【デザインがもたらす影響in台湾】センスがない人がデザインをしてはいけない理由
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は台湾に進出した日系企業のあるデザインが、思いもよらぬ影響を及ぼした事例について、みなさんにご紹介をしたいと思います。
結論から言うと、その会社は悪いデザインをして悪影響が生じたのですが、その背景には下手なお金の使い方があります。
現代は非常に便利な時代です。AIツールの進化やカメラの画素数の飛躍的な向上により、誰もがクリエイターになれるような錯覚を抱いてしまいます。
先日、お客様と話をしていると、「ガラケー時代はあれほど画素数にこだわっていたのに、今のiPhoneの画素数なんて誰も気にしていませんよね」という話題が出ました。
確かにその通りで、僕たちはiPhoneやOppoなどのカメラの画質が良いことを理解しているため、もはや画素数にはこだわらなくなりました。さらに、背景をぼやかすポートレートモードのような機能も登場し、最新のカメラさえあればプロの写真家になれるような気分になります。
僕は今、ナショナルジオグラフィックが出版した『プロの撮り方』という本を読んでいます。そこでは撮影のポイントとして、「被写体」、「構図」、「光」、「露出」の4つを意識する必要があると書かれています。
プロのカメラマンはこうしたポイントを日々意識し、毎日何百枚も写真を撮っているからこそ上達するのです。これは機材の問題ではなく、僕たちが数日で追いつけるものではありません。
しかし、現代の便利なツールのおかげで、僕たちは自分たちでもデザインができると錯覚し、十分な勉強もせずにデザインの費用を節約しようとする企業が存在します。その結果、ちょっとした問題が起きてしまいました。
今日は、その話をお伝えします。