規模なイベント (アダルトエキスポ) です。
世界的に有名なポルノグラフィーのイベントは確か毎年ラスベガスで行われていますが、こちらの特徴は主に日本や台湾のセクシー女優さんが出演することです。
2023年は3日間で5万人を動員したようで、今年は会場を去年より大きな南港に移して主催されたので、もしかしたら5万人以上来場したかもしれません (或いは、今年も5万人なら5万人が現時点でのマックス集客人数ですね😅)
そんなTREで、なんと僕の知り合いが今年出展していて、そこで出展費用やちょっとした裏事情を聞くことができました。また、知り合いと話をする中で、「あー、そのプロジェクトは〇〇した方がもっと上手くいきそうだなー」と感じたことがあったので、今日はそのお話ができればと思います。
決して知り合いのプロジェクトの進め方を批判するものではなく、自分の実体験を通じて「この手のプロジェクトはこうやって進めた方が、多分損をしないだろう」と感じたというお話です。
とは言え、実例がないと「こいつ口だけだな」と思われるかもしれないので、applemint lab の特徴でもある、リアルな実例を挙げながらお話ししたいと思います。
直接連絡出来る事とプロジェクトを有利に進められる事は違う
まずは、最近僕らの会社に届いた、某日系企業からの問い合わせについてお話をさせてください。結論からお話をすると、"人脈"にはちゃんとお金を払った方が、プロジェクトを前に進められるよって話です。
先日、ある企業からお仕事のご相談を頂いた内容は、台湾で商品を販売するにあたり、認知度を広げたいのでサンプリングをしたいというものでした。
その際、僕らからは「applemint は〇〇社と協力関係にありますし、〇〇社ならサンプリングが出来そうなので、〇〇社と話を進めてはいかがでしょうか?」とご提案しました。
しかし、先方からは「〇〇社とはすでに連絡を取っており、必要ありません。」との返答がありました(もちろん、実際の返事はこんなに冷たいものではなかったですよ😅)。
この時、僕が直感的に感じたのは、「おそらくこの企業と〇〇社との話はうまく進まないだろうな...」ということでした。理由は、ご相談をいただいた企業が〇〇社と進めようとしていることは、〇〇社内部で様々な部署を通しての確認が必要になるためです。
つまりサンプリングをお願いする側には、調整と根回しが求められるという事です。台湾での調整や根回しは日本とは少し異なり、一言で言うと「關係(グアンシー)」が重要になります。
「關係」に関しては様々な解釈があると思いますが、僕の解釈では、決定権を持つ人との関係構築や、決定権を持つ人と知り合いとの関係構築を指します。
この際に大切なのは、関係者に対してしっかりと収益が見込める提案をすることです。「友達」や「知り合い」といった曖昧な関係ではなく、日本人が避けがちな金銭面のメリット・デメリットの話を具体的にすることが必要です。
台湾人はお金に対して貪欲だと考える日本人もいるかもしれませんが、僕から見ると、お金を稼ぐことは普通ですし、誰しもが報酬が何もないのに働きたくはないので、むしろボランティアで色々してあげる日本人は本当にすごいなーと思っています🤓
話を戻すと、なぜ僕がこの案件がうまくいかないと感じたかというと、その企業のスタッフが全員日本にいて、どう見ても台湾の〇〇企業と「關係」を構築できないからです。
一方で、僕らは〇〇社とは比較的しっかりと関係を築いています。恐らくご相談した方は、無駄な手数料を払わずとも直接〇〇社と連絡が取れているのだからそれでいいと思っているかもしれません。しかし、敢えて誰かを介した方がプロジェクトがうまくいくケースは海外ではいっぱいあります(日本も同じですかね😅)。
僕が海外で日系企業と仕事をしていて強く感じるのは、日系企業の多くの方が「人」や「人脈」に対してお金を払う意識があまりなく、平気で相談相手に無料で企業や人の紹介を求めるケースが多いことです。
前置きが長くなってしまいましたが、TREでもこの「人脈」に対してお金を払うことが非常に重要だと思う事があり、それをしないとかえって損をする可能性があるなーと感じたお話をします。