2025年8月applemint 佐藤のインプットとオススメの本

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です✌️
今日は、最近読んで「これはいいな」と思った本について、簡単なアウトプットをしたいと思います。
もし興味があれば、ぜひ手に取ってみてください!
ただ実は最近、横山光輝先生の中国の歴史に関する漫画ばかり読んでいて、なかなか読書が進まない日々が続いていたりします😅
それでも、飛行機での移動中や寝る前の1時間など、少しずつ読み進めている本の中から、マーケティングに偏りすぎず、きっと皆さんも面白いと感じるであろう一冊を厳選してご紹介します!
日本の流行を作ってきた藤原ヒロシの講義

日本の流行の最先端を常に作ってきたと言っても過言ではない、藤原ヒロシの講義を本にした、『FRAGMENT UNIVERSITY 藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング』を最近読んでます(現在進行形😅)
いやーめっちゃ面白いですね。
日本にいたら絶対彼の講義に応募していたでしょうね(多分選考に落ちてましたけど…)
印象的だった部分を一部要約します!:
パンクの影響
藤原ヒロシ氏は、最初の講義で自身と音楽との出会いや、その世界観について語っています。
彼が衝撃を受けたのはパンクミュージックで、特にセックス・ピストルズから大きな影響を受けたと語っています。
セックス・ピストルズは1976年にデビューし、今でこそ伝説のバンドとして知られていますが、デビューした年にマンチェスターで行われたライブには観客がわずか42人しかいなかったそうです。
ところが、そのお客さんの中には後にジョイ・ディヴィジョン (有名バンド) のメンバーとなる人物や、バズコックス (有名バンド) のメンバー、さらには有名なグラフィックデザイナーであるピーター・サヴィルもいたそうです。
パンクが好きかどうかは別として、わずか42人の観客に向けたライブからこれほどすごい人材が輩出!? されるのは非常に興味深いです。
今みなさんが行っているイベントや配信も、もしかすると少数の人しか見ていないかもしれません。
しかし、何らかの信念と尖った個性があれば、きっと影響を与えることができるのでは?と少し希望を持ちたくなります😅
進化とは小型化すること!?
音楽の歴史を振り返ると、テクノロジーは一貫して小型化の方向へ進んできました。
コンサートホールから始まり、その後レコード、CD、MDへと移り変わり、最終的には携帯電話へと集約されていきます。
この小型化の過程で、藤原ヒロシ氏は「クリエイティビティが失われていった」と指摘しています。
例えば、かつてはレコードやCDのジャケット制作に十分な予算が割かれ、購入者も中身を聴かずにジャケットのデザインだけで購入を決める、いわゆる“ジャケ買い”がありました(僕も経験あり)
しかし、すべてが電子化されると、ビジュアルに多くの予算をかける必要はなくなります。
こうしてクリエイティビティが必要とされる場面が一つ、また一つ減っています。
思えば、今ではAIで動画まで制作できるようになり、クリエイティビティのコモディティ化は急速に進んでいます。
それに対して、「やれコミュニティを作れ!」だの、「やれ IP が勝つ」だの色々言われています。
僕も答えがあるわけではないですが、自分が面白いと思った事をブレずにやればいいのでは?と思っています。
ユニークであることがクリエイティブと同一であると仮定すれば、自分が熱中することの掛け合わせがクリエイティビティにつながる気はしています。
20代の時に読めばよかった本

以前ブログでご紹介した、『人生の経営戦略』を、改めて読み直しています。
きっかけは、起業を考えているうちのスタッフの最近の行動です。
そのスタッフは起業準備として、さまざまな起業経験者や先輩経営者に会っているのですが、「そんなに起業家や経営者に会う必要はなくない?」と僕は正直思っています😁
なぜならこのスタッフには尖った経験や知識が乏しいからです。
それなら大事なのは、自分がやりたいビジネスの領域の現場に足を運び、そこで働く人に会うことだと、僕は思っています。
現場に課題やニーズが眠っていますからね👍
山口さんは著書の中で、経済的にも精神的にも満たされた「Well-being」を実現するために、若い頃から中高年にかけてどのようにリソースを配分すべきかを語っています。
そして、この考え方はWell-beingという目的に限らず、ビジネスの現場にも応用できると、僕は考えています。
まず、僕たちが若い頃に最も多く持っているリソースは「時間」です。
山口さんは、若い時は時間を人的資本(知識、スキル、経験)に投下することを説いています。

