【台湾での売り方】超頭いい台湾ならではのオンライン活用販売
みなさんこんにちは、applemint 代表の佐藤 (@slamdunk772) です。
今日は表題の通り、最近聞いためちゃくちゃ興味深い台湾ビジネスのお話と、その話から見えた、台湾での適切な売り方についてお話をしたいと思います。
普段ならこういう話は有料記事にしますが、今回は特別に公開したいと思います。台湾での販売に困っている方は、結構参考になる内容だと思っています。
また、この記事が面白いと思った方は是非 applemint lab への加入をご検討ください😺
というか、台湾で一緒に面白い事をしたい!とか、台湾で少し真面目な、学べる日台交流に興味がある方は、是非ご参加ください!
一緒に台湾で面白い事をするメンバーが欲しいんです(泣)
直近は9月24日に以下のイベントを予定していて、ビーチクリーンと規格外の野菜販売をそろそろ再開したいと思っています!
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applemint 代表佐藤が台湾で実験した/聞いた/見た一次体験をメンバー限定で公開!月に一回のワークショップやオフ会もあり!applemint 代表佐藤が考える台湾の面白い事に一緒に参加しませんか?
それはともかく、ブログの本題に進みましょう!
台湾の有名ブランドの中古品販売の売り方
先日 YouTube で、台湾で中古品を販売されている、関原さんという方と対談をさせてもらいました。動画は結構好評で、僕みたいな雑魚YouTube チャンネルでなんと100回以上再生されています!(笑)
この関原さんとこの前、またお話しする機会があったのですが、その時に有名ブランドの中古品の台湾での販売の仕方がめちゃくちゃ面白かったので共有します。
ちなみに、みなさんは有名ブランドの中古品って、どのように売っていると思いますか?店頭販売?ネット販売?はたまたオークションで販売?
上記の動画では、有名ブランドの中古品は、絶対どこかに販売ルートがあって、その販売ルートを確保することが大事だ!みたいなお話をしました。
ただこの動画では一つだけお話しをしていない販売方法があるんです。それが今回お話ししたい内容で、ここ数年で台湾で流行っている販売方法です。
ずばり答えは、ライブコマースです。ライブコマースと言えば、中国が有名なイメージがありますよね?しかした有名ブランドの中古品販売に関しては、台湾もライブコマースはかなり効果的だそうです。
では実際にどれくらい売れるかと言うと…その金額は lab のメンバーだけにこっそり教えるかもしれません(笑)とにかくめちゃくちゃな金額です。
関原さんがお手伝いしている会社さんは、インスタや YouTube のライブ配信を駆使しています。ただ、これは何も関原さんがお手伝いしている会社に限らず、有名ブランドの中古品を販売する会社さんはほぼみんな、ライブコマースを積極的に取り入れているようです。
関原さんいわく、台湾でのライブコマースの売れ方はちょっと異常だそうです。
台湾でライブコマースが売れる理由を探る
マーケターは何かが売れた時、その理由を探る必要があります。台湾で有名ブランドの中古品がライブコマースでこんなにも売れる理由はなんでしょうか?
売れる僕の仮説は、販売業者が「顔を出しているから」 だと思っています。
コロナウイルスで外出が難しくなった過去2年間、日本ではオンラインでの詐欺事件が増えたそうです。オンライン上には巧妙な詐欺サイトがいくつもあります。
僕の某クライアントは、台湾で詐欺サイトを今までに3〜4つ見つけました。それらの詐欺サイトは、クライアントの画像を無断で使い、価格を半分や定価よりも安く売っていました。
また、僕の友人は Facebook 広告を通じて購入した商品が全く届かず、以後は Facebook 広告を一切クリックしなくなったと言っていました。
日本の方には理解しづらいかもしれませんが、台湾はみなさんが思っている以上に詐欺サイトやオンラインの詐欺が存在します。なので、台湾の人は日本人の人が思う以上にオンラインでの購入を警戒すると思うといいです。
ではライブコマースはどうか?
ライブコマースでは、実際に存在する人が、顔を出して商品を売ります。ライブを見ている人は、ライブ配信中にいくらでも配信者のスクショが撮れます。
もちろんライブ配信者が海外から配信して消費者を騙す場合はありますが、顔を露出する分、配信者側はリスクが伴います。従って、ライブコマースで消費者を騙すのは少しリスキーです。
消費者もそれを理解して、割と安心してライブコマースで購入しているのではないかと僕は推測しています。
もちろん、ライブコマース配信者のおしゃべりがうまいのも、販売が好調な理由の一つでしょう。また、有名ブランドの中古品は、毎度仕入れる商品が異なるので、ライブコマースの度に違う商品に出会えるワクワク感もあります。
しかしながら、冒頭でも書いたように、本来台湾では偽物が多い有名ブランドの中古品が、ライブコマースでこんなにも成功している根底にあるのは、「顔を出して」台湾の消費者に信頼を与えているからだと思っています。
企業は積極的に顔を出すべきではないか?
今回関原さんの話を聞いて僕が思ったのは、企業は積極的に顔を出すべきではないか?という事です。特に、台湾に進出して間もない企業は、もっとスタッフや代表者が積極的に顔を出す必要があると思っています。
台湾に進出して何十年も経つ、SONY や HONDA みたいなブランドは今更企業の人が顔を出す必要性はあまりないと思いますが、進出したばかりの企業は、するべきだと思います。なぜなら台湾の消費者からすれば、台湾に進出したばかりの企業はそもそも本当にちゃんとそこで人が働いているか、まずは疑うからです。
顔を出すのは正直リスクです。僕も YouTube を2019年に始めてから所謂クソリプみたいなのはちょくちょく来ますし、裏で僕の悪口を言っている人がいる事も知っています。換日線という台湾のメディアにコラムを書くと、批判もされます。
出来るなら顔を出さないのが一番です。しかし僕みたいな弱者は顔を出してリスクを取っていかないといけないと悟り、それ以降は顔を出しています。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ってやつです。では、そもそもライブ配信で販売するために必要な視聴者はどうやって集めればいいでしょうか?
Facebook やインスタグラムの広告をしてください。広告をすれば自然と視聴者となってくれるフォロワーは割と集まります。
この話は何も有名ブランド品や、アパレルなどライコマースが向いている企業だけに限った話ではないと思っています。通販企業や対消費者向けに商売をしている会社も、たまにはライブ配信をしてみてはどうでしょうか?
ライブ配信を通じて、どんな人が企業で働いているのか顔を見せ、それは台湾の消費者の安心感に繋がり、売上につながるのではないかと思いました。
以上 applemint 代表佐藤より、台湾での売り方についてでした!
僕も今後もう少しライブ配信をしようと思います!