台湾人相手にニーズを作り出す作業

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日はニーズを作り出す作業についてお話をしたいと思います。

僕は昨日(3/25) の夜に1週間の日本出張を終えて台湾に戻ってきたわけですが、日本滞在中は色んな事を体験し、新しい人との出会いもあり、本当に実りが多い出張でした。

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ただし毎度のごとくスケジュールを詰めすぎてくそ疲れました…

今回の日本出張で僕が強く感じたのは、「ニーズはなければ創り出せばいいよね?」という事です。

ドラッカーや有名な経営者はよくニーズを創り出せ!みたいな話をしていますよね?

ただ、正直そんな事言われてもどうやってニーズを創出すればいいかわからない人が大半だと思います。

今日はそんな方向けに、僕だったらどうやってニーズを作り出すのか、というお話をしたいと思います。

かなり具体的な話をするので、参考になると思っています。

競艇(ボートレース)の現状

突然ですが、競艇のお話をします😎

結論を言うと僕は競艇にニーズを感じました。

現在日本ではボートレース振興会(通称:『中央』)が、かなり力を入れて競艇の宣伝をしています。

『中央』と呼ばれるボートレース振興会はコロナ禍でネット配信に力を入れたこともあり急成長し、売り上げは現在2兆円あります。

ちなみに競艇を日本で広めたのは、笹川 良一という超有名人で、この人は戦後A級戦犯として巣鴨の収容所に収容されています。

その後釈放されましたが、収監されていた際に競艇のアイデアを思いつき、競艇で超金持ちになった人です。

「競艇」と言うと、昭和チックで、大阪の新世界にいるようなオッチャンだらけなイメージなのですが、近年はそのイメージを変えようと、競艇を「ボートレース」と呼んで若い人に興味を持ってもらおうとしています。

僕ら applemint はご縁があって、某会社を通じて、大阪にある住之江競艇場の台湾人集客の話が来ました。

しかし今回僕がいざ住之江競艇場へ行ってみると、担当者が異動し、後任者は台湾人の集客に消極的という事がわかりました😅

本来なら競艇場関係者と一歩踏み込んだ話をするはずでしたが、お会いした日は結局挨拶をするだけで終わりました。

ただ、せっかく競艇場へ来たので、少し視察して行こうというと思い競艇場で遊んだら、これが思いの外楽しくて、2時間だけいる予定だったのが、結局4時間いました😂

台湾人集客のポテンシャル

この時に思ったのが、これは是非台湾の人にも体験して欲しいと思ったことです😀

台湾人の多くは日本リピーターで、リピーターの中には新しい日本を求めている人がいます。

そんな人達に競艇を体験してもらったら、面白いんじゃないかと普通に思いました。

僕がこんな事を言うと、「いやいや野球観戦とかの方がいい」とか「競艇ってギャンブルでしょ」とか否定的な意見も出るでしょう。

ただ、僕はボートレースにかなりポテンシャルを感じました。実際住之江の競艇場には若い人がかなりいて、彼らが楽しんでいるという事は、現代人に面白いコンテンツという証拠でもあります。

では僕はボートレースの何にポテンシャルを感じたのか?以下は僕がボートレースに感じたポテンシャルです。

  1. レースが短い
  2. 参加型
  3. 体験型
  4. 日本にしかない

#4は厳密には間違っていて、韓国でもボートレースはあるようですが、日本ほど流行っていません。

今回ボートレースについては詳しくは話しませんが、ボートレースはレース時間が短く、我慢できない現代人に合ってます。

しかも野球観戦やサッカー観戦と違い、お金をかけるので、レースに参加している感が全然違います。

ただしボートレースは分かれば面白いのですが、とにかく分かりにくいし、認知されていないから台湾人のみならず日本人にもまだまだ流行っていません。

だったらやる事は一つで、分かりやすく説明して、認知させればいいのです。

ニーズを創り出す作業

つまるところ、ニーズを創り出す作業というのは、自己発信とコンテンツの提供だと僕は思っています。

競艇場が台湾人集客にあまり手を出そうとしていないのは、現状で満足していて、ニーズが見えないからです。

僕が発信をして、台湾人が興味を持てば競艇場には台湾人から問い合わせが来て、競艇場は台湾人への対策をしようと考え始めます。

発信が広告に限定されていた以前は、ニーズを創り出せたのは資本を持っている大企業でした。しかし現代は誰でも発信できるので、僕でもニーズは創り出せると考えています。

むしろ発信を通じて影響力を持っている人の方が、現在はニーズの創出が有利だったりします。

なので、台湾に進出をしてニーズを創るにしろ、何か新しい事を始めてビジネスをするにしろ、まずは発信をすればいいと僕は考えます。

日本でサウナがブームになったのも一部の熱狂者がネット上でサウナを熱く語ったためです。

大事なのは継続性

僕は個人的にボートレースにポテンシャルを感じていますが、感じない人もいるでしょう。

また、僕と同様にボートレースにポテンシャルを感じて発信をしている人もいます。

今の世の中、”自分だけが知っている”なんて事は絶対にありません。

実際、競艇やボートレースについても有名なインバウンド媒体が取り上げていますし、YouTube で繁体字を交えて発信している人もいました。

ただ、この人たちは競艇にのめり込んでいるわけではないので、結局発信が単発になります。

僕は、ニーズを創るという事は、熱を持った人が一定の期間繰り返し発信する必要があると考えています。この継続性が面倒だから熱がない人以外は一発で終わります。

僕が競艇やボートレースにどこまで本気を出すかはまだ分かりませんが、いざすることになったらかなりの忍耐と継続性(少なくとも2年ぐらいの継続性)が要ると思っています。

そのためには本当に好きになる必要がありますが、現時点でそれは分かりません…

いずれにせよこのブログを通じて、皆さんのニーズ創出のアイデアに繋がれば幸いです。

以上 applemint 代表の佐藤からでした!