キレイなお金、汚いお金

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です!

先日のエッセイが一部好評だったので、また少し書いてみようと思います。

今後できるだけ台湾にまつわる話題を絡める予定ですが、ときには台湾とは直接関係のない内容になるかもしれません....😭
その点はご容赦ください🙇‍♀️

エッセイを書くときはテーマを一つ決め、そのテーマに沿って過去を振り返りながら今につなげていく、という流れで進めます!
とはいえ半分はフリースタイルのような感覚で書いている部分もあります👊

その分読みやすさはあるかもしれませんが、ビジネス的に見ると実用書というよりは小説的な要素の強い、ちょっとした箸休めに近いものです。

なので今後は、、、、2-3週間に一回書きます!

それではどうぞ!

僕が受けたお金の授業

僕には、大学時代に衝撃を受けた曲がある。
MC漢の『漢流の極論』だ。

元々DJをやっていたこともあって、よく音楽を聞いていた。
とはいえ僕自身の DJとしてのレベルは大したことなく、多分中の下ぐらいだったと思う。あー言うアートとか、音楽とかスポーツの世界の上の上はまじで恐ろしい😅

例えば音源探しひとつ取っても、僕は2〜3時間レコード屋を回れば満足していたが、周りのすごいメンバーは6時間も8時間も平気でディグっていた(ディグ = 音楽を探す行為)

あと、ネット上で音楽をひたすらディグっていた友人もいた。

当時はiPodの普及で音楽をmp3で保存するのがようやく主流になってきた頃で、友達の凄腕DJは20年前にすでに1TBもの音楽ファイルを持っていた。

当時の mp3 ファイルはどんなに音質が良くても10MB 程度だったから、1TB はマジでやばい... (単純計算で10万曲以上...)

僕も形だけ500GBほど持っていたが、そのうち200GBくらいは多分一度も聴いていない音源だったと思う😅

ただそのころの僕にとって音楽とは、DJを通じてお客さんを盛り上げるためのもので、ちゃんと音楽を聴いていたかと言うと、そうでもなかった気がする。

なんか盛り上がればいい曲だし、かっこよければいい曲でしょ!?みたいな感じだった。

歌詞については、英語のラップ以外はあまり真剣に聴いていなかった。
その中でも「この歌詞やばい!」と初めて思ったのはNasの『If I Ruled the World』で、とにかく言葉遣いのセンスに圧倒された。

この曲の歌詞がどうすごいか知りたい人は AI に聞いてみてほしい😅

それはともかく、その当時は歌詞を真剣に読むって事を、あまりしていなかったと思う。

日本人ラッパーに関して言えば、意味は分からないけれどすごいと感じたのは、Buddha Brandの『人間発電所』だった。
歌詞を読めば正直意味不明なのに、それでもかっこいいとは思った。

僕にとって歌詞ってそれぐらいの位置付けだった。

そんな時に初めて「考えさせられた」曲が、MC漢の『漢流の極論』だった。

キレイなお金、汚いお金

MC漢の『漢流の極論』の中で、僕が特に考えさせられたのがこの部分:

汗水垂した金はどんだけ綺麗なのか教えてくれよ誰か目に見える形で

なぜか僕には、とてもグサッと刺さった。

今も昔も僕には、お金の綺麗さを目に見える形で教えられる自信がない。

例えば給与に関して説明を求められたら、一応説明はできる。
ただ、それが「きれい」なのか「汚い」のかと言われれば、正直わからない。

同時に日本人特有の感覚なのかどうかはわからないけれど、汗水垂らして稼いだお金は、なぜか「きれい」に思える。

エッセンシャルワーカーのお金はなんとなくキレイだけど、投資家が稼いだお金はなんとなくキレイには見えない。

そんな感じ。

そもそも、どうして僕はこの歌詞にこんなに強く刺さるのか?

多分、その答えはアメリカ時代に遡る。

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