強者は“買収”を選び、凡者は“売却”に夢を見る

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
最近アップロードしたYouTube 動画が1000回以上視聴され困惑しています😅
しかも登録者増えています…
いや、マジで僕のチャンネルってそんな一般の方が期待するような内容ではないんですよね….
あ、ちなみにこの前知り合いに「なんで急にあーいうライトな内容の動画を出したの?」と言われたのですが、僕らしくなく結構何も考えずにただ流行りに乗っただけです😅
滅多にこういうことしないのですが、なんかXで台湾のお土産を巡って色んな方がバトルをしていたのを見たので、「あ、じゃー僕が本気でおすすめするやつ投稿してみるか」と思っただけです。
興味がある方はご覧ください
それはともかく、今日は直近お会いした二人の経営者が同じことを話していたので、そのことについて書きたいと思っています✏️✏️
その前に僕のYouTube 戦略について

最近新人が入ってきたので、コンテンツについてのレクチャーをしました。
世の中はアホみたいにコンテンツが溢れているわけですが、人々はなぜコンテンツをアップするのでしょうか?
大多数の人の目的は、お金(儲け)ですね💰💰
ボランティアでコンテンツを作っていても、次第にやる気をなくしコンテンツの投稿頻度が減ります。
では、コンテンツがどのようにお金儲けにつながるのか?
僕はいつも新人に3つに分けて話をしています。
コンテンツの3つの儲け方
1. 流入(トラフィック)
2. エンゲージメント(直接課金)
3. お問い合わせ(リード)
流入とは広告収入を指します。
YouTube だと視聴回数が広告収入に結びつきますよね?
ウェブサイトに広告枠を儲けていれば、流入者が多ければ多いほどそれが広告へのクリックにつながり広告収入を得られます。
次に、SNS でライブコンテンツを配信し、投げ銭からお金儲けする方もいます。
これはコンテンツからの直接課金の部類に入ります。
僕の applemint lab も直接課金の一種です。
そして最後がお問い合わせです。
僕がYouTube を続けている理由がまさしく#3で、僕のニッチな動画をご覧頂いた方が、その後僕らにお問い合わせをする事が多いため、僕はせっせと毎週動画をアップしています。
ちなみに僕が先日アップした動画は#3ではなく、#1の目的です。
本来あまりしたいことではないのですが、繰り返しになりますが気分でたまにこうした動画を出しています。
広告収入目当てでコンテンツを作ることに対して否定的な意見はありませんが、正直そこは僕が勝てるフィールドではないと思っています。
YouTube上には僕より100倍以上面白い凄腕のエンターテイナーがいますからね。
そんなわけで僕は基本的に自分のビジネスにつながりそうなテーマの動画しか撮りません。
実は醤油の蔵を訪問した動画も#3の目的で撮っていて、後日醸造会社からお問い合わせがありました✌️
強者の考え

ここまでは過去にも書いたことがある内容の復習でした。ここで話を180度変えます👊
僕はつい最近、資本主義社会のピラミッドの中でも「強者」と言える2人の経営者と話す機会がありました。
どちらも売上が〇〇〇億円規模の企業を経営されている方です。
そんな彼らが今、何を考えているかというと――「買収」です。
「社内ベンチャーや新規事業を立ち上げるくらいなら、もう会社ごと買っちゃおうよ」
みたいなノリです😄
いや〜、めちゃくちゃわかります(僕は強者ではないですが…😉)
お金に余裕が出てくると、人は投資したくなるんですよね😂
企業も人も、結局は「資産の最大化」を目指します。
企業にとって、最もわかりやすく効果的な方法が「買収」という選択肢(=投資)なんです。
また、買収を検討している企業がたくさんある一方で、売却を考えている経営者もたくさんいます。
実は僕自身も、少し鬱になりかけた時期に、会社の売却を検討したことがあります。
僕の会社の売却価値

