【驚愕】リアルな台湾ビジネス現場話

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。

今日は、世間をにぎわせている某ガー○ー氏のように、ちょっとした「暴露話」をブログに書いてみようと思います😅

といっても、僕には台湾の芸能人の友人も、政治家の知り合いも一切いません😂

今回のブログは、あくまでビジネスの現場で実際に起きているリアルなお話をご紹介するだけです😂

デベロッパー同士の醜い争い

台湾の不動産デベロッパーは、時々かなり強引なことをすることで知られています😳

建物内を急に改装して、入居テナントに再度内装をやり直させるなんていうケースも珍しくありません。

例えば、あるショッピングセンターでは、デベロッパーがフロア改装の予定を、入居していた知り合いのテナントにたった2週間前に通知したそうです😬

そんな調子で、台湾のデベロッパーは一筋縄ではいかない存在なのですが、最近また新たなトラブルの話を耳にしました。とあるショッピング街での出来事です。

このショッピング街はもともとデベロッパーAが所有していましたが、昨年末にデベロッパーBが買収。その後、問題が発生しました。

台北市政府がデベロッパーBに対して、「ショッピング街一帯を一度空にしてから営業を始めろ」と指示したのです😳

つまり、現在入居している飲食店やショップは、内装をすべて撤去しろということです。

しかも、もし撤去せずに既存店を残した場合、売却した側のデベロッパーAに対して1店舗あたり40万元の罰金が課されるとのこと😭

当然デベロッパーAはBに内装撤去を要求しますが、Bは「そんなことをすれば既存のテナントがすべて撤退してしまい、ゼロから集め直さなければならない」と拒否。結果、ショッピング街全体が混乱しているのです。

本来なら2023年6月にリニューアルオープン予定でしたが、この状況で実現はほぼ不可能になりました。

そして一番の被害者は、既に何百万元もの内装費をかけて入居しているテナントたち。彼らは、このままでは自分たちの内装を取り壊されるリスクに直面しています。

台湾に出店する際は、こうした理不尽な事態とも向き合わなければならないのです…😭

デベロッパーの強気な値上げ

台湾では、新しいショッピングセンターや商業施設が建つと、必ずと言っていいほど何かしらのトラブルが発生します。

最後に、最近実際にあった理不尽な事例をご紹介します。

ある会社Aは、台北市の某ショッピングセンターに出店していました。ところがある日、デベロッパーから突然「ショッピングセンターを改装する」と通達がありました。

仕方なくA社は同意し、工事のためにお店を閉めることに。改装が始まれば3〜4ヶ月は営業できません。幸い、今回はデベロッパーが勝手に改装を決めたため、その期間の家賃は発生しませんでした。これで家賃まで請求されたらかなり理不尽ですが、台湾では十分あり得ます😂

ところがその後、デベロッパーはA社に対して家賃の値上げを要求してきました。しかも少しの値上げではなく、なんと1.5倍〜2倍です。理由は「フロアが改装されて綺麗になるから」というものでした。

A社はこれを機に移転を検討しているそうです。もともとこの店舗の売上はそこまで良くなかったらしく、今回の件をきっかけに撤退できればむしろラッキーかもしれません。

しかし、売上が好調なお店にとっては最悪の話です。

まさに Welcome to Taiwan ですね😎

leo

ちなみに改装は予定では5月に終わる予定だったらしいのですが、7月になりました(苦笑)

お店をしたら必ず想定外の事が起きるのを想定する

台湾でお店を経営していると、必ずどこかのタイミングでトラブルが発生します。そのすべてを予測するのは不可能です。

「危機管理」と称してリスクを完全に避けようとするなら、そもそも台湾でお店を出すこと自体が難しいでしょう。

大切なのは「想定外は必ず起きる」というメンタリティを持つことです。何かが起きたら、それをネタに変えてしまうのも一つの方法です😂

想定外は海外ビジネスではつきものです。むしろ、日本があまりにもしっかり管理されすぎているのです😆

今日ご紹介したのは、台湾で起きる「想定外」のほんの一部にすぎません。

みなさんには、普段から applemint lab のブログを通じて海外ビジネスのメンタリティを学び、想定外に備えていただければと思います。

以上、applemint代表 佐藤からでした!