【結局外に出たもん勝ち】日本と台湾とタイを行き来して感じる事

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

昔は海外に飛び回って仕事する人に憧れていたものの、いざ自分が日本と台湾とタイの間を行ったり来たりする立場になると、なんとも移動は疲れるなーと感じている佐藤です。

とか言いながら、移動している自分を「すげーかっこいいやつ」みたいに浸っている一面もあって、人間って面白いなーと思います😅

今日は、そんなしょっちゅう日本と台湾とタイを行き来する立場から、「やりたい事が見つからない」、「起業したいけどわからない」みたいに思っている方へ、結局外に出ればいいじゃん!ってお話をしたいと思います。

なぜなら外に出ると、自分が”日本人”って事でさえ武器になったりするからです。

学歴を捨ててメキシコへ旅立った僕の友人

まずは、ちょっとだけ僕の思い出話をさせてください。僕が台湾の大学院に通っていたのは今から10年ほど前の2023年です。
僕はその時に、ある日本人に出会いました。彼の名前は Shoで(苗字は忘れました)その当時僕は28で、彼が25歳とかでした。

Shoは 25歳なのに、政治大学の1年生だったのですが、元々は日本の大学に通っていて、その後色々あって辞めて、次にアメリカのコミュニティカレッジに行って、紆余曲折を経て、気づけば25で政治大学に入学してました。

そんな彼と政治大学で1年間色々と遊びました。フードフェスではA○女優の名前をメニューに書いて、お好み焼きを出したり、フードフェス中に校内で日本酒を飲んでベロベロになりながらお好み焼きを提供したりしていました(多分飲酒禁止でしたが…)

そんな彼は僕が卒業したタイミングで、政治大学を中退しました。中退後、彼は友人に誘われメキシコでレストランの立ち上げに携わります。僕は彼とその2年後ぐらいに東京で会ったのですが、彼のメキシコでの武勇伝はすごい面白かったのを覚えています。

その時に彼は既にスペイン語も出来るようになっていて、気づけば、英語、日本語、スペイン語、そして中国語が出来るようになってました。

レストランの立ち上げに関わった彼ですが、経営に専念するとかそんな余裕はなく、なんと25-26歳でゼロから料理人になります。一緒にお好み焼き屋を出店した時から、手際がいいなーとは思っていましたが、まさか本当にシェフになるとは思いもしませんでした。

そんな彼のインスタを久しぶりに覗いたら、なんと今では日本食をメキシコで教える立場になっていました。

彼のインスタグラム👉https://www.instagram.com/chefsitosho/

メキシコと聞くとなんだか治安が悪いイメージがありますし、あまり行きたいと思う人はいないでしょう。実際、ずっと前に東京で Sho に会った時に彼から聞いた話の中には、おっかない話もありました。

その彼は今メキシコで、シェフとして教える立場にまで成長し、ある意味成功しています。

この話から分かる事は、2つあると思います:

  1. 起業はタイミング
  2. わからない土地では些細な事でさえ武器になる
  3. 結局外に出たもん勝ち

まず、彼は自分が意図せずにメキシコで起業(開業)にする事になったわけですが、10年前のメキシコはまだまだ日本食のレストランが少なかったようです。
現在調べると結構な数になっていますが、彼はいいタイミングで日本食店をスタートしたと言えるでしょう。
そこへ来て、現在は日本食のブームが世界中で起きています。

更に言うと、海外では日本人が日本食を作れば、どんな味でもなんだか説得力があります😅

韓国の料理も韓国人が作れば、本場の味だと信じるでしょうし、ベトナム人がフォーを作れば、本場の味と思うものです。

今僕の知り合いはアメリカで日本の飲食店に挑戦したいと言っていますが、例えばテキサスのオースティンとかは、少しニッチで盛り上がっている場所でやったら面白い事になると思いますない(ロサンゼルスやニューヨークはそこそこ日本食のレストランがもうあるので…)。

リスクを取って外に出た人は本当に強いなーと思います。

タイで感じるタイと台湾の違いや日本との違い

外に出ると色んなストレスや色んなチャレンジが待ち受けている一方で、色んなチャンスがある事も見えてきます。

例えばタイと台湾で全然違うなーと思うのが、予約なしの顧客に対する態度です。日本やタイは割とウォークインの顧客に対応して来れますが、台湾のレストランは予約なしだと拒否されるケースが多々あります。

ここに結構チャンスはあるかなーと思っていて、僕が台湾でレストランをするなら、あえて予約なしのお店にするのはありかもしれません。それでいて、鼎泰豊のようにブランド力を高めて、スープや料理をセントラルキッチン方式で回せば、すごいいい気がしています。

成功するかどうかは別として、こうしたアイデアも、外に出たから出たものです。

事業でもなんでも、悩んだらとりあえず海外に行くっていうのは大事な気がします。僕は最近行く場所が固定されてきたので、2024年の旧正月こそはヨーロッパや行った事ない場所へ行きたいと思っています!

以上、applemint 代表佐藤からでした!