あの業界は絶好調、あの業界は苦戦中。台湾で今、何が起きているのか

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です🌞
先日のブログで、海外は結局トライしもん勝ちみたいなブログ書いたの覚えてますか?
この前ある会社さんと会議をしたのですが、その時に僕は悟りましたよ。
そもそも大多数の人は、企業がトライをさせてくれないんだなーと….
失礼しました…💦
しかもこれが企業規模がデカくなればなるほどトライさせてくれないんだから、希望を抱いて大企業に入社した若者や優秀なスタッフはやる気をなくしますよね…
さて、なぜ悟ったかというと、先日某大企業と会議がありまして…
いやー愕然としましたね😨😱
何に対して愕然としたかは後で書きますが、久々の”ザ・日系企業”との会議でマジで悟りました。
こんなのが当たり前に行われてるんだーと思うと、日系企業の海外展開は夢のまた夢と思ったのものです。。
今日のブログは改めて、台湾や海外においてダメな日系企業の事例をご紹介し、ついでに2026年2月現時点で、台湾で比較的に好調な業界を皆さんにご紹介できればと思います!
日系企業が海外でうまくいかない理由が凝縮していた会議
先日、某有名日系企業様とのオンラインミーティングがありました。
当日は4社での会議ということで、僕とお客様、そしてお客様本社のスタッフの方と、本社のパートナー企業の方が参加する予定でした。
ところが、開始時間になってもなかなかログインされないので、「あれ、今日時間を間違えたかな」と思っていました。
そして開始から2分ほど遅れて会議に入室すると…
画面いっぱいに参加者のウィンドウが並んでいました🙃

「うわーでたー!懐かしい!」って久々に思いましたね。
会議で基本的にしゃべっていたのは、4人ぐらいですが、参加者を数えたら 18人いました…🫡
日系企業には、いまだに “time is money” という感覚があまり根付いてないんですかね…
もちろん、僕にとってこの懐かしい、参加者ゾロゾロ集合の光景も、別の立場から見れば普通なのかもしれません…
本当に、皆様日々お疲れさまです。
会議が始まると、ところどころで首をかしげたくなる発言が出てきました。
まず、「WordPressは危ない」という話が出てきましたね。
知らない人のために簡単に WordPress についてお話をすると、Wordpress はホームページをかんたんに編集できるツールです。
確かに、Wordpress は管理者権限を持つ人のパスワードが漏れれば、サイト情報にアクセスされ、個人情報が流出する可能性はあります。
ただ、それをもって「WordPressは危険なシステムだ」と断定するのは、少しやり過ぎな気がしました。
なんかこの前も別の企業から、Wordpress 使うな!みたいな話があったので、いつの間にか、日系企業の間では WordPress自体が危ないもの、という認識になっているようです。
WordPress はマーケットシェアが大きいからこそ狙われやすい、という側面があるだけの話な気がしますが…😅
海外は危ない…
次に気になったのは、「海外からのアクセスは危ない」という発言です。
「今時悪意あるアクセスする人はみんな VPN やら色んな国のサーバー経由するわ!」と突っ込みたくなりながら、「いやーそうですよね!」とか適当に言ってひとまずうなずいていました。
どうやら某日系企業では、リスクを徹底的に排除するため、海外からのアクセスを許していないそうです。
結果として今回の会議では、「WordPressは危険」「国外アクセスは不可」という前提のもと、ウェブサイトは日本国内のサーバー管理会社が一括管理することになりました。
写真やテキストの更新もすべてその会社が行います。文字1つの修正もその会社です。
どうやらこの系企業は半永久的にサーバー管理会社へお金を払いたいようです。
それはともかく、これの一番の問題はスピードです。
会議の中で、サーバー管理会社は、15分で終わる作業に2週間かけようとしていました。
もう、勝手にしろって思わず思っちゃいました…(このプロジェクトが終わったら、もう関わりません…)
海外展開を掲げながら「海外からのアクセスは危険」「前例がないからセキュリティ上よくない」といった理由で本社で全てコントロールです。
こういう企業は、AI導入も他社から1年くらい遅れでキャッチアップしようとするんでしょうね。
あるいは「セキュリティが心配」と言い続けて、AI すらも結局使わず、その間もガンガンコストダウンする海外企業にぶち抜かれるのでしょう。
改めて日系企業の海外展開に絶望した1日でした…
なぜか絶好調な質屋さん

