【市場2位の宿命】2位の戦い方を考察する

みなさんこんにちは、applemint代表の佐藤です🌞

今日は「市場で2位になること」や「1位に挑戦すること」についてお話しします。

ちょうどよいケーススタディが台湾にあったので、今日はその事例をもとにお話しできればと思います。

話しすぎるとすぐにネタバレしちゃいそうなので、さっそくLet’s go!

台湾アダルトイベントを巡る熾烈な争い

先日(3月29日)、Adultopia(大人國)というイベントに誘われたので、行ってきました。

名前から分かる通り、完全にアダルトなイベントです😅

僕自身は特に何かをしたわけではないのですが(むしろあまり積極的に関わりたいタイプではない…😅)、人をつなげる部分で少しお手伝いしました。

もともとのきっかけは、いつもお世話になっている方から某Aさんを紹介していただき、
そのAさんが日本でアダルト系プラットフォームに関わっていて、そこから今回の主催者(日本人)をご紹介していただき、その後僕が台湾側の人をご紹介し….

みたいな複雑なルートを経て、ご招待につながりました。

そんなアダルト系イベントが数年前から台湾でかなり盛り上がっています。

最初のきっかけは、おそらくTRE(台湾アダルトエキスポ)だと思います。
TREはコロナ前、まだ円高だった時期から、日本の有名なセクシー女優を独自ルートでキャスティングしていて、その後、似たようなイベントが徐々に増えていった印象です。

もちろん当時と今ではギャラも全然違うと思いますが、よく円安でもなかった当時のタイミングでリスクを取ってアダルトイベントを立ち上げたな〜と思います。

今では日本のAbema TVでもTREの様子が放送されるほどで、かなり認知も広がり、一定の権威性も持っています。

短期間で大きなお金が動き、しかも儲かって楽しいとなると、いろんな団体があの手この手でTREを再現しようとするのも自然な流れだと思います。

Adultopiaも、その流れの中の一つなんだと思います。

市場2位の現実

ただ、個人的にはAdultopiaの前途はなかなか厳しいんじゃないかと感じています。

今回イベントに参加してまず思ったのが、「場所、遠っ」です😅

会場は桃園の野球場近くにある「桃園會展」という施設で、空港からは車で10〜15分ほどですが、台北からだとどんなに急いでも1時間はかかります。

主催者側の方に話を聞いたところ、桃園會展のオーナーと知り合いらしく、この会場自体がまだExpo会場としての認知が低いため、今回のイベントをPRの一環として捉えているようでした。

つまり、あくまで僕の推測ですが、場所代はほとんどかかっていないか、かなり抑えられている可能性が高いと思います。

では他に選択肢があったのかというと、正直あまりなかったのではないかと感じています。

これは人脈と資金面の両方の制約によるものです。

台湾には大規模なアダルトイベントとしてTREのほかにTAEがあり、それぞれ独自の人脈を持っています。

仮に今回のイベントをTREと同じ会場で開催しようとすると、まず人脈の壁にぶつかります。

もし会場側とTREが良好な関係を築いている場合、別の類似イベント団体が同じ場所を使おうとすれば、その情報は当然TREにも伝わり、TRE は「それならうちは別でやる」という話になるリスクがあります。