僕が会社の売却を考えたとき、ファイナンスのアドバイザーに言われたのは、
「佐藤さんの会社は、佐藤さんが抜けたら価値がないですよ」
という、なんとも現実的な言葉でした😅 oh no~
昔から今に至るまで、applemint の業績は、僕の属人的な力に大きく依存しているのは確かです。
なので、現在のままでは会社を売却しても僕自身何らかの形で applemint に関わらないといけなくなります。
それって意味なくない?と思い、一旦売却の話を忘れました。
それに、僕自身まだまだ、applemintとしてやりきれていないことがたくさんあります。
それらがきちんと形にならないうちに会社を手放すのは、どうにも納得がいかないので、今も奮闘中です。
僕みたいにこんなふうに考えている人がいる一方で、最初から地に足をつけることもなく、「億単位で会社を売りたい」と Exit 目当てで会社を経営している人もいます。
そして悲しいことに、多くの出資者はそうした人に騙されます。
初めからExit ばかり考えて倒産したやつ
会社を始めた時点で、経営者には基本的に3つの「終わり方」しかありません。
それは、売却する・誰かに引き継ぐ・会社を閉じる、の3つです。
息子さんや家族がいて、2代目として継がせるケースもありますが、
少なくとも僕の周りでは、親族に継がせる人は少数派です。
*先日会ったミツカンの友人は全くの例外😌
例えば、僕の父は福岡で建築事務所を経営していますが、
これまで父から僕や兄に、会社を継いでほしいと言われたことは一度もありません。
というより、建築の知識も経験もないド素人が、血縁という理由だけで会社を継ぐのは、
従業員からの反感を買うのが目に見えているし、僕自身まったく興味もありません。
僕の知り合いを見ても、現時点で家族に継がせる意向があるような人はほとんどいません。
そうなると、自然と「売却」が最も現実的な選択肢になってきます。
ただ、僕が今まで出会ってきた中で、最初から“売却ありき”で会社を始めた経営者は2人だけです。
いずれもロクでもない人たちでした😅
(今後もしかしたらまともな Exit を最初から考えている人に会うかもしれませんが…)
僕が出会った2人のうち1人はその後、会社を破産させ、もう1人は現在進行形で資金ショートしています。
前者は、台湾で会った際に知り合いの自慢をひたすら聞かされ、「まずは半年で1億円売上を上げたいっすね」とかフワフワしてました。
個人的にこういう根拠のない浮ついた話をする人は苦手です😌
後者に至っては、知りあいづてに聞いた話だと、資金繰りが厳しく、売上も見込めない状況なのに、すぐに外部のキャッシュを求めているそうです。
そしていまだに出資を受けています….
僕なら絶対にこういう人には出資しないのですが、出資してしまう人がいます。
それは、結局のところ――
「お金を持て余した人たち」が、投資先を見つけられずに迷っているからだと思います。
会社売却も戦略的に

僕が思うに、「最初から会社の売却を考えること」自体はまったく問題ないと思います。
ただし、その場合でもどうすれば高値で売却できるかをきちんと明確にし、そのための戦略を立てることが大切です。
例えば、applemintの場合、僕の属人的な要素が強すぎて、それが会社の価値を下げてしまうのなら、
ちゃんと営業チームを整えて訓練し、僕がいなくてもお客様を獲得できる体制を作る必要があると思っています。
実は、その一環として営業チームの準備を進めていたのですが、
ありがたいことに最近、ほぼ同時期に複数のお問い合わせや協業の話が舞い込んできまして…..
そのため、PM メンバーが見つかるまでの間は、現営業メンバーに“時間稼ぎ役”をお願いしているところです🙇♀️
また、現状のままでは、僕らが常に重視している「結果を出すための再現性」が確立できていません。
実は、デジタル広告やマーケティングがどのように認知や成果に影響しているかを可視化する仕組みを作ろうと今年から動いています。
このツールやシステムの構築が整うまでは、会社としての本当の価値はまだ出せていないと思っています。
それと、もし今これをご覧の皆さんが「親会社が日本にある会社の台湾支社」で働いていて、その台湾法人が高値で売却できる可能性があるなら、思い切って売却するのも全然アリだと思います。
大事なのは、「売却」という選択肢が常に存在していることを理解し、
そのときにどうすれば価値を最大化できるのかを知っておくことでしょう。
会社を買いたいと思っている人は結構います。
少し馴染みのない話だったかもしれませんが、覚えておいて損はないはずです!
以上、applemintの佐藤でした〜!