ここからは、旧正月前に聞いた好調なクライアントと、不調なクライアントの話です。
まず、うちの質屋のお客さんが絶好調です。
12月と1月は、ブランド品の買取金額が単月過去最高ぐらいで、現金が足りなくなるという嬉しい悲鳴をあげてました。
あ、質屋さんは下手なものさえ買い取らなければ、ほぼ販売先があるので、「ブランド品を買い取る=売上が増える」って図式です。
絶好調の理由のひとつは、間違いなくGoogle広告の効果が落ちていない点にあると感じています。
以下をご覧ください。

SEOツールを提供しているAhrefsのデータによると、購買目的やお金に関わる(トランザクションが発生する)検索の場合、AI 要約が出る比率は、1.2%です。
参考:What Triggers AI Overviews? 86 Factors and 146 Million SERPs Analyzed
つまり、ブランドバッグを売りたいと考えている人、ブランドバッグを買い取りたいと考えている企業は、AI の影響をほとんど受けていないという事です。
試しに、「ティッシュ購入」とかって検索してください。AI 要約は出ないと思います👍
これは、オンラインで商品を販売する人からすると朗報です。
ただ、今まで検索で上位に表示されていた “情報” は9割 AI に要約されているので、ブランドの認知や知識は、ますますSNS や別の媒体からの発信が重要視されそうです。
また、質屋さんは、基本的に旧正月前後は業績がいいです。
台湾では旧正月前は金欠になったり、断捨離をしようとする人が増えるためブランド品を売りたいという人が増え、旧正月後は受け取ったお金でブランド品を買いたいという人が増えるそうです。
ただ、その傾向を差し置いても、2025年の12月と1月はかなり業績が良かったそうです。
ちなみに、2nd Street が親会社の質屋さんも台湾に進出してきました。
てっきり2nd Street がブランド品や通常アパレル問わず、中古品の売買を何でも強化しようとしているかと思いきや、この質屋さんは2nd Stree に会社を売却したみたいですね。
2nd Street は基本アルバイトでお店を回しているらしく、鑑定士が必要なブランド品の買取や販売はウィークポイントだったのですが、買収で弱点を補うあたりは流石です。
あ、あと昨今金の値段が歴史的なほど高騰していますが、質屋さんも金の取り扱いが増えたかと思いきや、質屋さんは金の買取レートがあまり良くないから、わかる人はあまり質屋さんに行かないみたいですね。
好調な不動産屋

現在億単位の不動産販売に特化した企業のお手伝いをしていますが、ここも好調ですね。
ちょくちょく僕らが仕掛けたプロモーションを通じてお問い合わせが来ているようです。
2026年から、外国人が日本で不動産を購入する際、購入者の登録情報をより詳細に(きちんと連絡できる連絡先と国籍の明記)が必要になったり、投機目的だけの購入の抑制などのルール化のニュースを見たので、何か駆け込み需要みたいなのがあるのかなーと思いましたが、実態は、そこまで影響がないようです。
買う人は買うし、買わない人は買わないって感じです。
あと、東京の有名デベロッパー(三菱地所とか)が手がけるような一等地の新築マンションは人気で現在そもそも需要が高すぎて、台湾人が申し込んだところで、抽選倍率が高すぎて買えない可能性が高いので、申し込んだのに買えないとクレームが来るから広告すら控えているとか。
完全にバブルですね。
これも、余談ですが、中国人に不動産を買われたらなんとなく嫌だけど、台湾人ならいいみたいな感覚は、台湾に住む僕からすれば嬉しい反面気をつけないといけないと思ってます。
台湾人の中国スパイは結構いるんで…
子ども系商品の苦戦

一方で伸びないのが、子ども用品を売るクライアントです。
台湾の出生率は極端に少ないですからね😅
日本のアニメIP を活用したグッズはそこまで問題ないみたいですが、以前までは売れていたような子ども用の消費財はかなり苦戦を強いれられているようです。
出生率の低さと比例してじわじわクライアントのベビー用品は売上を下げているそうです。
ここ数年でベビー用品を扱う小売店も潰れ、気づいたら本当に少なくなったとのこと。
台湾の政府も何かしているとは思いますが、正直台湾に住んでいて少子化に対して抜本的な改革に取り組もうとしている感じはあまりなく、むしろ半導体やAI 野球の強化がニュースでは目につきますね。
その代わりペット用品は相変わらず売れ行きは好調です。
ただし、ペット用品もおもちゃやスマートトイレなどの所謂グッズの売上は限定的で、大半は食べ物だそうです。
以上、applemint 代表佐藤からでした!
新年快樂!