2025年10月現時点で考え得る台湾成功方法

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です。

今日は、2025年10月時点で僕が考える「台湾で成功確率を上げる方法」についての見解を述べたいと思います。

先日、本当にありがたいことに、とあるアパレルブランドから台湾進出のご相談をいただきまして、色々考えました(ありがたや〜)

っていうのも、アパレルブランドは星の数ほど存在しますし、今から台湾に進出するとなればかなり不利です...

普通にプロモーションを仕掛けるだけでは、おそらく勝てずに撤退してしまうでしょう。

そこで今回は、台湾でうまくいっている事例を参考にしつつ、これから台湾に進出する後発組が成功確率を高める方法について考えてみたいと思います。

これからの販売戦略(損失回避の心理をうまく利用する)

みなさんは、テスラが2027年にアメリカでロボタクシーの運用を始める予定になっていることを知ってますか?

ロボタクシーは、所有者が車を使っていない時間帯に自動運転タクシーとして稼働してくれます。

つまり、テスラを購入して Uber などのサービスに登録すれば、オーナーが使っていない間に勝手に稼いでくれる可能性があるということです。

CEO のイーロン・マスクは、自動運転タクシーをおよそ3年間稼働させれば、購入費用の元を回収できると語っています(すげー)👏👏

これにより長期的には、パーキングや車、タクシーの概念そのものが変わり、人々の行動スタイルも変化していくでしょう。

例えば、これまで割高で捕まえにくかった深夜のタクシーも、多くの人が寝ていて車を使っていない時間帯だからこそ安価で見つけやすくなるはずです。
そうなれば、深夜の飲酒運転や終電を気にせず、ナイトライフをより楽しめるようになり、人々の行動はさらに変わっていくでしょう。

しかも昨今は夏に関して言うと、昼は暑すぎる問題があります。

もしかしたら中東のように、夜の行動が主流になるかもしれません。

余談:大事なのは人々の行動がどう変わるか

ここで少し余談を。

クーリエ・ジャポンでは、スコット・ギャロウェイ氏のコラム「デジタル経済の先にあるもの」が月2回掲載されています。

その中の「『なぜあなたのプレゼンは退屈なのか?』データを物語に変える本物の技術を教えよう」という記事で、アメリカでの肥満薬がどのような影響を及ぼすかについて語られていました。

彼は以前から、肥満薬によって美容整形業界が活発化すると予想していたらしく、なぜなら、肥満の人が痩せたあとに直面するのは、皮膚のたるみやシワといった問題で、それを解消したいという新たなニーズが生まれるからです。

なかなかいい着眼点ですよね。

ビジネスって大事なのは、来るとわかっているテクノロジーが来た際に、人々の行動がどのように変化するか予測して対策を立てるのが大事なのでしょう。

ステークホルダーのベネフィットを増やす努力

話を戻します。

テスラの何が上手いかというと、売り手と購入者の両者がベネフィットを得られる点です。

車がコストにならなくなるアイデアはすごいですよね👏

この両者がベネフィットを得られる構造は、ウーバーイーツが台湾でうまくいった理由と同じだと思っています。

ウーバーイーツは、台湾で外資であるにも関わらずサービス利用者、サービス提供者の両方がいい具合にベネフィットを得られて普及しました。

台湾はバイク社会でデリバリーの効率が高くて、やるハードルが低いので、本気で頑張れば月に60,000NTD 以上稼げるそうです。
これは台湾では悪くない給与に属します。

会社で嫌な上司と嫌な仕事するより、デリバリーをしながら好きな趣味に没頭する働き方が両者のベネフィットと合致しました。

要するに、利用者・サービス提供者・プラットフォームといった関係者が多く儲かる or ベネフィットを得られる仕組みであればあるほど、そのサービスは成功しやすいということです。

テスラのロボットタクシーのようなビジネスモデルが全てに通じるわけではないことを知っていますが、台湾に進出するアパレルブランドもこのように消費者にお金を払ってもらいつつ、その払ったお金の損失を最小にするような仕組みがあると強いでしょう。

また、出来る限り全ての関係者がベネフィットを得られるモデルを考える必要があるでしょう。

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