台湾の居心地の良さ

みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は台湾の居心地の良さみたいな事について書こうと思います。
すごく前のクーリエジャポンの記事に、台湾は駐在したら離職する人が一番多い国のような事が書かれていました。
実際僕の周りにも日本へ帰国を命じられた際に、会社を辞めて台湾に残る事を決意した人や、駐在の延長を本社に対してお願いした人が多数います。
なぜ多くの日本人は台湾に残りたいのか?
それは台湾が住みやすいからだと思います。では、なぜ台湾は住みやすいのか?
例えば駐在員の人ですと、給与の割に物価が低く、日本食へのアクセスも良くて、飲み会後タクシーで帰れるといった事が挙げられます。

その他にもあるでしょうが…
では、僕はなぜ台湾にこうも長く住んでいるのか?もちろん、ビジネス的な理由はありますが、僕も台湾は住みやすいと感じています。
結論から言うと、その理由は自分が自分でいられるからかなーと思っています。
今日は僕が最近ふと感じた、台湾を住みやすいと感じる理由についてお話をします。
肩の痛みからアルコールを減らす

話は少し遡りますが、僕は2022年の7月に肩の痛みから解放されるために、首のヘルニアを手術しました。
肩が痛くなったのは急ではなく、元々2021年からかなり痛みを感じていました。
その後病院で診てもらって1年以上痛み止めを飲み、遂に限界を感じた 2022年の7月に手術を決意しました。
肩が痛み始めたのが2021年で、それから数ヶ月後にアルコールを飲むと睡眠の質が悪くなって肩がより痛む事を理解した僕は、会食や飲み会の数を劇的に減らしました。
ビジネスって人の繋がりで広がる事が多いので、本来社長の大事な仕事の一つに会食がありますが、アルコールを飲むと本当に肩が痛くなるのでこの頃は本当にアルコールが怖くなりました。
元々そんなに積極的に飲み会に行くようなタイプではありませんでしたが、飲み会がなくなり仕事に影響するかなーと思ったら思いの外影響しない事がわかりました。
駐在員はそもそも2-3年で日本へ帰る

台湾で日本人としてビジネスをすると、どうしても日系企業との取引が多くなります。
中には日本人とのビジネスを避け、日本人にあまり会わないようにしている人もいますが、ぶっちゃけそういう企業さんは見ていてあまりビジネスが成長しているように思えません。
別に台湾で日系企業とビジネスをすればビジネスが成長するわけではありません。
ただ、ターゲットになりうる潜在顧客をあえて外す必要性は全くなく、外せば当然その分売上は増えません。
話を台湾にある日系企業との取引に戻すと、台湾で日系企業と取引をする場合、相手は駐在員になる場合が多々あります。彼らと会食をすると取引がスムーズに行くことは想像しやすいと思います。
僕の知り合いのやり手経営者は、現駐在員と2-3年後の後任者を巻き込んで、後任者が日本にいる時から会食をして取引を継続しています。
ただ、飲み会が少し怖くなってしまった僕は会食が中々難しくなり、以前は顧客になった企業の方には一回は自分から誘っていましたが、誘わなくなりました。
その結果どうなったか?
別に大丈夫でした。あと、同じ会社でも駐在員が変われば変わらずにお問合せが来る事も理解しました。駐在員は2-3年に一回は変わるので、2-3年に一回は関係がリセットされるという事です。
台湾の人はあまりアルコールを飲まない
知らない方のためにお話をすると、”台湾” はアルコールの摂取が決して多い国ではありません。
実際のデータはありませんが、台湾人は台北市などの大都市でも車やバイクを使った通勤が多く、平日仕事終わりにお酒を飲む機会が日本人と比べて少ない気がします。

日本は車社会の地方でも平日割と飲んでそうですが….文化ですかね?笑
あ、ただ台湾は飲酒運転の規制が少し緩く、地方だと未だに飲酒運転をしている人は結構います…
何はともあれ、飲む人が少ない国にいると、人々は”飲まない”事に対して寛容的になるんじゃないか?って少し思っています。
例えばカタールは宗教上、国民の大半はアルコールを飲まないのですが、街中でアルコールにあまりアクセス出来ないと、いざアクセスできた時も人々はそんなに飲んでいなかったように思います。
同じように、台湾というアルコールを消化する人があまりいない国にいると、会食や付き合いを除いてはアルコールに対して寛容的になるのではないかと思っています。
海外だと自分でいれるのでは?

ここまで僕は、台湾でアルコールをあまり摂取できなくなった話をしてそれが台湾で住みやすい事ととどう関係しているのか?と思った人も多いと思います。
アルコールをあまり摂取しなくなって思ったのが、台湾にいるとなんか人の目を気にしなくていいのかなーって思いました。
どういう事かと言うと、日本で会社を経営していたらどうしてもお付き合いで飲む機会は多くなっていたと思います。
実際、出張で日本へ行くとここぞとばかりに飲み会に参加します。別に僕も嫌いではありませんが、健康第一になったので最近は少し怖かったりします。
ただ、日本にいると断れない気がすると言うか、友人からの誘いもありますし、ストレスもありますし、人の目を気にして競争心が働く気がします。
なんと言うとか、ベジテリアンの人が日本の田舎で暮らすとちょっと過しにくい感じと似ているかもしれません。
それが台湾だとなんかもっと身軽な気がするんですよね。台湾で驚くほどアルコールを摂取しなくなった自分がいて、でもそれでもそれなりにやっていける自分に気付きました。
今日の文章は色々飛んで、尚且つアルコールと台湾の居心地のよさみたいな、よくわからない感じになったかもしれません。
ただ昨日久しぶりに友人とお酒を飲み、最近あまり飲まない自分に対して、人の目を気にせず自分のありのまま好き勝手出来るのが台湾に住み続けている理由なのかなーとふと思ったので共有してみました。
それではまた!