そしてまた台湾での1年が過ぎて思った話

日本と台湾を往復していると、嫌でも日本と台湾の良いところ/悪いところを比較してしまう。
台北で公共の交通機関を利用すれば、高齢者に席をゆずる姿に、台湾人の優しさを感じる。
東京にいれば、公共の交通機関で、高齢者に席を譲る姿はあまり見ないが、その代わり街は台北の2倍ぐらい自動車やバイクの騒音が少なく、交通マナーがいい。
所謂"改善点"というのは、自分を他人と比較して初めて気づく。
値段だって比較対象があるから高いか安いかわかる。
このブログでは、台湾で最近起きた出来事に対する僕自身の考えを整理しながら、2025年を振り返ってみたいと思う。
また、このブログが有料コンテンツであることを常に意識し、読者のみなさんにとって少しでも有益な内容となるよう、丁寧にアウトプットしていきたい。
台湾には持ちつ持たれつつなんてない...

「またか……」
台湾からカルフール(フランスの大手スーパーマーケット)が姿を消すことになる。
正確に言えば、統一グループがカルフールの名称を使用して事業を行ってきたブランドライセンス契約が終了する。
その結果、2026年以降、カルフールという名前は段階的に消える予定だ。
フランスのカルフールは1987年に統一グループと合弁会社を設立し、それ以来、台湾で最も歴史のあるスーパーマーケットの一つとして、台湾全土に店舗を展開してきた。
2020年から2021年にかけては、当時の大手スーパーであった頂好(親会社:恵康)の株式を取得し、存在感をさらに強めていた。
ただ、僕自身が把握していなかっただけで、カルフールは2022年に台湾事業の株式60%を統一グループに売却していたらしい。
だからその時点から、カルフールは実質的に統一グループ傘下の存在となっていたことになる。