タイ・バンコクの清々しい富裕層優遇
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日はタイの清々しいほどの富裕層への待遇というテーマでお話をしたいと思います。
最近ビジネス界隈では『富裕層を狙え』ってメッセージが頻繁に聞かれます。
先日僕を非難した元芸能人の人も「私には一般庶民の気持ちはわからないから富裕層狙います!」なんて言ってましたね😅
お金がある人からお金を頂こうとするのは至極真っ当な事だと思うのですが、そもそも富裕層がお金を落とす環境が整っていなければ富裕層はお金を落とさないと思っています。
これに気付かされたのが、バンコクにおける富裕層向けの環境/待遇です。今日はそのお話を共有いたします!
高級車のギャラリー
バンコクには「セントラル」と呼ばれるショッピングモールがあります。
このショッピングモールはとても広く、全フロアを隅から隅まで歩こうと思ったら多分8〜10Kmになるんじゃないかと思います。
このショッピングモールの一階には富裕層向けの駐車場があります。駐車場と言っても、皆さんが想像しているような大きなスペースの駐車場ではなく、入り口付近にそのまま横付けできるような駐車スペースです。
ある一定クラスを超えた高級車であれば、この駐車スペースに止められる権利を得られます。
ベンツとかテスラとかそんなレベルではなく、ベントレー、ランボルギーニ、フェラーリレベルです。
今回僕はその駐車場が見つからず、残念ながら写真を撮る事が出来ませんでしたが、スーパーカーがずらりと並ぶスペースは圧巻の光景らしいです。
この施策は2つの観点から富裕層を取り込むのがうまいと思いました。
- 時間を無駄にしなくていい
- モールに来た一般客に車を見せつけられる
バンコクに来た事がある方ならわかりますが、バンコクは渋滞が本当にひどいです。僕はある日たった5キロの場所へ行くのに40分かかりました。
ショッピングモールも例外なく、駐車スペースは渋滞で、空きスペースを探すのには苦労します。
しかし超高級車を持っていれば駐車スペースを探す手間が省けるので、富裕層は思わずそこで買い物したくなりますよね。
次に、公道では使い道のない300km出るエンジンを搭載したスーパーカーを購入する人の中には、自慢をしたいと考えている人はいます。
僕なんかがスーパーカーを買ったら、最初は人に見せたくてわざわざ人が多い台北の西門に行きそうです😅
そんな方にとって、人が集まるショッピングモールで自分のスーパーカーを展示出来るのは最高なはずです。
富裕層の向けの商品開発よりも、富裕層が購入しやすい環境
バンコクの事例では、ショッピングモールは富裕層にお金を落としてもらうために、スーパーカー所有者専用の駐車場を作って、まずは富裕層に来てもらう環境を整えています。
余談ですが、バンコクでは車のナンバーもステータスの一つで、ただスーパーカーを持っていてナンバーを変更してない人は、「あーあなたは無理して見栄を張ったのね」と思われるとか😂
これが富裕層への妬みが激しそうな日本や台湾(東アジア)だと、スーパーカー向けの駐車場を設けたら、「俺たち一般市民を蔑ろにしやがって!」とか言われるのがオチでしょう😂
なので、やるとしたらこっそりやる事になると思いますが、そしたらそもそもお金を持っている人達が気づかない可能性があります…
富裕層がお金を持っているから彼らを狙おう!と考える前に、そもそもお金を持っている人達がストレスなくお金を落とす環境が出来ているかは確認したい所です。
以上 applemint 代表佐藤からでした!