【”交渉”はスキル】場数が大事という話
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は交渉はスキルであり、とにかく場数を踏まないといけないよね、というお話をしたいと思います。
海外でビジネスをしていたら、"交渉" は当たり前にあります。日本でも、値段の交渉や条件の交渉はあります。
残念ながら僕は日本で交渉をする立場にいなかったので、日本の会社が日本でどのように交渉をしているのかは分かりません。ただ、台湾で多くの日系企業と接していて感じるのは、日系企業が交渉をかなり嫌う or したくないという事です。
例えば、僕が台湾にいる某日系企業と、デジタルマーケティングの交渉をしたとします。契約書を提出して、いざ交渉となった時、担当者は度々自らが交渉の場に出る事を嫌い、基本的には契約書を法務に投げ、「法務が確認します」と僕らに伝えます。
その後、契約書で何か問題があれば、台湾の担当者は度々、「うちの法務が〇〇と言ってました」と僕らに返答します。
これは、日本人が相手を怒らせない or 相手に嫌な思いをさせたくないという配慮から来ているからだと思います。この事自体は別何も悪い事ではありませんが、受け取った側は結局 "相手の法務の意思 = 相手の代表者の意思" と感じるので、この配慮は海外ではあまり意味がないかなーと思ったりします。
僕の考えでは、法務のすべきことは契約書のリスクを理解し、それを担当者に伝える事です。「契約書には〇〇と書いてあり、〇〇には〇〇なリスクがありますが、それでも大丈夫ですか?」と伝えるのが彼らの仕事で、彼らは決定者ではありません。
今日は僕の台湾における交渉の事例やその後僕がどのように交渉に臨んでいるかお話をしたいと思います。