スタートアップと初期に付き合うメリット
こんにちは、applemint 代表の佐藤です😎
今日は自分自身の体験を基にスタートアップと初期に付き合うとどんないい事があるかというお話をしたいと思います。
人は何かサービスや商品を頼む時、何を基準にメーカーやブランドを選ぶでしょうか?ある人にとっては価格が大事ですし、ある人にとってはブランドイメージが大事でしょうし、ある人にとっては品質が大事でしょう。
スタートアップは認知度がゼロからスタートするため、ブランドイメージを大事にする企業には相手にされません。ブランドイメージを大事にする会社は通常大企業です。
例えば大企業が広告代理店にお仕事を頼むのであれば、「とりあえず、電通さんや博報堂さん、サイバーエージェントさん、Ogilvyあたりに仕事を任せれば大丈夫でしょ」、と考えるでしょう。
よっぽどサービスの価格が激安でない限り、大企業が信頼ゼロ (ブランドの知名度ゼロ)の広告代理店やスタートアップを相手にする事はほとんどありません。
担当者次第では、スタートアップにチャンスがある場合も…
ただし相手の実力が理解出来れば、実は初期のスタートアップにお仕事を頼む事はめちゃくちゃメリットがあります。「この会社はいい」と思ったスタートアップがいたら是非検討してみてください!(僕らでなくていいですよw)
このお話の背景
先日ある方からインスタ DM をもらいました。聞けば彼女は僕のコラムを通して僕の事を知ったらしく、今度会社を立ち上げるから一緒に何か出来たら嬉しいというメッセージでした。
僕は彼女にどんなサービスを始める予定なのか聞いた所、彼女は「動画制作」と答えました。少し興味があったので、彼女にサンプルを見せてもらった所、中々の出来栄えでした。
これは是非ともサポートしてあげたいと考え、僕はその時にふと、「そういえばスタートアップにお仕事を頼むとかなりメリットあるなー」と思い出し、このブログを書く事にしました。
メリット1. 2-3倍の恩を感じてもらえる
大抵のスタートアップは最初お客さんの獲得に苦しむと思います。僕らがそうでした。前章でお話しした彼女が現時点でどれだけのお客さんがいるかはわかりませんが、顧客はいるに越した事はないと思います。
では顧客がゼロの時に一人目のお客さんになるのと、顧客が100人いた時に101番目になるのではどちらの方が重みがあるでしょうか?前者です。
僕らでいうと、KARADA factory さんが前者に当たるのですが、僕は KARADA factory さんには他の顧客の何倍も恩を感じています。その結果、必要以上の事をする事は度々あります。
もしも僕らが成長したらこの恩はもっともっとデカくなって帰ってくると思っています。
メリット2. 価格を上げづらい
スタートアップは初め信頼されていないので、割と安い価格でスタートする事が度々あります(BtoBの企業の場合)。その後サービスの品質向上や知名度、プライシングに対する適切な理解を経て、適正価格になっていきます。
ただし、既存顧客に対する値上げは非常に難しいです。きちんとした説明が必要です。BtoCの企業さんなんかはこの辺日々頭を抱えていると思います。また、初めの方にお客さんになって頂いた企業には恩もあるので、正直価格を上げにくいのが本音です。
その結果、僕らでは既存顧客に関して言うと、価格をほとんど上げていません。上げてないと言っても新規お客さんとめちゃくちゃ価格が違うかというとそういうわけではないのですが、既存顧客は少しばかり得をしています。
メリット3. 他の企業より頑張る
最後のメリットは他の企業より頑張るです。スタートアップと言っても3-4年目になるとちょっと違うかもしれませんが、少なくとも1年目のスタートアップはもらった仕事に対してかなり頑張ります。僕らがそうでした。
例えば僕らはその当時に頂いたウェブサイトの分析のお仕事とか必要以上に頑張りました。お仕事が少ないっていうのもあるのですが、仕事のありがたみを倍以上感じるので頑張っちゃうんです。
その結果、かなり丁寧なお仕事を割と破格な価格で提供しちゃった思い出があります😅
今も当然ありがたみを感じて他の企業より頑張りますが、現在は他のお客さんもいるので、サービスによってきちんと時間を規定し、リソースの分配をおこなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?僕らはこれらのメリットを身をもって体験したので、僕らはインスタで僕に DM をくれた子に対して最初のお仕事を何か発注してあげればなーと思っています。