とはいえ、TREは昨年南港展示場で開催されていたので、南港に関してはそういった人脈の衝突は比較的少ないでしょう。

ただ「じゃあ今回南港でやるか」となると、桃園會展のように知り合い価格でできるわけではなく、おそらくほぼ正規料金での開催になります。

そうなると当然コスト負担は大きくなり、その分集客のプレッシャーも一気に高まります。

そもそも初開催のイベントで大規模な集客を成功させるのは簡単ではありません。

今回の主催者のバックには超絶金持ち軍団がいますが、だからと言って彼らが何億円もドブに捨てるかというと、それはないわけです。

集客の現実

今回の具体的な集客人数は聞いてませんが、僕の勝手な予想だと、3000人から最大で5000人ではないかと推測しています。

3/29(日曜)に展示場に入った際に、「今日の入場者数」が入口に表示されていたのですが、それによると午後3:00 の時点で200人でした。

ただし中に入ると、明らかに200人以上はいたので、この数字はあまり正しくない気がします。

では、何を根拠に3000 – 5000人と予想したかというと、TRE との比較です。

ちょっと具体的な数字は明かせませんが、TRE では、僕の知り合いが某登録キャンペーンを行い、実は今回のイベントでもほぼ同じキャンペーンを行いました。

TRE でキャンペーンを行った際は、登録者数は、入場者の 1/7~1/8 だったそうです。

つまり今回も登録者がわかれば、逆算で7~8をかければ、単純計算ですが大体の集客人数を算出できるって話です👍

逆算の結果、僕は今回の集客者数は、大体3,000 – 5,000人だったのではないかと思っています。

今回の入場料は1,000NTD なので、入場料からの収入は1,000 NTD x 3,000 – 5,000人で大体、5,000,000NTD。

それに対して今回かかった費用は、噂によるとお見積もりの段階で2億円だったみたいなので、多分損失は数千万円から最大で1億円とかは全然あり得ると思います。

やっぱり現実は中々厳しいものです。

キャスティングの現実

現在のアダルト関連イベントは、誰が何をするかっていうことよりも、誰がどのセクシー女優を呼べるかっていうキャスティングが集客に影響しすぎている気がします。

理由は、どのイベントもやっていることが同じだからです。

結局どのイベントも女優さんの写真撮影 + ブラックボックスで怪しげな交流です。

みんなやっていることが同じなら、人々はより有名な女優さんが集まるイベントの方に行きたくなります。

TRE は以前別のブログでも話しましたが、人気及び権威性が高く、しかも契約上 TRE に出演すると他のイベントに出れないため、女優さんや事務所からすると、TREを捨てて他のイベントに出ることは、よほどのギャラが提示されない限りありえません。

その結果、市場2位は残念ながらキャスティング面で必ず不利になります。

ではこの現状を打開するためにはどうすればいいかと言うと、個人的にはイベントの内容の見直しが必要だと思っています。

今は集客が完全にキャストに依存してますからね。

行ったことないですが、ラスベガスで毎年世界規模のポルノフェスがあったと思うので、まずはそういった expo に行って、色んな要素を取り入れたらいい気がします。

今回の学び

改めて、市場2位以下のプレーヤーが1位プレーヤーと同じことをしたら何が起きるのか、という現実を見た気がします…😗

やはり2位以下のプレーヤーは、いかに争いを避けて戦うかが鍵になると思います。

今回、運営および企画者の中には、超がつくお金持ちが株主として参戦していて、資金面での心配は一旦なさそうです。

ただし、彼らがアダルトに興味があるかはわかりませんし、そもそもこうしたアダルトイベントやアダルトコンテンツのノウハウはあまりないでしょう。

もし株主がアダルトやイベントにあまり興味がなければ、今後も難しい気がします。

少し話はそれますが近年、ハリウッドスターがイングランドのサッカーチームの株主になるトレンドが続いています。

中でも一番有名なのはライアン・レイノルズで、彼が出資したWrexham A.F.C.は現在、あと一歩でプレミアリーグというところまで来ています。

彼は実際に試合に来て応援していますし、表面上はサッカーにそれなりに興味があるように思います(本当かどうかは置いておいて…😅)

ビジネスも結局興味がなければ、初期の赤字に耐えられず、早期撤退すると思います。

実は今回、キャスティングに関してはいろいろ難航したと聞いています。

もともと台湾側のスタッフが豊富な資金をバックに各事務所に連絡していたようですが、誰からも相手にされなかったと聞いています。

みんな怪しいと思ったそうです。

まあ、アダルト事務所にアプローチする人なんて怪しい人ばかりでしょうしね😆

その後、日本側で業界経験者がきちんとキャスティングするようになり、ようやくうまくいったようです。

あと、アダルト業界は本当に特殊で、いくらお金を積まれても女優さんが嫌だと言えば基本NGなので、「いいよ」と言わせる根回しも必要になります。

お金がある人はお金で解決しようとしますが、お金だけでは解決できない問題が今回発生したように思います。

今後も彼らが市場1位にどのように挑戦するのか、見守りたいと思います。