【人の購買行動に国は関係ないという話】台湾で売れない日系企業の商品やサービスとは?

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は、「台湾人は〇〇だから買わない」といった文化的な要因による購買の違いについて、お話ししたいと思います。

確かに、文化や習慣の違いによって、台湾人と日本人の購買行動に若干の差はあるでしょう。
ただ、僕が思うに文化とかそういう話の前に、構造的に売れないって状況はあるのかなーと思っています。

また、先日のブログでもお話ししましたが、ライフスタイルや価値観が購買行動に与える影響は限定的です。

参考:『「コトラー派」の盲点 なぜブランドはSTPで成長しないのか?』

ちなみに、最近の台湾の消費傾向を見ると、所得に占める「趣味・文化・教育」への支出割合が減少している一方で、レストラン・ホテル・医療・健康への支出割合は増加しています。

また、衣類にかける費用の割合は継続的に減少しており、右肩下がりの傾向が続いています。

参考:『家庭收支調查-家庭消費支出結構按消費型態分

では、この傾向は台湾だけのものなのかというと、恐らく世界規模で見たら同じような傾向が見られるのではないか、と僕は推測しています。

今日のブログでは、「台湾では〇〇が売れない」という話について僕の考えを述べたいと思います。

そもそも人が商品やサービスを選ぶポイントとは

マーケティングの観点から、人が商品やサービスを選ぶ際に重要なのは好み(Preference)であり、この好みは3つの要素から成り立っていると言われています。
それは、製品パフォーマンス、ブランドの価値(Brand Equity)、そして価格です。

参考:『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』

製品パフォーマンスが悪いものに対しては、そもそも消費者は好みを抱きませんよね?😅
また、価格によっても Preference は左右されます。

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