お金持ちvs.叩き上げvs.新興vs.オリジナル

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です!
今日は、いま台湾で密かに進行している「お金持ち vs. 叩き上げ(新興 vs. オリジナル)」の対立について、その一部始終をご紹介したいと思います。
もちろん、表には出てこない水面下のバトルです。
知り合いからの紹介をきっかけにこの話を知ったのですが、経営の視点で見ると非常に興味深く、個人的にも注目している状況です。
なお、この内容は口外厳禁でお願いいたします。
それでは、どうぞ!
競争は新たなステージへ

最近台湾では、アダルトコンテンツやセクシー女優のバブルが起きていると思っています💦
毎月のようにセクシー女優さんのファンミーティングが開催され、毎月のようにイベントが開催されています。
僕もこの業界に関してものすごく詳しいわけではありませんが、以前は日本のセクシー女優さんが台湾にこんなに来る印象はありませんでした。
それが今では毎月来ている理由は、十中八九需要があって、お金が儲かるからでしょう。
まあ、現実はそんなに儲かっているわけじゃないと思いますがね..😅
そんな台湾におけるアダルトのイベントといえば、有名なのが TRE というイベントです。
2017年ぐらいに始まったイベントで、主催者は多くのセクシー女優さんを毎年台湾にご招待する、一年に一回のイベントです。
当時から今に至るまで、台湾人ファンからしてみたら、野球のオールスター戦みたいな感じで、日本のセクシー女優さんが一堂に一つの場所に集まるとにかくありがたいイベントなのだと思います。
ちなみにこのイベントを始めた当時は円安でもなんでもなかったので、主催者は出演者のギャランティーに関して多額の費用を払ったはずです。
また、その当時はそんなイベントができること自体に対して懐疑的な目で見ていた関係者も多かったはずで、出演者が断っていたことも容易に想像できます。
それが定期的に毎年開催されることで、今では箔がつき、その結果、他の団体が彼らを真似するまでになっています。
こういうことを言うのもあれですが、TRE の継続性はなんだか台湾企業らしくないやり方です😅
この規模のアダルトイベントって台湾では現時点ではほかにないのですが、どうやら新たな競争相手が出てきそうです。
お金持ちの派手なイベント開催

僕がキャッチした情報だと、来年の3月に TRE 並みに大きなアダルトイベントが開催されます。
何十人ものセクシー女優を招待し、授賞式やアーティストのライブパフォーマンスも企画しているようです。
ざっと試算しただけでも、確実に1億円はすっ飛ぶと思います。恐らく最終的には1.5〜2億円ぐらいかかるのではないかと思っています。
しかもこのイベントの企画と実行が始まったのが、今年の9月ぐらいらしく、かなり急ピッチで動いています。
問題は、そもそもどうやってそれだけのお金を準備したのか?ということなのですが、どうやら企画・実行をしているのはお金持ち軍団です👍
厳密には、主催者は“そこそこの富裕層”で、その富裕層の友人が“とんでもない富裕層”という構図っぽくて、恐らく今回のイベントには多くの富裕層がスポンサーとして関わっていると見られます。
主催するのは Adultopia というグループ(会社名ではなく)で、インスタを見ると、これまでも小さなアダルト系のイベントを何度か開催しています。
また直近では、信義の Kara Kara というカラオケバーでイベントが予定されていますが、ここは鼎泰○の親族の一人が経営するバーです。
そして、3月のイベントの打ち上げ会場は台北市内の某クラブ(Omni)を貸し切る予定だそうです。
まあ要するに、金持ちの友達は金持ちで、彼らは遊び好き・エンタメ好きという、とても狭い社会ってことです😅
興味深いのは、TRE の主催者(代表者)と Kara Kara のバーの経営者は知り合いで、色々調べると TRE の主催者は、別に元からお金持ちだったわけではないということです。
つまり、TRE の代表者は叩き上げで、お金持ちの方がエンタメ業界に集まってくる都合で、こうした横のつながりができたのでしょう。
でも、たとえば TRE とカラオケバーのオーナーは知り合いというだけで、カラオケバーのオーナーは他の友人から TRE の競合になりそうなビジネスの話が来たら普通に乗るわけで、僕らはそういう世界に生きています。
こうした話を聞くたびにいつも思うのが、結局こういう人脈って“お互いを使い合っているだけ”で、そこに友情も義理もなく、金を持っている者が勝つという、なんともエグい社会だなーということです。
それを果たして本当の意味で”人脈”というのかはわかりませんが…
既得権益 vs. 新規勢力

さて、このお金持ちの新興勢力ですが、果たして勝てるのか?という問題ですが、正直かなり難しいと思っています。
まず、版権問題にぶち当たるでしょう。TRE はどうやら現在 DMM からコンテンツの版権を買っていて、台湾で正式に日本のアダルトコンテンツを販売しています。
DMM はその分、台湾の売上の数%をマージンとして受け取る契約なのでしょう。
新興勢力の存在は当然 TRE/DMM 連合にとって全然面白くない存在なので、今後DMM が日本の作品の版権を渡さないことが予想され、その結果、新興勢力は新規コンテンツのアップに苦戦することが予想されます。
その場合、かなりの費用を使ってオリジナルコンテンツを作る必要が出てきますが、Netflix でさえオリジナル作品が大ヒットし、会員数が増えていくまで数年を要しました。
我慢強くない台湾の会社がそこまで待てるとは正直思えません。
ましてや勝手な偏見ですが、お金持ち集団はすぐに結果を求めると思うので尚更難しい気がします。
また、イベントに関しても、タレントさんは実は TRE に出演する場合は「他のイベントには出られない」という契約があるらしく、新興勢力側がタレントを確保するのは難しくなりそうです。
もし TRE に出演しているセクシー女優に対してイベント出演をお願いする場合、TRE の2〜3倍のギャラを提示する必要が出てくるでしょうね。
そうじゃないと事務所としては何のうま味もありません。その結果、コストが上昇し、回収する期間が延びます。
お金持ちだからいいかもしれませんが、いつまでも黒字を見込めないでしょう。
さらに、タレント事務所側も今うまくいっているスキームをわざわざ壊す必要は全くないため、TRE 側との関係性を維持する方向に動くことが予想されます。
しかも相手には DMM がバックにいますからね…
こうした動きに対して、お金持ちの新興勢力がどう立ち向かうかは見ものです。
いいケーススタディになりそうです。
以上、applemint 代表 佐藤からでした!