参考:『人生の経営戦略』P.64
これ、本当にそうで、どんな仕事や立場の人でも、若い頃に正しい努力をしてきた人は、30代になると話していてそれが分かるんですよね。
だからこそ次に繋がります。
逆に、仕事や趣味もほどほどにして、人脈作りのためだけに交流会へ行っても、会話の中で自分に尖った強みがないことが伝わってしまい、次につながらないんですよね…
僕の起業1年目とかそうだった気がします…😱
起業家や経営者は、同じく起業を目指す人を応援したい気持ちがあるので、最初は会ってくれます。
でも、知識や尖った熱がない相手と話しても得られるものがないと感じれば、「自分ばかりが貴重な時間を Give してる」と思い、やがて会ってくれなくなるでしょう…
人間関係は必ずしもGive&Takeだけで成り立つものではありませんが、ずっとTakeばかりでは、やはり人は離れていきます。
山口さんのこのセオリーが正しいかどうかは、読者次第だと思いますが、僕自身の経験と照らし合わせると、すごく納得できるなと感じました。
旅を通じて”リアル”を見た人ってそうなるよねーって話

人気YouTuber である、Bappa Shota さんが書いた『流れのままに旅をする。 GO WITH THE FLOW』はサクッと読めて、ちょっとしたマインドの切り替えにいいです。
世界何十ヵ国と旅して、その現場を見てきた彼の言葉には説得力があります。
特に印象的だったのは、彼が本の中で書いていた、アフガニスタンの話です。
本の中では、アフガニスタンに行く前はアフガニスタンが如何に治安が悪くて恐ろしい場所かっていうネットの情報ばかり目についたのに、いざ行ってみたら人々は優しく、アフガニスタンに対するものの見方が全て変わったそうです。
最近中国に出張へ行った僕の友人は、ニュースでは中国経済低迷って言ってるけど、行ってみたら案外マシだったって言ってました。
世の中そんなもんだと思います。
自分の目で見てないし、自分でその場にいなかったのに、ネットの記事やショート動画/動画ばかり見てなんだか行った気になっている人は本当に多い気がします。
サクッと読めて束の間の気分転換になるので、おすすめです。
AI 時代のマネージメントのヒント

今ポストAI 時代についての議論が絶えません、なんならポストAI をAI に聞いている人も多いでしょう😅
僕が思うに、ポストAI 時代のマネージメントってモチベーションを上げるしかないと思うんですよね…😃
だって知らないことがあれば AI に聞けばいいし、トレーニングも AI にお任せ可能ですよね?
そんな事を考えていた時に、今後の仕事の進め方でヒントになったのが、有名テレビプロデューサー佐久間さんの本です。
『ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方』
元々佐久間さんが出がけるゴッドタンはよく見てましたし、気になる人ではあったので、彼の本を読んでみたら、かなり参考になる点が大きかったです。
あ、ちなみに彼が手がけるYouTube のサブチャンネル『BSノブロック〜新橋ヘロヘロ団〜』は毎週必ず一回は見てます😅
本の中で気になった点を一つ挙げるとすると、いいところを見つけるのを習慣化する事ですかね。
会社経営しているとうまくいかないことは本当に多々あります。
「Aさんが全然思った通りに動いてくれない!」、「Bさんは仕事が遅い!」、「Cさんは話を聞かない」とか永遠に出るんじゃないかってほど思うことはあります😱
そんなとき、僕は高望みをせずに、一歩引いて、相手の良いところを探す努力をするようになりました(最初の三年は色々厳しすぎた…)
とはいえ、人のいいところを見つけるのも正直まだまだ学習中ですけどね…😅
そもそも、applemint で仕事を頑張ってくれてるだけで本当はありがたいはずなのに、相手の嫌なところを見つけると忘れちゃうんですよね…
AI 時代は特にやる気の設計が鍵になるので、頑張ります💪
このほかにも色々な本がありますが、直近僕の行動にダイレクトに影響しているのはこれらの本です!
またいつか読書会も開きたいですね!